2017年 10月 09日 ( 1 )

1)福島県双葉郡大熊町連絡事務所を守る
じじい部隊(命名NHKスペシャル)
精鋭6人の2人。横山さんと岡田さん。

大熊町は福島第一原発があるところ。
まだ住民は帰っていない。

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役場本体は、会津にある。

しかし事故処理はおこなわれているので
ひとはいる。(約6000人)

震災直後、ここは線量が高く、
若い世代に行かせるのは酷。
ということで、役場ベテラン
定年退職組の6人が志願し
臨時職員として復帰。

たった6人で、ダムや町を管理している。

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事故時には電力が断たれ、
稼働不能になった扉のコックを人力で開け、
ダムの水を原発に流した。
プロジェクトXよりすごい・泣。
それなのに

「(事故当時も)水はね。送ってたんだよ。なのに電気が落ちちゃってね。引き上げられないからさ。肝心な時に冷却できなかった。電気屋さんなのに、電気がないなんてひどいよね」

とほろ苦い顔で、岡田さんは笑う。

笑えるようになるまで、
いったい、どのくらいの時間が
必要だったんだろう。


「最初は1年だけのつもりだったんだよ。それがどんどん時間が経って、もう5年。次の世代に引き継ぐことも考えなきゃならないし、いろいろ難しい」と、元建設課長の横山さん。

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だけど、東電に対する恨みはない。
上の人のことはわからないけど、
下の人たちも辛いだろう。

と言って、以前東電職員と一緒に草刈りをした時の、笑顔の写真を見せてもらった。

当たり前だけど、国や東電に対する心情は、地域によって、人によって、かなり違う。
でも、

恨みはない。

と言い切るところは想像していなかった。
心の底からびっくりした。



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「じじい部隊」の横山さんと、
「福島ラーニングジャーニー」のファシリテーター。ボブ・スティルガーさんと奥さまのスーザンさん。


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こちらは「じじい部隊」の岡田さんと、まるまるしたわたし。感動のあまり一緒に撮ってもらっただけあって、めっちゃうれしそう・笑

2)今年2017年3月から住民の帰還がはじまった、飯館村の村長菅野さん。

事故当時の人口6000人中、帰ってきたのは450人。しかし若者と子どもは戻らない。
汚染に対する考え方は100人100様。
こちらとしては、帰還を選んでもらえるよう、ベストを尽くすしかない。
と語る村長。

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「までぃライフ」
(丁寧なゆっくりした暮らし)を提唱。
渦中のときは、NHKと喧嘩したと言う話を聞いて、一気に親近感を持つ。〜その後仲良くなったそうだ・笑

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これは飯館村で出している絵本。
過労死防止にもつながる
「わたしたちが生きていく中でほんとうに大切なものはなにか」

について描かれた絵本で、
読んで泣いた!


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道の駅で見かけた、高校生のダンスと、飯館村のゆるキャラ「いいタネ」ちゃん。
みんなを見守る村長さんの眼差しが、
あたたかい。

飯館を愛する思いが
じんじん伝わってくる。


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3)花農家を再開した高橋さん。
飯館村で50軒あったトルコ桔梗の花農家の中で、ここで再開できたのは高橋さんだけ。

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なぜ、高橋さんは農業を再開できたのか?と聞かれ、町の支援があったこと。それと、

おっかない母ちゃんがいたから(^_^)

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高橋さんが作ったトルコ桔梗は、
ちぎれ、地面に落ちても生き生きしていた♡


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あと20年、農業を続けるぞ、
と言う気持ちが自分にはあるんだ。 
と楽しそうに語る高橋さんをみていると
逆に励まされているみたい。

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ほかには川内村の村長さん。
川内村の住民のみなさん、
ほかたくさんのみなさんに
大変お世話になりました!


気になったのが、地域ごとの温度差。

川内村から三春町へ避難した方は
避難先で賠償金絡みのいじめを受けた。

人の怖さを見たわ。
同じ30キロ圏内で、
同じ境遇の人と一緒にいるのが
平和だわね。
と語ってくれた。

同じように困難にあいながら、
補償があったりなかったりの差は
大きい。


話を聞くだに
地域ごとの気質の違いもありそうだ。
その辺をお世話になった
福島のNPOほんださんに聞いてみると、
元は「藩」に遡るんじゃないか。

という説を
教えてもらった。


福島には相馬藩、会津藩、いわき藩、三春藩と昔の藩が入り組んでいるそう。
それぞれに気質が違うとしたら、ありうる!


違いながら一緒にいる方法が必要だ。
共通する大きな目標と、寛容さ。


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歩いてみた福島。
神々しいほどに自然が豊かで、
食べものがおいしい。

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そこここに置いてある線量計が無ければ、
何が起きたかわからないほど。



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将来の不安はもちろんある。


リスクがあるのは承知の上で
地域に住むことを選択し、
そこで未来を作っているみなさん。

今回お会いしたのは
そんな方々だった。

選択し、自分で決断したひとは美しい。
目は輝き、間違いなく、
みなさんは生きている。

もちろん、大熊町の行政の方が、
みんなじじい部隊になっている
わけではないだろう。

ここにでてくるのは、
大きな山を乗り越えた
ある意味すごい人たち。

そんなすごいみなさんに会って
きっとみなさんもわたしと同じように

自分が壊れそうなほどの怒りや、
憤りや、失意を乗り越えて来たと思うと、
みなさんもすごいけど、自分もすごいな。と、誇らしくなった・笑

わたしのすごさは、
ずっと小ぶりかもしれないけど、それでも何かを乗り越えて来たこと一緒だ。

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オーラに渦巻く怒りを
クリアにして来た仲間たち♪
勝手に連帯感を感じ
幸せな気持ちになる。

そしてこれからも気持ちは一緒に、
50年後、100年後の未来を描いていきたい。
大きすぎる問題を解決しようとして猛烈に頑張った末に挫折したひとは、わたしもふくめて、タイムスケールを長くとって考えるようになるのだ・笑

そんなところも似ていて
ほんとにシンパシーを感じた。

スタッフのみなさんが、
心を込めて作りあげてくれたこの「福島ラーニングジャーニー」は、わたしにとって、自分を旅する旅となった。

心からの感謝を捧げます。

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by terasumonnmoku | 2017-10-09 20:13 | Comments(0)

宇宙真理哲学講師、らくがきすと、即興ピアニストぷらす社会活動家(過労自死遺族当事者)働くことから世界を変えるをモットーに、さまざまな活動をしています。合言葉はREBORN.大事なのは、生きることだ!


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