ある日
FBを開けたら
息子とうもろこしの記事が
飛び込んできました。
そこには4年ぶりにひとりで
父親のお墓参りをしたこと。
それでようやく、自分の人生が
始められるような気がしたこと。
が、写真とともにアップされていました。
二人は本当に仲の良い親子で
とうもろこしはどこに行くにも
お父さんの後をついていく子供でした。
父親の真似をして
トイレで図鑑を読み、
ホームセンターで材料を買い込んで
原子や電子の模型を一緒に作り、
彼の見る世界の先には
いつも、お父さんの姿がありました。
こういう場合よくあることですが、
お父さんが亡くなった直後
半年くらいの記憶が
とうもろこしにはないそうです。
あまりにも痛みが大きすぎて
自分を守るために
心が麻痺していたのかもしれないね。
お葬式の時も
その後も、立派な
受け答えをしていたとうもろこしは
三回忌を終えたころから
父親のお墓参りに行けなくなりました。
最期に一緒に行ったときは
お墓を見ただけで耐え切れず、
バケツの水を
がばっと浴びせかけ
猛然と怒りながら
1人でどこかに行ってしまった。
何年もの間
仏壇に手を合わせることも
お線香をあげることもなく
普段は父親のことに
自分からは触れず
感情が激した時に
仏壇を蹴ったり、
遺影をぐしゃぐしゃにして
投げつけたり。
それでも
(自分はしないのに)
うちに遊びに来た友達には
位牌の前で手を合わせることを
要求する。
誰より苦しんでいたのは
とうもろこし自身です。
お墓参りに行けたことくらい
たいしたことではないのかもしれない。
でもとうもろこしは
ほんとうにがんばりました。
1人で問題に向き合い、決心し
行動した息子を
心から誇りに思っています!
とうもろこしがぐしゃぐしゃにした
夫の遺影を捨てられず
のばしただけの状態で
仏壇に飾っているのですが
以前は泣いているようにしか
感じられなかったその笑顔が
ちゃんと笑って見えるようになりました。
軽くなった気がする ':・:*:. ☆ .:*:・:'
よかったね!
ほんとによかった~(´;ω;`)
すばらしいことに、
うちのとうもろこしは
ネガティブな自分の気持ちを
伝わる形で表現することができる。
だからお墓参りに行けなかったことも
その間仏壇に失礼なことをしていたことも
ほぼみんなが知っています。
FBにはとうもろこしが
自分で作り上げてきた人間関係はもちろん
わたしのかかわりの弁護士さんや
あったかい友人たちや
夫のお友達だった方々もいて
みんながそんなとうもろこしを
黙って、あたたく見守ってくれた、
そして今回もお墓に行けたこと
とうもろこしの成長を
みんなが喜んでくれました。
それがほんとうに
ほんとうにうれしい。
人生は続くし、
これからもいろんなことがあるでしょう。
でも、とうもろこしは、ひとりではない。
応援してくれるたくさんのみなさまを
感じながら生きていくことが
きっとできるに違いない。
いつもわたしたち親子を見守ってくださって
ほんとうにありがとうございます。
感謝してもしきれない(´;ω;`)
愛がいっぱいで
また、泣けてくるよ~