不眠症の二つの克服法。

不眠症になったことが、人生で二回ある。

初回は最初の就職の一年後だった。
そのときは睡眠の仕組みについての、
脳の本をずいぶん読み、
完全に疲労しきるまで運動するなど、
いろんなことを試してみた。

でも、これはおすすめしない。不眠の時期に、
運動しすぎると、さらにひどいことになる。

睡眠と覚醒の仕組みは
交感神経と副交感神経の絶妙なバランスのもとに成り立っているが
その時の不眠の原因は、カフェインの摂り過ぎと、
嫌な仕事を我慢しすぎたせいだった。

なので、このときの不眠症は、仕事を辞めて解決した。

二度目は、そら、そんなことがあれば、だれでも不眠症になるだろう。
というシチュエーションだったので、
眠れないことが、気にならなかった。

いつから眠れるようになったのかわからないけど、
確かそれは嫌だけど、
どうしてもやらなくてはならないことに向き合おうとしはじめてからのこと。

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単純に嫌なことをがまんし続けると不眠症になり、
嫌だけどしなくてはいけないことをすると
眠れるようになる。

ひとは、物事の単純なあらわれではなく
それをすることの
「意味」とか「目的」とかを常に必要とする動物なのかもしれない。

一度目の、嫌な仕事を我慢するのは
本当に苦痛だった。
コネで入ったので、2年は働く約束をしていていたから
がまんしていただけ。だから不満たらたらだったのだ。


しかし二回目の不眠症の時、わたしは「嫌なこと」するのに
疑問も、不満もなかった。
ただ、つらい。ことを忍耐し続ける。
という感情があるだけ。

そういうことをすれば誰でもしんどいだろうし、
その先に行くため、どうしても通らなければならないことはわかっていたし、
それでも、本当に嫌だったら、やめてもよくて
やることを選んだのは自分だった。
だから不満はまったくなかった。

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二つのできごとの違いは、自分がそのシチュエーションを選択したかどうか。


そして、間違いなく言えるのは、わたしの今の平穏な毎日は
過去の「忍耐」によってつくられている。ということ。

我慢はいらないけど、人生には時として忍耐が必要な時もある。
感情の沸き起こる海を、ボートに乗って漕ぎ続ける時が。
これをちゃんとやれば、どんなことがあってもまた眠れるようになるし
笑えるようになる。

だからといって、人である以上、悲しみや痛みがなくなるわけではないが、
なくならない痛みを、愛おしむことはできる。

人生を生きていれば、誰にでもそういう危急存亡の時。
というのがある。

嫌なことにも
いろいろな側面がある。
なんのためにそれをするのか。
というのがとても大事なんじゃないかと思う。

不眠症は、結局、ただの兆しの一つに過ぎない。










by terasumonnmoku | 2015-12-09 20:43 | Comments(0)

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