一月の本②(レヴィナス・辻村深月ほか)

一月中旬から下旬にかけて読んだ本。
重症の中二病が再発していたので、痛ロマンチックな辻村深月さんの小説には、
ずいぶんお世話になりました( *˘ᵌ˘)♪



6.DADA フランス発こどもアートシリーズ。朝日学生新聞社というところから出ている
子供向けの本ですが、これ、色がきれい。
絵が好きなのですが、画集ってとにかく色が残念なことが多い。
このシリーズははおすすめです。

7.「レヴィナスと愛の現象学」
レヴィナスー1905年生まれのフランスの哲学者。ホロコーストサヴァイヴァー。
フッサール・ハイデッガーに師事し、独自の現象学、倫理学を展開した。

本書は、レヴィナスが好きだけど、全然わからない人向けに書かれた、まさにわたしのようなひとにうってつけの本です。
哲学の素養がないので、レヴィナスに限らず、フッサールもドゥールズも、メルロ・ポンティも分からないのですが
わからないけど、なぜか<ものすごく好き>なのはレヴィナスくらい・笑。

レヴィナスのエロス論を読んで
ボーヴォアール(サルトルのパートナーで「第二の性」を書いた思想家)
をはじめとしたフェミニストたちが猛反発した。
という部分が、なんともほろ苦かった(´;ω;`)

内田さんが言うように、レヴィナスがエロス論の中で語っているのは
<自我の超越>という一般的で、大変重要な主題だったと思うのです。

<今ここにある通俗的な出来事を素材にして人間性についての根源的考察を試み>る。
その手法として、<エロス>を用い、ひとは、自らの自我を
いかにして超越していくのか、というテーマを扱った。

具体的には、ユングの「アニマ(男性の中の女性性)とアニムス(女性の中の男性性)」
という考え方を
その人の内面における本来の性的要素との絡みの中で、
さらに動的に展開したと思うのですが
(人の内面の中で男性性と女性性が相互作用を起こして新たな子をなし、それが魂の進化につながるというのは
古いキリスト教の三位一体論にも似て、読んでいてぞくぞく(๑'ᴗ'๑))
それを、ただの<女性差別>的言説と表層的に切り取り、
批判しているところに(ボーヴォアールが好きだっただけに)げっそりでした。

著者内田さんによると、レヴィナスの「全体性と無限」を読んで、一夫一婦制はよいものだ。
というひともいるらしいので
めずらしいことではないらしい(´;ω;`)

レヴィナスはこの「愛」の物語で
国家の成立まで語ってしまう。
そのスケール感というかパースペクティブの大きさが、最大の魅力なだけに
皮相な部分での批判が残念でなりません。

*「国家は、慈愛と慈悲の過剰から生まれた」
(暴力と聖性 レヴィナス&ポワリエ)
愛の過剰が正義を呼び寄せ、正義の過剰が愛を呼び寄せる。
人間の世界は愛の秩序と、正義の秩序の終わりなき循環のうちに展開する。
(レヴィナス 愛の現象学 内田樹)

あの呪文のような「全体性と無限」。
また読んでみたくなりました♪゜・*:.。. .。.:*・♪

8.未来が見えなくなったとき僕たちは何を語ればいいのだろう。
著者ボブにあったとき、また最初の方しか読んでいなくて
英語力がないこともあって、さわかふぇの魅力を伝えるのに四苦八苦しました。
ちゃんと最後まで読んでいたら、
「一本の枝はすぐ折れるけど、さわかふぇは、みんなが美しい庭を作れる場所だ」と説明するだけで良かった、と歯噛みしました。
英語、勉強しようと反省中。(ほんとか!)

9.10.
三冊の辻村深月さんの本は、重症の中二病患者に最適です。
なぜかこの年齢になってもたまに中二病がぶり返すので、そういうときにぴったり・笑。
ハードなのに心洗われるので、同病の方におすすめ(๑'ᴗ'๑)


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by terasumonnmoku | 2016-02-06 12:25 | 読書 | Comments(0)

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