若くして、最強の強みを捨てる。

入学式シーズンですね!
希望の学校に入れた人、残念だった人。
いろいろな方がいると思います。
希望が叶っても、叶わなくても
それぞれにすばらしい。
なぜって、かならずその道は別のどこかにつながっているからです(๑'ᴗ'๑)

わたしが人生最初の挫折をしたのも
大学受験の折のことでした。
当時のわたしの人生最強の強みは
「エレクトーンの演奏が人並み外れてうまい」
ということで、
プレイヤーとしてプロになることを目指して、音大進学をもくろんでいました。

実際は、受験までには至らず、それ以前の英才教育に突入した時点で
もののみごとにプライドを打ち崩されました。
衝撃でした。
その時先生に言われたのが

「あなたは、音大に進学するより
普通の生活を送ったほうが、ずっといい音楽ができるようになる」
という言葉。

まったく意味が分からなかった。

その後進学し、エレクトーン講師をやった後、
ふつうに就職し、結婚し、
バンドや、市民合唱団で歌う第九や、
シタール演奏者の知人とのステージ、
海外で見知らぬ人との突然のセッションなど、
半プロ&素人の中間くらいでたくさんの音楽体験を重ねてきました。

それによって知ったのは、
自分が、音楽というものをまったくわかっていなかった。
ということ。
もちろん音楽の世界は果てしなく広く、深く
今でもほとんどわかりません。
でも少なくとも今わたしは、音楽が楽しい。ということを知っている。

先生は正しかった。

音楽が楽しくないのに
「うまい自分が好き」で続けていた音楽って
なんと痛いことでしょう・笑。
でもほんとに知らなかったのです。
音のつながりの向こう側に、そんなに、豊かな世界が広がっていたなんて!

エレクトーン講師をやっていたときは
普通のいい先生で、テクニックを伝える能力に優れていました。
子供たちは着々とヤマハの世界で進級し、
なかにはとてもうまい子もいた。

でも、わたしにレクチャーできたのは、技術だけ。
音楽の楽しさは教えられなかった。
そのころはまだ挫折したばかりで、楽しさを知らなかったから。

自分に子供が生まれたとき、この子には音楽は教えない。
でも、音楽の楽しさは伝えようと思いました(๑'ᴗ'๑)
音楽が、遊びになりました。
適当作曲しりとりとか・笑。
すべての曲のメロディーラインに、三度上の音をつけてはもる練習とか・笑。
ねこふんじゃった、だけは教えたかな。

いま、あれだけ楽しそうに音楽をやっている息子を見ていると
わたしの挫折は、無駄ではなかったと思います(๑'ᴗ'๑)
彼は音楽によって確かに救われているから!

そして、若い日の挫折からこれだけ時間のたったいまでも、
さまざまに形を変えながら、音楽活動は続いていて、
この技術は今でもわたしに、幾分かの収入と喜びをもたらしてくれている。
エレクトーンを弾く指の訓練のためだけに習った、ほぼ独学の拙いピアノを
好きだと言ってくれる人もいて
それがとてもうれしい。

うまかったころは、そういう喜びはなかった。
ふしぎですよね。
ものすごくテクニカルなことをして、
すごいね。っていわれても、鼻が高くなるばかり。
うれしくも、楽しくもなかった・笑。
そこには、ほかの人の存在はなかったのだと思います。

そしてこれは音楽の場面だけでなく、すべてに通じる学びでした。
わたしはセラピストとしてセッションもしていますが
この「テクニカルなことに気を取られて本質を見失う」って、
多くの人がはまるポイントです。
テクニカルなことは、誰でも教えられる。
でも、重要なのは技術ではなく本質であり、
真理の世界で言うと、宇宙の意志を生きること。
でも本質について語ることができるのは、何が本質なのか気づき
実践した経験がなければ、むずかしい。
そういう意味でも、わたしは音楽を通して
重要な学びを得られたのだと思います。

すべての挫折は、宝物を内包している。
最強の強みを捨てることは
最強のよろこびを手に入れることでもあるのかもしれません~ଘ(੭´ ꒫`)੭





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by terasumonnmoku | 2016-04-06 21:20 | Comments(0)

生きる意味が見つからないなら、自分で創って育てちゃおう!というブログです。やっていることはさまざまですが、常に生きることに向かっています。

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