1Q84

・1Q84  BOOK3  村上春樹(新潮社)

一月近くかけて読んだ。最後はよかった。
うちののんちゃんと最近読んだ本についての話をしていて

空気さなぎは、四次元と三次元、あるいはもっとほかの世界をつなぐ、通路のようなものなんだと思う。
という自分の感想を言ってみたら、
「そうかもしれないわね」としばし考えた後で、「でもそれは男性の通路であって、女性の通路ではないわね」
と答えが返ってきた。

確かに。

ここでわたしは四次元ということばを、物質界に対置する心の中の世界。
と言うような意味合いで使っているが、まず心の中に作られたものが、次の段階として物質界に生み出されるーと言う順序のようなものを考えた場合、女性にはわざわざ「空気さなぎ」を使う必要性はぜんぜんない。

産めばいいから。

男性と女性はネガとポジが反転しているよう。

男性は現実の上にロマンを構築し、女性はロマンの中に現実を手繰り寄せようとしている。

わたしたちは、その一種脳梁的な、長~いトンネルの真ん中で、出会うようにできているに違いない。

・王様ゲーム         金沢伸明 (双葉社)

モバゲータウン(携帯小説などの無料でさまざまなエンターテイメントが楽しめるサイト)で閲覧数1700万突破の、大ヒット超絶ホラー小説。
とうもろこし一号の野球少年団で、大ヒット。
ぐるぐると回し読みされるその本を、とうもろこしの横から取り上げて読んでみました。

とある学校のクラスに、王様からのゲームの指示メールが届き始める。
従わないものにはつぎつぎと罰が下される。

キスとか性交とか、年頃の男の子が好きそうな命令がさくっとあり、その罰が首吊りとか、失血しなど、すさまじいもので、そうでありながらゲームの説明は一切ない。

そしてだんだんみんな死んでしまうのだが、壮絶な状態でありながら、あんがい執着なくさらっと死ぬ。

バトルロワイヤルに似ているけど、熱いものとか、滾るものが感じられないのがとても不思議。

さわやかな、八墓村みたいなのだ。

でもおもしろく、一気に読んでしまった。残念なほどおもしろい。このおもしろさは、なんなんだろう。
もうちょっと良く考えてみよう。


・知らないと恥をかく世界の大問題   池上彰(角川SSS新書)
by terasumonnmoku | 2010-08-23 18:04 | 読書 | Comments(0)