人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

artandlove☆もんもく日記2

偲ぶ会

夫の母校の同窓生の方々が主催された、故人を「偲ぶ会」に、彼の両親、息子ともどもご招待いただき、先日東京に行ってまいりました(^○^) 

お忙しい中、全国から集まってくださった31名のあたたかい思いに、胸が熱くなります。

生前の夫は、滅茶苦茶に面白い人だっただけに、
会場では思い出の写真とともに、たくさんのびっくりエピソードが披露され、
爆笑の渦が何度も沸き起こりました。

帰って実家の父である、星王子にそう話すと、「ありがたいね。そういう場で笑いが起こるなんて、みなさんがほんとに一生懸命考えて、企画してくださったんだね。」と喜んでくれました。

わたしと夫の付き合いはとても古いので、結構な数の方々が顔見知りであり、なかには夫の犠牲となってわたしのとんでも女優デビューに付き合わされたり(彼はわたしの出るすべての舞台を見に来てくれていたし、なぜか一人では来られない人だったので、おそらく犠牲者は一人や二人ではなかった気が(ToT)/~)、よりによって学生生活の中で最も忙しい時期に、雪まつりの雪像づくりに駆り出された方々もいらして、

「あの時は大変でしたー」的な話もあり

冷や汗がでましたw( ̄o ̄)w

その節は、大変なご迷惑をおかけし、まことに申し訳ありませんでした(泣) m(__)m

父親の死、そのものが受け入れられないとうもろこしはナーバスになり、
その前の週から労災関係の手続きが佳境に入っている私とともに、胃が痛むような状態で会場に行ったのですが

在りし日の夫と、みなさんの思いに包まれて
おかげさまで、しあわせなひとときを過ごすことができました。

「偲ぶ会」で描いてくださった生き生きとした父親像は、とうもろこしの中で新しい力となり、これからの人生を生きていく、大きな支えになってくれることでしょう。

「悲しかったけど、父さんが今にも動き出しそうで、生きているみたいだった。」
と、とうもろこしは、後で感想を述べていました。

写真を見せていただきながら、設計図をひいて、実に楽しげに電気炉を作っていた夫の様子や、何日も眠らずに、夢中になって実験し続けていたこと。

お金がなくて、いつも研究室でごはん(だけ!)食べていたことや、ビーサンならぬ便所サンダルで、飛行機に乗って学会会場に行ってしまったこと。

きれいな実験結果が出たときの、うれしそうなようすを思いだし

涙しました。

かなうことなら、彼の望む環境で、思い切り研究や教育をさせてあげたかった。

なにもできなくて、残念です。

それにしても大切な仲間であった夫の死は、みなさんの中にも、とても重いものを残したに違いないのに、
あんなにすばらしい会を開いていただいて、
そしてその会をとても賑やかなものにしてくださって、ほんとうにありがとうございました。

わたしたち遺族を気遣い、みなさんが思いを込める場に招いてくださったことに、深く感謝しています。

おかげさまで、夫の両親も、とうもろこしも、そしてわたし自身も、少しづつ元気を取り戻してきているようです。

それだけではありません。

みなさんの思いは、生きている私たちだけでなく、亡くなった彼にも届いているはず。

どこかで、あのいつもの、少し照れたような顔で、笑ってくれているような気がしませんか?

照れ隠しに、あの妙に面白い間で、変なことを言っていたりして。

素晴らしい一日を、ほんとうに、ありがとうございました m(__)m
by terasumonnmoku | 2012-07-10 21:47 | Comments(0)

スピリチュアルアーティスト/セラピスト/時々社会活動 前過労死等防止対策推進委員。勝手に自死防止活動推進中。スピリチュアルとリアルをアートで融合し、人の繋がりの力で新しい世界の創造を目指しています。

by terasumonnmoku