13.最強の二人

最強の二人  2011年仏・エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 監督・脚本 112min

頚椎損傷で首から下が麻痺した大富豪と、
スラム街出身のドリスという黒人青年の介護人の友情の話。
ノンフィクションで、実話ではドリスは黒人ではなく、マグレブ人。
原題の直訳は「禁忌」。
障害によるタブーを指しているのだともうけど、
この「禁忌」が、「最強のふたり」になっちゃう邦題が
すごくいい。

それにしても、フランス映画は2011年になっても、
映画の中できっちりタバコを吸わせるんだなあ、
と、ちょっと感動してしまった。
ドリスがスラム出身という設定だから
そうなのかもしれないけど。

障がいがあると、障がいにばかり目がいって
その人の人間性にアクセスすること、
心からのコミュニケーションを、
難しくしてしまう時がある。
よくわかっているはずなのに、寄り添おうとした途端、
大事なものを忘れてしまったりするので、始末に悪い。

ドリスが、フィリップの障がいをそのまま受け入れ、
でも障がいがもたらすコンプレックスや、
そのためにフィリップがまわりから受ける理不尽な扱いを
自分も我慢せず、本人にも我慢させず
フィリップに人生を謳歌して欲しいと願い
うざいほど、動いてしまうところに、感動した。
ブラックジョークも、人生の楽しみ方も容赦ない。
それはたぶん、ドリス自身が差別される側の人間だからだ。

深刻になりがちなテーマなのに
最初から最後まで笑えて、
覚えていたい素敵なシーンが、たくさんあった。
これが実話なところが、たまらない。
きっとなんども見たくなる
そんな映画でした( ^ω^ )











by terasumonnmoku | 2015-02-13 21:07 | 映画 | Comments(0)