ナム・ジュン・パイクのうた。過去と現在が交錯する。

身体が豆腐のようになってしまったので、ゆるゆるランニング部に初参加。

ぽつぽつとオレンジの灯りのともる夕暮れの公園を、話ができるスピードでみんなで走る。

子供のころ、遊びすぎて真っ暗になり「またお母さんに怒られる!!!」と焦りながら家に帰ったときの気持ちを思い出した。

あったかい窓の灯りや、食事の匂い。
なつかしい。
(なぜか友人の秋田在住のみつこちゃんと一緒に走った!みつこちゃん、会えてうれしかったよ♪)

その前日は、思い立ってベラルーシ家庭料理の店に行ってみた。

何年もベラルーシと日本を行き来して生活しているというご主人に、ベラルーシの魅力について尋ねると、ロシア語のガイドブックを見せてくれた。

田舎の風景が、ラピュタっぽい。
手作りのデズニ―シーのような不思議な印象。

庭園の木の感じが、タルコフスキーの「ソラリス」に出てくる池のほとりに似ていますね。
と感想を言うと、ご主人の目がぴかっと輝き、ソラリス撮影の裏話や、マニアの語るタルコフスキーの魅力のほうに話題が振れた。

もともと彼がロシア圏に興味を持ったきっかけは、タルコフスキーの映画だったのだそうだ。
なにがひとの人生を変えるか、ほんとにわからないなあ。

そんな話をしていた時、たまたまやってきたメキシコ系の男性は、わたしが以前住んでいたカルフォルニアのサンタバーバラ出身だった。

当時通っていたシティ・カレッジの話をし、ヒスパニック系のクラスメートとのパーティが楽しかったというと、そうそう。と彼はいい、こんどその店でタコ・パーティをするので、遊びにおいでよとご主人に誘われた(笑)ベラルーシ料理の店だが、その日はメキシコ料理になるのだそうだ。

その前に行ったタンゴライブでは、友人の似顔絵作家うめももちゃんの師である舞踊家の小山先生に会い、かつてわたしが熱狂的に好きだったナム・ジュン・パイクという韓国系のアーティストの話で盛り上がった。

好きなあまり、ナム・ジュン・パイクの歌を勝手に作って、友達の前でしつこく歌い続け、大変嫌がられた話をすると、すごく受けて、

かつて東京で彼の個展(小山先生は当時美術展のプロディユースをしていたらしい)にかかわった際、パイクにおにぎりを食べさせた話をしてくれた。

過去と現在が交錯する感じが、たまらなくおもしろい。

小山先生は草間弥生のはじめての大規模な個展にも関わったそうだが、きっかけが当初企画したマイヨール展がぽしゃった代わりの代打だったのだそうだ。

マイヨール(アリスティッド・マイヨール。彫刻家。この人の彫刻は感動もの。大地の母って感じです)の代わりに草間弥生なんて、路線が違いすぎませんか?
というと、

そうよねえ。
と小山先生は無邪気に笑った。

生命力という点では共通する部分があるのかもしれないが、不思議なチョイスだ。

マイヨールを持って来たいほかの人に、当時はそれほどビッグネームでもなかった草間弥生を押して、しかもそれを通しちゃんなんて、すばらしい勇気だと思う

でも、おかげでわたしは、その日本で最初の草間弥生展を見て、彼女の本を読み、草間Tシャツを着て一人で悦に入って歩けたので(当時は誰の共感も得なかったが)よかった(笑)

ナム・ジュン・パイクの歌が聞きたい人は、わたしに会った時にリクエストしてみてね。

でもこの間リクエストされた時には、恥ずかしくて歌えず(なぜ?)かわりに、妹にいつも聞かせていた「グリコーゲンのうた」を歌ってしまいました。
c0195362_1158868.jpg


パイクの作品。PRE-BELL -MAN。ウィキペディアから画像を借りました!
by terasumonnmoku | 2012-11-11 11:49 | アート | Comments(0)

宇宙真理哲学講師、らくがきすと、即興ピアニストぷらす社会活動家(過労自死遺族当事者)働くことから世界を変えるをモットーに、さまざまな活動をしています。合言葉はREBORN.大事なのは、生きることだ!


by terasumonnmoku
カレンダー