講演会「ブラック企業から、<総ブラック化>する日本へ」

反貧困みやぎネットワーク例会
わかものの労働問題を扱うNPO POSSE 代表今野晴貴さんの講演


「ブラック企業から、<総ブラック化>する日本へ」

を聞きにいきました。

今野さんは「ブラック企業~日本を食いつぶす妖怪」で大佛次郎論壇賞授賞。ブラック企業対策プロジェクト共同代表で
希望の会でもお願いして、大学の先生の労働問題の相談にのっていただいたことがあります。

とめどなく、変化する日本。その中でどのように、持続可能な社会、よりより日本を創っていくか。

特に非正規雇用において、労働問題が貧困に直結していること。
正社員から非正規雇用への流れが、ますます加速していること。

そのなかで、正社員の置かれた状況も厳しくなっており、
特に若年労働者が労働環境の整っていない外食・ITなどの新興産業企業で
使い潰されていること。

長いあいだ、日本には貧困問題はない。
ということになっていたが、リーマンショック、年越し派遣村(大晦日を期日とした派遣社員の大量解雇に対応し自立サポートセンターもやい、などが中心になって行った、炊き出し・労働相談・生活保護申請などの活動)
を契機に、国が持っていたデーターを出すようになった。
認識はあったが、意図的に隠されていた。

また、労働問題に関しても
どのような就労の要件によって身体的精神的に危機的状況が起こり
どうすれば回避できるのか。などの調査研究には
お金が降りない仕組みになっていることなどを聞きました。

それはそうだろうな。

だから今起きていることは、今始まったわけではなく
ないことにされていた様々な問題が
吹き出してきている。
ということになるのでしょう。

そのなかで、どう生きるか。

労働問題は国の規制では規制しきれない。
規制は必要で、そのための運動はしていくにせよ
最終的には労使関係で解決していくしかない。

具体的には、ちゃんと機能する組合を作る。
というようなことになってくる。
ただ、現時点において、組合を作ったり、会社と交渉したり
必要とあらば裁判を起こしたり
という行動には、かなり当事者に力が必要で
それがなかなかむずかしい。

そのために、中学や高校の段階から
たとえば「生活」の授業で、変なものを買わされたらクーリングオフできるよ。
という事と同じ次元で

変な会社に入ってしまったら、やめることもできるし
相談することも、対策を打つこともできる。
という、自分が悪いわけではない。というメンタリティを育てる教育が必要だ。
という話が、とても印象的でした。

そして、裁判、あるいは会社側との交渉によって
ひとつの紛争から、より良い労働条件を獲得するに至った
実例を積み上げていくこと。
(社長辞任に至った、たかの友梨マタハラ問題もPOSSEでした。これは和解が成立しています)

ほんとにそうだと思う。
システムが悪いだけなのに、意図的にそう思わせるような仕組みがあって
みんな「自分が悪い。自分に能力がない」と思ってしまう。
だから問題を問題として成立させることができず、状況を変えられない。

でも、どんなひとでも、エアポケットにハマるように
変な場所にはまり込んでしまうことはあるわけで
そのときに心が壊れる前に、異議を申し立てることができることが
本当に大事だと思う。

それはやっぱり。「自分に自信がない」とかね。
そういうところからのスタートなのかな。
仕事のために人間がいるのではなく
人が生きていくために、仕事があるんだから。

どんなひとも、そのひとの存在そのものに価値が有る。
っていうところを
どこまでも言い続けたい。と思いましたー( ^ω^ )










by terasumonnmoku | 2015-07-14 21:04 | Comments(0)

宇宙真理哲学講師、らくがきすと、即興ピアニストぷらす社会活動家(過労自死遺族当事者)働くことから世界を変えるをモットーに、さまざまな活動をしています。合言葉はREBORN.大事なのは、生きることだ!


by terasumonnmoku