クリストの宿題。

FBで

O que passou, passou, mas o que passou luzindo, resplandecerá para sempre.
Goethe

何が行われ、しかし、光っていたし、は永遠になります。ゲーテ (翻訳: Bing)

という投稿を見かけ、突然、20年越しの宿題が解決した。
(わたしは疑問に思ったことは何十年でも考え続けていられるのだ。怖すぎる~)

これは、ざっくりいうと、
「何が行われたか、とうことではなく、そこに込められた光が、永遠になります」
というような意味だと思われる。
いろいろな場面で使える、鍵のような言葉。

前にも何処かに書いたと思うが、わたしは、
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「すべての芸術は、うちに永遠を秘めている」
というポール・ヴァレリーの言葉を信じていて、
かねてクリストと言うアメリカの現代アーティストの作品が
ものすごく好きだったにも関わらず、
瞬間芸術という作品の在り方に疑問を持っていた。

それで、彼の講演に行ったとき、本人に
「瞬間的にしか存在できない作品のどこに<永遠>があるとお考えですか?」
と(考えようによっては大変失礼な)質問をしたところ、
「見た人の記憶の体積の中に、永遠が存在する」
という答えが返ってきた。

その答えがずっと気になっていた。
何かが足りない。
納得できない。
 
今日、このゲーテの言葉を読んで、はじめて、積年の疑問が解決した。

島を囲ったり、砂漠に傘を大量にさしてみたり、渓谷に布を垂らしたりすることで
たぶんクリストは地球やそこに住む生命を、祝福し、賛美し、愛を告げる。
と言うことをしていたのかもしれない。
そこに込められたものは、少なくとも彼にとっては紛れもない「光」だった。

だからこそ、難しい幾多の政治交渉にもめげず、こうした大規模の作品を、
大量のお金を集めて次々に実現することができたのだし、
その「光」を顕わす並々ならぬ熱意に共鳴して、
応えてくれた人がたくさんいた、に違いない。
(景気も良かったし、宣伝にもなったのかもしれないが、それにしても大きすぎる。)

作品集を見ていると、ワインボトルのような小さなものから包み始めて、
だんだん規模が大きくなってきたようなので
彼の中の愛と光も、時間経過とともに育ってきたのかもしれない。
よく考えるとこれはものすごく大それた、I LOVE YOUだと思う。
YOU に入るものがとんでもなく大きいからщ(゜ロ゜щ)!!

そして時には国境をまたいで、難しい交渉をまとめたのは、
先ごろ亡くなった奥さんのクロードの功績で
だから現実化したこれらの作品群は、クリスト一人によるものではなく
彼ら夫婦の共同作品ということができるかもしれない。
ふたりの想いの上に、行政側の許可を出した人、お金を出した人、
製作作業に関わった人、これを目撃した人などなどのたくさんの共鳴が重なって
この「囲まれた島」↑のような物語ができていたのだ。
そういうことを考えると、クリストの世界は、夫婦二人の人間的な愛からスタートした、
地球規模の作品群-光の共鳴ということができ
たぶんわたしは、そういうところにもものすごく惹かれていたのだと思う。

なるほどー。そうだったのか。
だから彼の作品が、こんなにも気になっていたんだ。

今日は、満月。
疑問が解決するのに
特別なタイミング(たぶん・笑)ものすごくすっきり!

写真は、マイアミの11の島をショッキングピンクの布で囲った彼の代表的な作品。
「囲まれた島」のプロジェクトです(^○^) 





by terasumonnmoku | 2014-04-15 23:49 | アート | Comments(0)

宇宙真理哲学講師、らくがきすと、即興ピアニストぷらす社会活動家(過労自死遺族当事者)働くことから世界を変えるをモットーに、さまざまな活動をしています。合言葉はREBORN.大事なのは、生きることだ!


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