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artandlove☆もんもく日記2

緊急臨時院内集会に参加しました。

過労死防止基本法の、今臨時国会での成立を目指す機運が高まってきた!
ということで全国過労死を考える家族の会の寺西代表からお声掛けいただき、
ちょうど秋休みだったとうもろこしと、ふたたび永田町に出かけてきました。

一日だけ参加したロビー活動は(ほかの皆さんは前日からのローラー作戦(T_T))、
台風26号が上陸した日で、実家もよりの駅の電車は全線がストップ。
駅にはどっさりと通勤の皆さんが詰めかけ、改札の中にも入れません。

バスと徒歩で隣の駅に移動し
大変複雑な経路で永田町に向かうことに。

久々のすし詰め、ノロノロ運転の電車の中で、
隣の男性の携帯のニュースをチェックしたり
(覗き込んだわけではありません!動けないので見えちゃったのです。)、
満員電車の中で、恋人と思しき女性をしきりにかばう男性に、
がんばれ~!
と心の中でエールを送ったり、
周りのひとのあくびに、点数を付けたりしながら、
通常の3倍以上の時間をかけて、衆議院議員会館に到着。

入口で出会った、同じ過労死遺族の方が
「こんな日に、わたしたちなにやってるんだろうね」
と腰をさすりながらおっしゃったので
「歴史を変えようとしているんです」
と、ぼろっとすごいことを言ってみたり。(ま、気持ちだけは・笑)

とうもろこしともども、過労死家族の会の全国の代表の皆さんと、
過労死弁護団の先生たちと、力になってくださっている議員さんに会いに行きます。

今回はほかに、新しく自民党から議連の世話人になった丸川珠代議員と、みんなの党宮城の林議員、にお会いし、事前準備が間に合わなくてご本人にはお目にかかれませんでしたが自民党の土井議員、同じく自民党の野田聖子議員のそれぞれの事務所に、書類を持ってご挨拶に伺いました。

前回、前々回の活動では、家族の会の皆様の後を、金魚の糞の様について歩いていただけでしたが、
今回は自分でアポを取って、少しは行動できたので
じゃっかんは進歩したかもしれない。

最近周りに、豪傑のような女性(素手で銃撃戦を止めた逸話をお持ちだったり!!)が、
たくさんいらっしゃるのですが、
一緒にいるだけで、わたしにもちょっと豪傑成分が、注入されてきたかもしれない。

と、細い糸をたどって、野田聖子議員の事務所に
電話で突撃アポを取っているときに思いました。

それを見ていた母に、「政治家にはなるんじゃないよ」
とくぎを刺されましたが、どうしてみんなそういうことを言うんだろう。

元来わたしは、何の役にも立たないことを、一生懸命にやるのが好きなのです。
向いてもいないし、夫のことがなければ、こういうことは絶対していない(断言)。

ところで、この豪傑のような皆さんの共通点は、
全員がご自身の利害のためには行動していない。ということです。

利害関係があると、思い切ったことはしにくいということなのか
もともと女性のほうが、命の尊厳を守るというような、抽象的でありかつ本質的な問題に対する実行力があるのか。

その辺は謎ですが、みなさんにくらべると、わたしなんて、
まだ卵の中にいるようなもの。というのは間違いなく、
そういう方々に出逢えたことが、ほんとうにうれしいのです。
世界は広く、まだまだ知らないことばかり。

翌日は過労死防止基本法の今国会での制定を目指す緊急臨時院内集会で、
46名定員の会議室には、130名もの関係者が集まり
それはそれは大変な熱気でした。

長い会議用のテーブルに、共産党、自民党、民主党、社民党、みんなの党、公明党、そして山本太郎さんがずらっと並んでいるのを見るだけで壮観で、例え思いの熱さは違ったにせよ、そこにいる全員が同じ問題を共有していると思うだけで、感動です。

その政治家の方々に、25年の長きにわたって働きかけ続けてくださった過労死を考える家族の会や
過労死弁護団のみなさん。過労死防止基本法制定実行委員会委員長の森岡先生(関西大学教授)のたゆまぬ思いや努力を想像するだけで、胸が熱くなります。

過労死防止基本法は、これから各党に持ち帰られ、党ごとに案が検討され、
議連内部で再度摺合せが行われ
更にそれが国会に提出されたのちには、経済系の議員さんに叩かれ、
厚労系の議員さんにまるめられと、
数々の試練を潜り抜けてゆくのだそうです。

まるで障害物競走の様に。

どうか、この基本法が、骨子案を損なわれることなく、最後まで走り抜けて行けますように。

労働規制緩和が粛々と行われようとしている今だからこそ、この法律は必要なのだと本当に思います。

集会の後、委員長の森岡先生と衆議院議員会館の地下にあるタリーズで
遅いお昼を食べました。

風邪をこじらせ、ようやく復活したばかりの先生は
疲れたお顔で、クロワッサンをカフェラテで流し込みながら、
これからテレビ局にコメントをしに行くんです。とおっしゃっていました。
この日は、講義を休講にして、参加されたのだそうです(T_T)

家族の会の東京代表の中原さんは、議員さんや秘書さんに配る
珍しい黒豆の枝豆(数キロはありそうな)を
議員さんに猛烈な勢いで働きかけ、資料を作成する合間を縫って二日がかりでゆで、
持参されていました。
「こういうものがよろこばれるのよ」
その説明の合間にも、次々にかかってくる電話や、連絡に追われながら(T_T)

どんな大きな組織も、動かしているのは一人一人の人間で、
ひとがひとに働きかけていくこと、それを生まずたゆまず続けてゆくことで
少しづつでも状況を変えることができるんだ。
ということを
わたしは皆さんと活動を共にさせていただくことで
教えていただきました。

ほんとうに感謝しています。

この法律が一日も早く、成立しますように。

過労死や労働問題が、日本のなかから一件もなくなりますように。

これからは、わたしたちひとりひとりが、今いる場所で、
自分たちの手で、わたしたちの望む社会を、つくってゆく時代なのだと思います。 

一度にひとりができるのは、ほんのちょっとだけだけど
それできっとじゅうぶんなのだと、思います(^○^) 

なにができるか、わからないけど、がんばろー!
by terasumonnmoku | 2013-10-21 21:41 | Comments(0)

スピリチュアルアーティスト/セラピスト/時々社会活動 前過労死等防止対策推進委員。勝手に自死防止活動推進中。スピリチュアルとリアルをアートで融合し、人の繋がりの力で新しい世界の創造を目指しています。

by terasumonnmoku