東北大薬学部助手過労自死事件裁判の応援に行ってきました。

2007年に起きた東北大薬学部過労自死事件の、裁判の傍聴応援に行ってきました。
はじめての証人喚問(尋問というんでしょうか?)。

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息詰まるような迫力があります。

被災者のかつての先輩や後輩が
原告側、被告側の証人となり、
事件を巡って証言をします。

原告側の証人はもう大学も卒業し
現在はまったく関係のない環境にいらっしゃる方でしたが

被告側の証人は二人とも
現在も大学で働く先生です。

その喚問のほとんどは、事件直後の労災手続きの際に
労基署でつくられた調書と、今回の裁判のために改めて作った
「陳述書」の違いを確認することに費やされました。

よく遺族からの話で、事件の当初は責任を認めていたのに
いざ裁判になると全く違った証言をされた。

という話をそこらじゅうで聞くのですが、目の前でそれを見たのは初めてでした。

かつては断言していたことを
相手も定かではないひとからの伝聞にしたり、事実がなかったことになったり
記憶がなかったり。
事件発生から9年たっているということもあるのでしょうが
ほんとうに苦しそう。

「前川さんの時のように、最初からちゃんと説明してくれていれば、我々も裁判することなんてなかったんですよ。
ほんとうに先生方にはご迷惑おかけしました」
と、原告のお父様がおっしゃっていました。
「自分たちが雇っている人にあんなことをさせるなんて、
そんな人の尊厳を踏みにじるようなことはさせちゃいけない」

ほんとうにそう思います。
あれはつらすぎる。
でも裁判って、そういうものなのでしょう。
みんな生活がある。

裁判の終わりに、勢い余って被告側の皆さんに
あいさつに行ってしまいました。
名と所属を名乗り
「昨年は総長の里見先生にもごあいさつさせていただきました。
過労死をなくす活動をしています。今後ともどうぞよろしくお願いします」

言うだけのことは言いましたが
原告側の支援者が、被告側にあいさつに行くのは
すごくイレギュラーなことだったらしく
相手方の弁護士さんの目つきの鋭さに
足ががくがく震えだし、あいさつに行った瞬間に後悔しました・笑。

馬鹿かもしれない。

でもわたしは本気で、もう誰にも死んでほしくないのです。
被告側のみなさんにも。

死んでほしくないというより、生きてほしい。
胸を張って、自分自身の人生を。
こんなことは悲しすぎるし、もったいなさすぎます。

誰もがみんな、家族にとってはかけがえのない大切な命なのです。

裁判の傍聴に、24歳で亡くなった被災者のお友達の方がたくさん見えていました。
それがとてもうれしかった。

原告側のみなさんに混ぜていただいて
(お父様にごちそうまでしていただいて!)
一緒にお昼ご飯を食べました。
写真はそのメニューです。
裁判所の地下に食堂があるなんて知らなかった!
意外とおいしくてびっくり。

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それにしても裁判は大変です。
でも覚悟を決めたので、ちゃんと最後まで見届けようと思います。
傍聴している間中、夫と亡くなった息子さんがそばにいてくれている気がしました。
二人とも、穏やかな結末を願っているはず。
まず、生きている人間ががんばらないとね(๑'ᴗ'๑)


























by terasumonnmoku | 2016-05-31 21:47 | 労働問題 | Comments(0)

真理セラピスト・らくがきすと・即興ピアニスト+社会活動家(過労自死遺族/東北希望の会代表)幼少時より、生と様々な死から多くのことを学んできました。11年のセラピスト経験があり、仕事ではいのちのすばらしさについての、エナジーーワーク的なセッションやワークをしています。頭を現実的に使いながらメルヘンな世界を実現させていきたい。社会問題、スピリチュアルな仕事や宇宙のこと、日常について書いています。


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