17.ルーシー

ルーシー  2014年・仏  リュック・ベッソン監督 
      スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン  89min

全体の機能の10パーセントしか使われていない脳が、100パーセント起動したら
ほぼ神に近い超能力者になる。という映画。

これ、結構ほんとの話だと思うんだけど
とんでも映画扱いされてる。

主人公のルーシーはある日韓国マフィアに捕まって
体内に「異常に新陳代謝を更新する新型麻薬」を埋め込まれる。
それが、腹を殴られた拍子に体内に漏れ、ルーシーは徐々に超人に変身する。

映画の中では、20パーセント起動で他者の思念があやつれるようになり、
30パーセントで、物質に干渉できるようになり
と、その超人ぶりも段階を踏んでいるのだが、
20パーセントで他者の思念をあやつれるように、
それはなるだろう。

脳の使える領域が増えるということは
単に、脳の中を流れる電気信号が早くなるだけでなくて
そこに連動して自分の体全体の細胞や、
共鳴する他者の細胞、
だけでなく、やがては世界を構成するありとあらゆる要素と
交信や会話ができるようになることなんだろうとわたしも思う。

ただ、映画と違うのは
人間的感情の喪失と引換にそのような事が起こるのではなくて
幸福感の拡大とともに起こるはずなので
あんなに平板で、不幸そうには見えないはず。

でも確かに、映画同様、今の人間の肉体の仕様で脳を100パーセント起動すると
肉体を維持することは難しいに違いない。
脳の機能や情報は、肉体から感覚刺激のフィードバックを受けて、常に書き換えられているけど
100パーセント起動した脳に対応するだけのフィードバックを
肉体が返せるような気がしない。
肉体以上の「からだ」が必要になってきて
それはもう、目に見えないものになるはず。

なぜそんな自らの能力を持て余すような「脳」をわたしたちが持っているのか
ほんとうに不思議。
この脳を使うために、人間はおそらく十分に進化しない
ネオテニーの形で生まれてきた。
当然生き物としては、
かなりなリスクがあるわけで、あえてそうなったからには
なんらかのメリットがあったはず。

わたしたちがこれから向かう旅の道々には、
もしかしてびっくりするような秘密が隠されているのかもね!




by terasumonnmoku | 2015-03-03 21:00 | 映画 | Comments(0)

生きる意味が見つからないなら、自分で創って育てちゃおう!というブログです。やっていることはさまざまですが、常に生きることに向かっています。

by terasumonnmoku