読書 32.ぼくはお金を使わずに生きることにした



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贈与経済とは、形式ばらない習慣と与え合いの精神をよりどころとし、特に交換条件を決めることなく日常的に物やサービスを与えようとする社会運動である。




著者は、石油製品を使わない一年間を試験的に暮らした後、準備期間を経て、一年のカネなし生活の実験に突入した。


本書は、その記録である。



お金のない生活はなにかと制約が多く、

お茶いっぱい飲むのも、

葉っぱを摘むところからだから大変。


その余波で著者も彼女に去られたり、

いろいろと苦労している!



お金を使わない生活を送っているひとが世界には何人も(か何人か、は微妙なところ)いるらしい。



以下参考文献

ハイデマリー・シュヴェルマー「食費はただ、家賃も0円!お金なしで生きるなんてホントは簡単」アーティストハウス発行



>平和とは、天から降ってくるものではない。

人間どうしの、そして人間と地球との間の、

日常的なかかわり合いを寄せ集めた

モザイク画のようなものだ。



なのに、

と、著者は自分と違う信条の人を非難し、


平和的に生きるためにカネなし生活をはじめたのに、それ自体が目的になった


=取引を楽にする手段だったはずのお金が自己目的して行ったのと同じ。


と反省している。



著者に限らず、社会運動において、

いいことをはじめようとすると誰しも、

そこに賛同しない人を、裁きたくなる。


そして、ひとや特定の団体を裁くことで、

なにか重大な使命を果たしたような気になり、

全体としては一個も運動が進まない。

ということになりがちである。



だから著者のような反省は、

つねに必要だ。



トランジション・タウン(英語:Transition town)は、トランジション・ネットワークの価値によって支えられた地域グループを作ることで、石油ピーク気候変動、経済的不安定からの回復をめざす、草の根のコミュニティ活動である。創始者ロブ・ホプキンス2005


そこを打破するため、本書には、


誰を救いたいのか。


というテーマが繰り返し出てくる。

何があっても、地球はきっと大丈夫。

救済が必要なのは人間だ。


救済が必要な、人間って誰?


労働者だけが救われればいい?

みんなひっくるめた全てのひと?


どんな問題に関わっても、関心があるのは一部の人たち。という壁にぶち当たる。


そこを突破するには

大多数の中に眠る「生命力」のようなものにアクセスする必要があるのだと思う。


否定は、なにも生み出さないのだ。



身近で、お金がない世界を作ろうとしているのは、元SAWA'S CAFEのさわさんくらいですが、(だから尊敬している。しかもさわさんは元すごうで会計士!何かがすごい)


カウチサーフィン、ペイフォワード など、持続可能な社会を考える上で重要なキーワードに満ち溢れた、参考書のような本でした(^_^)



32.ぼくはお金を使わず生きることにした

   著者 マーク・ボイル  2011 紀伊国屋書店


31.本日はお日柄もよく  原田マハ 徳間文庫

生き方を模索中のOLが、結婚式の感動的なスピーチに魅せられて、人生が変わった!という物語。とにかく中に使われているスピーチが素晴らしく、本を開くたびに泣く。原田マハ恐るべし。スピーチ好きにも、そうでないひとにも、軽く読める感動の物語。



by terasumonnmoku | 2017-08-18 13:36 | 読書 | Comments(0)

宇宙真理哲学講師、らくがきすと、即興ピアニストぷらす社会活動家(過労自死遺族当事者)働くことから世界を変えるをモットーに、さまざまな活動をしています。合言葉はREBORN.大事なのは、生きることだ!


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