2018年 01月 18日 ( 1 )

読書 チベットの先生

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宗教学者中沢新一のチベット密教の師、

ケツン・サンポ先生がどのようにして、

ニンマ派派ゾクチェンと言われる、

チベット仏教の中でもコアな教えを

学んで行ったか、が描かれている。




この本の最後で、中国がチベットに侵攻。

サンポ先生の家族もバラバラになり、

先生も命からがら、インドに亡命した。


伝統ある誇り高い1つの文化が、

圧倒的武力によって蹂躙される模様も、

淡々と描かれている。


現実はひどい。


しかし、この本を読んで思うことは、

それでも、そのことをきっかけに、

この素晴らしい文化に、

世界が触れられたことには、

大きな意味があるのではないか。

ということだった。


なにか、宇宙的な計画というような。


戦乱がなければ、

こんなに大々的にチベット仏教のことや、

その独特の教え。

ダライ・ラマの存在を

全世界が知ることはなかっただろう。


生まれ変わりや、永遠の生命。

死んで肉体が虹になる神秘が、

広まることもなかったに違いない。


この豊かな思想体系は、

文明の発達とともに忘れられ、

力を失い、

観光化されていたかもしれない。



それにしても、

ケツン・サンポ先生が

暗闇の部屋で行う瞑想修行は、

どんなだったのだろう。


中でも気になったのは、

胸のチャクラに存在する、

静謐な波動を放つ48の神々が、

大脳に在します52の

「憤怒」の神に変化して、

暗闇に放射されるさまを観察する

「ヤクティ・ナクボ」の教え。




その瞑想法を伝授される資格を

得るのが難しい。

三顧の礼が必要らしい。



要はハートの微細な波動を、

現実に対応させて使う方法を身につける。

ということなのだろうけど、

人体に存在する、

100の神々と仲良くする、

とか、その暗闇に放射される

神の光の美しさなど、

想像しただけでヨダレが出そう。


ただ、やみくもに一人でチャレンジすると

発狂する危険性がある。

こういうのはちゃんとした人に

ついてやらないと危険。




*本書はケツン・サンポ先生の著書

「ケツン・サンポの回想録」

を元に中沢新一さんが訳出したものです。



#読書中毒 #読書記録2017 #中沢新一 #チベット密教#宗教が好き


by terasumonnmoku | 2018-01-18 21:36 | Comments(0)

真理セラピスト・らくがきすと・即興ピアニスト+社会活動家(過労自死遺族/東北希望の会代表)幼少時より、生と様々な死から多くのことを学んできました。11年のセラピスト経験があり、仕事ではいのちのすばらしさについての、エナジーーワーク的なセッションやワークをしています。頭を現実的に使いながらメルヘンな世界を実現させていきたい。社会問題、スピリチュアルな仕事や宇宙のこと、日常について書いています。


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