2013年 03月 28日
国分町駆け込み寺LIVE~路地裏の燻った正義
「国分町駆け込み寺LIVE」の勝手レポートです(^○^)
たびたびこのブログでも書いてきた、日本駆け込み寺の玄秀盛さんが、仙台で立て続けに講演されることになり、その弾丸ツアーの一角として企画されたこのライブ。
以前息子のとうもろこし一号とでかけた新宿ロフト版と違うのは、主催が仙台在住の三人の30代?男子だということ。
準備ミーティングにも出たのですが、ものすごく決めごとがゆるいのです(笑)
その場で決まったのは、集合時間だけ。
イベントって、そういうものなんでしょうか?いや、(このチームでは)はじめてだから?
やる気満々で時間に集まり、案内看板に矢印を書いたりして、お客さんを迎える準備をします。
ゲストの福島を中心に東北で活躍するモデルの植木安里沙ちゃんのあまりの可愛さに、つい夢中になって遊んでもらっているうちにわたしは完全に出遅れ、
気づいた時には控室で、主催の皆さんとともに主役の玄さん、辻本さん、書家の高野こうじさんと一緒になっていたのですが
その時の広さ6畳ほどの空間の狭かったことといったら、ありませんでした。
玄さんたちのオーラ(気といったほうがいいかもしれない)が充満し、手で触れそうで、思わず隅っこに寄ってしまった。
玄さんは、相談にのっていただいたときとも、ステージの上とも違っていて
ものすごく目つきが鋭かった。
後の打ち上げで、彼が現在の様に変身する前、銀座で豪遊していた頃から知っていた方にお会いしましたが、彼女によると「今はずいぶん表情が優しくなりました」そうで
以前はどれだけ怖かったんでしょうか。。。。。
でも同時に「昔から変わってない」ともおっしゃっていたので、ものすごく怖かったころから、きっとものすごく優しくもあったんだろうなあ~
人生ですねえ。。。。。
肝心のライブは、主催者の田中君が、ミーティングで宣言していた格好じゃなかった点だけが残念でしたが(着物で、ポップなメガネの予定ーかっこ悪いという結論に達したのだそう(T_T))
主催者の皆さんの真面目な明るい感じと、玄さんのディープでつい枠を突き破りそうになる危うさとの対比が絶妙で、
変化する今、をリアルに生で見ているよう。
誰かのために何かしたい、という思いと、実際に行動を起こしている。ところは共通だけれども、
それぞれの見ている世界も、立ち位置も、全然違う。
そこがすごくいい。
こういう感じって、きっと「今」しか味わえないものなんだろうなあ。
前述の打ち上げで、玄さんとすこしお話をさせていただきました。
「悩みの中に魂の輝きがある」というライブのなかの一言に、感銘を受けました。
というと、「悩むのはいいことだ」と、玄さんはおっしゃいました。
「あんたにも悩みはあるだろう?」
と聞かれ、でも少し考えてしまった。
個人的には、問題は抱えているけど、悩みはないかもしれない。
苦しみがあるときは、身体が変形するほど真剣に苦しんでいるし、苦しみが一段落して、当面の問題があきらかになったときには、もうそれを解決するために走り回っているので、ちょうど、悩みーという語感から想像し得るものが思いつかないのです。
悩みって、世界が自分の思うようにならないところからきているような気がする。
自分の問題を整理しないで、ずっと抱えていると悩みになるような気がする。
と、考え込んでいると「そこで考えるようじゃ、まだまだだな」と言われました(笑)
その時玄さんの中にある、とても深いもの(決意のような)がダイレクトに見えた気がして
感動してしまった。
今まで何度か、エイズだと思って死を覚悟した時、自分には5人の人間を道連れにしようという思いしかなかった。という玄さん転換期のエピソードを聞いたことがありましたが
それかもしれない。
玄さんはきっといまも、死に直面してさえ人を殺すことしか考えられなかった自分を救おうとして、
実際に救い続けているのかもしれない。
ネガからポジに向きを変えた苦悩が、ダイナミックに他を変容していく。
その瞬間を、ダイジェストで見せていただいたようで
じーん。としたのです。
じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん(ToT)
この世界は素晴らしい(T_T)
この企画に関わられたみなさま、ほんとうにありがとうございました。