一番長かった保険会社勤務では
窓口を6年担当。その間、
2万人近い人を接客した。

移動当初は
接客するたび、高い確率で苦情になった。

保険の手続きは、扱う内容がハード。

癌になりました。

契約者が、または被保険者が
死亡保険金受取人が、死にました。

破産した。

離再婚したから保険の受取人を
古い奥さんから新しい奥さんに変える。

状況が変わるたびに
権利関係が移動し
お金が動く。

その状況の「変化」に
快適さを感じている人はゼロではないが
まずいない。

だから、言葉の使い方一つに、
神経を使う。

最初はとにかく相手を怒らせないように、
異常なほど丁寧に
同情心たっぷりに話した。

でも、それは逆に

「ばかにしてるのか!」

と別の苦情を呼ぶ(ノ゚ο゚)ノ ~


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で、反省した結果
編み出したのが、

「深刻」ではなく
「真剣」に対応する。

という方法。


辞書で見てみるとわかるが
一見似ているこの言葉、
実は全然違っている。

●真剣・・本物の刀剣。一生懸命に物事をするさま。本気であるさま。

●深刻
[名・形動]
事態が容易ならないところまできていること。また、そのさま。「住宅問題が―になる」
容易ならない事態と受けとめて、深く思いわずらうこと。また、そのさま。「―に考え込む」「―な表情」
考え・表現などが深いところにまで達していて重々しいこと。また、そのさま。
  • 「悲壮な熱情と―な思想とは」〈藤村破戒
無慈悲で厳しいこと。むごいこと。また、そのさま。過酷。


読んでわかるように「深刻」には、
カタチのない「情緒」に関する情報が
たっぷり含まれている。





ひとは、実際に起こったことより
それについて自分や周りがどう思うか。

という(実体のない)

「情緒」

に、圧倒される。

打ちのめされ、通常の反応ができなくなる。

当たり前だ。


誰にでも受け入れがたいことは起こりうるし
そういう時はどんなひとも、
いささかおかしくなる。

けれど、窓口の人には
(に限らず「他者」には)
この「情緒」はいらないのだ。

だからといって、知っている人が
理不尽な目に合い、
そのことになすすべもない。
というのは衝撃だろう。

あなたがいい人であればあるほど
胸が痛むはずだ。

しかし、たじろいではいけない。

どんなに無慈悲でも
その人はその現実を
生きていかなければいけないのだ。


圧倒されそうな現実を前に
力になるのは

自分を信じてくれる人の存在だけ。

あなたが由々しき事態に陥ったことを
わたしは正面から受け止めます。
という姿勢は不可欠で

それさえできれば
支援は成立したも同然。


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大事なのは結局、
自他に対する

「信頼」



事態が深刻であればあるほど
クールな「真剣」さが必要だけど、

それさえあれば、
どんなに深刻な事態の中にでも

「笑い」

が見つけられたりする(*´艸`*)

と、今日は一段と偉そうに語ってみた・笑。

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ちなみにこれ、真理の言葉で言うと
「現象」と「本質」の話で説明できる。
一緒に学んでる人は
ちょっと考えてみてね♬

必要があれば次回の珠子塾で解説します。



by terasumonnmoku | 2017-02-28 20:25 | Comments(0)

本名・前川珠子 らくがきすと・即興ピアニスト・セラピスト&震災復興途上の過労自死で夫を亡くしたひとりの遺族として、さまざまな活動をしています。東北希望の会代表、全国過労死防止センター幹事。高校生の息子<とうもろこし>と二人暮らし。なお、このブログは完全にプライベートな立場からの発信であり、東北希望の会のオフィシャルな活動とは基本的に関係ありません。

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