カテゴリ:映画( 40 )

映画14.ラ・ボエーム

仙台フォーラムでは
世界中の映画館と連動して

英国ロイヤルオペラハウス シーズン

と題したオペラやバレエの映画を
特集している。




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これはプッチーニの名作オペラ
「ラ・ボエーム」

もともとオペラ好きで
ラ・ボエームの音源も持っている。


しかし、いつも内容を調べず
中身を想像して聞いているため、
実際舞台を観ると
頭の中で展開されていた話が
ずいぶんおかしなことになっていることに気づく。


今回も、情熱的な愛の歌と
信じてうっとり聞いていた歌が

単なる自己紹介で

わたしは刺繍が好き〜♪

と言っているだけだったことを知り
大変驚いた・笑
(しかしその直後、ちゃんと愛も芽生えたので、まあ、あながち間違いではない)


役者ごとにテーマになるフレーズがある。
各場面の登場シーンでそれが
いろんな形で使われるのがおもしろい!


プッチーニは天才だね\(^o^)/
当たり前たけど・笑

ラ・ボエームはパリに住む
才能ある貧乏な、
若きアーティストたちの話。

病に倒れ、夢を追い、
貧しさの中美しく生きる。

誰もが、
どこかは心当たりがありそう。
作られてから、
延々上演され続ける理由がよくわかる。


それにしてもおもしろい。
歌手の人たちも本当にいいし
舞台美術もいい。
この調子だと、オペラの回は
全部見てしまいそう。

HP

14..ラ・ボエーム
ジャコモ・プッチーニ作曲リチャード・ジョーンズ演出アントニオ・パッパーノ指揮ニコール・カー、マイケル・ファビアーノ、ジョイス・エル・コーリー183mini











by terasumonnmoku | 2017-12-15 21:33 | 映画 | Comments(0)
震災以降の坂本の音楽表現の変化を描くため
5年にわたって取材を続けた
ドキュメンタリー作品。

津波に飲み込まれたピアノを鳴らし、
原発再稼働反対のデモに参加し、
福島原発のそばで防護服で佇み、

陸前高田の避難所で
寒さを気遣いながら

かつて話題になりすぎて
人前で演奏するのを本気で嫌がっていた
「戦メリ」を
真剣な面持ちで弾く坂本を見て

涙が止まらない。



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坂本龍一は高校の頃からのわたしの先生で、
ドゥールズもガタリも柄谷行人も
南方熊楠も民俗学も
みんな坂本に教わった。

環境問題に興味を持ったきっかけも
そこから。

知的で、破滅的で、
情緒過多を嫌う感じが好きで、
熱心にメデイアをチェックしては
一生懸命後をついて歩いた。

この映画には、わたしの熱狂した
その後の彼のことが語られていて

あの「ラストエンペラー」の音楽が
一週間で作られたとか、
シェルタリングスカイのイントロを
30分で作り直したとかを聞くと

世界の第一線で活躍するって
なんて大変なんだろうと思う。


時が流れて2014年坂本は癌になり
仕事のペースも落ちた。
それでも地球や、生命を慈しむように
世界の各地で嬉しそうに
「音を採取する」姿を見ると

変わらぬ姿にドキドキする(^ ^)

南極で流れる水、
枯葉を踏みしめる音
そこに楽しそうに音楽をのせていく。

音楽は少しずつ変化して
自然を内包する。
津波ピアノの優しい音の狂い方とか
ちょっとした物音の
思いがけない響きとか。

タルコフスキーの
惑星ソラリスの映像が何度も出てきて
そこの雨の音が
すごくよかったり。

創造することの無邪気な喜びがそこにある。
世界を毎日、新しく発見していくように。


911があって、温暖化があって震災があって
福島があって、音楽がある。

この先の世界が
どうであろうと
わたしたちにできることは、
この生命の連なりを
ただ続けていくこと。

できればすこしずつ輝きを増し
感動しながら。



日常の先、今いる場所
毎日のさもない時間の堆積の中から
変化は起こっていく。


できればもうすこし、彼の音楽を聴いていたい。

関連記事はこちら



雨の音

13.Ryuichi Sakamoto:CODA
坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー
スティーブン・ノムラ・シブル監督 2017日本・アメリカ 102MIN 仙台フォーラム




by terasumonnmoku | 2017-12-08 22:27 | 映画 | Comments(0)
アイリーン・グレイの
椅子が好き。



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椅子は好きだけど、
一脚28億とは知らなかった!

買えない。

アイリーン・グレイのデザインが
ーレプリカらしいがー随所に出てくるのが
魅力の映画である。




コルビジェの、アイリーンに対する
粘着な執着が恐ろしい!
まるでホラー。

自分が作りたかった家を
さくっと作ってしまった才能に対する
嫉妬か、愛情か。

「美しい宝石箱」のような
アイリーンの初めての建築作品E1027の、

シンプルでミニマムなデザインを
冒涜するかのように

ところかまわす
エロティシズム満開の
壁画を描きまくるコルビジェ。

一枚ではない。
「どんどん」描く。

それだけでは飽き足らず
生涯、E1027の側を離れず
最後は、目の前の海で
海水浴中に死ぬ。
という念の入れよう。

死んだ時は国葬になったそうなので、
その頃には功なし遂げて
名誉も地位もあったろう。

にも関わらず
E1027の脇に建てた小さなログハウスで、
裸の短パン姿で
絵を描いたり、海水浴をしたり、
働いたりしていたコルビジェ。

小ぶとりな見た目も、やることも、
ピカソみたい。

こんなに執着しているのに
直接の関係は薄かったところが
また切ない。


この嫉妬が、コルビジェの創造の
原動力だったんだろうか。
アイリーン・グレイこそ
いい迷惑である。


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「住宅は、住むための機械である」
とコルビジェはいい、

家は「機械ではなく、人を包み込む殻だ」
と、アイリーン・グレイは言う。

しかし、メデイア・テークを設計した
建築家伊東豊雄は

どちらかというとコルビジェのほうが
中で人が生活をすることを
考えた建物を作っている。と言う。
グレイは逆に、人がいない時に
美しく存在する建物を
作りあげたのではないか。と。

壁画の件はさておき
ログハウスの裸で暮らす暮らしは
自由で楽しそうではある。

美しい機械に
野蛮な絵を描き
自分の作品にするのが
気に入っていたか。
そういう形で
あの家をあえて残そうとしたのか

コルビジェの真意は誰にもわからない。

多分、本人にもわからないだろう

結果的にE1027は
国によって保護され、
文化遺産として
今も大切にされている。

大事なのはそこだけだ。


不思議な三角関係の映画だった!

12.ル・コルビジェとアイリーン〜追憶のヴィラ
メアリー・マクガキアン監督オーラ・ブラディ、ヴァンサン・ペレール 2015.ベルギー・アイルランド
108miniせんだいフォーラム

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by terasumonnmoku | 2017-12-01 21:02 | 映画 | Comments(0)
オペラの名作を
気鋭の映画監督
ソフィア・コッポラが演出、
その映像化作品が本作である。

椿姫、ラ・トラヴィアータ

のヒロイン
ビオレッタの職業は、高級娼婦。

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パリの社交界に君臨する日陰の花であり、

月の半分は赤い椿を
残りの半分を白い椿を
象徴のように手にしている。

享楽的な人生を
楽しむ日々の中
体調悪化に気づいたころ

年下の子爵アルフレッドと恋に落ちる。
恋は男の父親によって妨害され
ヴィオレッタは結核で死ぬ。

元はデュマ・フィスの書いた小説だが、
オペラになり、映画化もされている。
どれもおもしろい。
特にこの
ゼッフェレリ監督のバージョンは絶品。




舞台で見るオペラの困った点は
言葉がわからないこと。
今回は全部の歌に訳が付いているので
その点がクリア。
本当におもしろかった。

ソフィア・コッポラの演出がいい。
無駄なく、映画的。

女性の演出、ということもあるのだろう。
アフルレッドのお父さんの

「どうか清らかなうちの娘のために、
息子を諦めてくれ」
という説得が
自分たちのことしか考えてない
誠に身勝手なもの感じられ、
こっけいですらある。


なにより、主演のトラヴィアータの歌声が
素晴らしかった。

最初は、例によって
結核で死ぬヒロインなのに

どう考えても
体格良すぎるんじゃない?

と見えていたものが
最後には、
そんなところは超越して

ともに悲恋に泣くところまで行く。

巻き込まれ感がすごい。





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いいなぁ。オペラ。
いつか本場の舞台を見てみたい。
きっとすごい迫力に違いない。




ソフィア・コッポラがあまりにも良かったので、あの有名なマリー・アントワネットも見てみようと思った(^ ^)


これはおすすめです♪
オペラ好きにはぜひ!


11.椿姫
ソフィア・コッポラ演出バレンティノ・カラバーニ衣装ネイサン・クローリー美術
フランチェスカ・ドット、アントニオ・ポーリ
2016.伊 141mini


by terasumonnmoku | 2017-11-26 21:56 | 映画 | Comments(0)

映画10.7人の侍

後に荒野の七人、と2016年のマグニフィセント・セブンと二回
リメイクされ、西部劇にも大きな影響を与えた映画だが

本作も西部劇に影響を受けていて、
まるでジョン・フォード
の西部劇のようだった!

全部で207分と三時間以上ある長大な作品である、
でも全然長く感じない。

無駄がなく
たくさんいる登場人物の1人1人が生きていて
人生を感じる。

特にすごいなと思ったのが
菊千代演ずる三船敏郎と
収穫を強奪する代わりに
野武士に差し出された
利吉の女房。
そして、野武士に息子を殺された
とめさん(自称)だった。

三船敏郎は見た目豪快なのに
侍に憧れる孤独な農民の孤児という役どころを
絶妙にこなす。
愚かで繊細。
憎めないところがあり、
強く在ろうとする人間的な存在感に
釘付けになった。

つき合うときっと困った人なのだろうけど
魅力的すぎる。
しょぼいのがいいとは、本当に驚き!

利吉の女房は、野武士の慰安婦のようなことを
させられていて、
その表情がすごい。
虚空にあいた穴のような眼をしている。
火を放たれた小屋の中で逃げることもせず
かつて夫だった人から逃げるように
死んで行く姿が脳裏から離れない。

最期のトメさんは、たまたま撮影に参加した
近所の老人ホームに住んでいた認知症の老婆で
実際にB29に息子を殺された人だったそうだ。
よろよろした老婆なのに、
息子を殺した野武士の仲間に一撃を加えようと
鋤をもって歩いていく彼女の迫力はすさまじく
止められる人は誰もいない。
本当の怒りとは
そういうものだろう。
実際の撮影の現場でも、彼女は「Bが、Bが」としか言えなかったのだそうだ。
黒澤監督はそれがいいと言って
セリフだけ差し替えた。

そこに志村喬の島田勘兵衛というリーダーがぴりっとしめる。


ラストが何とも言えず秀逸。
黒澤昭がうれしそうにニコニコしながら最期を撮影した
という意味がよくわかる気がする。

世界の黒澤、やっぱりおもしろい♬


10.七人の侍 1954、東宝
黒澤明 監督 三船敏郎、志村隆、加藤大介
207min




by terasumonnmoku | 2017-07-08 23:18 | 映画 | Comments(0)

映画 9.美しい星

三島由紀夫原作。

突如いろいろな星からきた
<宇宙人である自分>
に、バラバラに覚醒した家族が、
「美しい星」地球を救おうと
奮闘する物語である。

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この映画にでてくる、
金星人の橋本愛さながら
友達と、しきりにUFOを呼んでいた
学生時代のわたしにとっては

自分自身の青春時代を彷彿とさせる
レトロな映画だったが、

一般的には、カルト映画に
属するんだろうな・笑

俳優陣の演技が秀逸で、
特にリリー・フランキーの
「地球連合ポーズ」が最高だった。

監督はこの原作を映画化したくて
長きに渡り企画をあたためていたそうだが
そのちょうど同じ時代、
わたしと友人たちもこの作品の映画化を目論んでいた。(当時は三島家のガードがとても固くて、どうしても版権が取れなかった)

そういう事情は別として
どう考えても
当時は時代に先駆けすぎて、
収益を上げるのは
難しかったのではないかと思う。

諦めず現実化した監督を
尊敬する。

それにしても三島由紀夫は、
どこからこの話を思いついたのだろう?

晩年、輪廻転成の話を書いたり
ブラッドベリ、ばりのSFチックな短編を
書いていたのは知っているけど
それにしても飛びすぎな気がする。

理解してくれるひとは
周りにいなかったろう。

天才って何かと大変なんだろうな
と思いながら、
懐かしい世界に浸りました(^_^)

9.美しい星
吉田大八 監督 (桐島、部活やめるってよ)
リリー・フランキー
中嶋朋子 佐々木蔵之介 亀梨和也
2017 127min にほん

公式HP

by terasumonnmoku | 2017-06-28 00:41 | 映画 | Comments(0)

映画 8.大地の花咲き

ハートオブミラクルの映画「大地の花咲き」上映会に参加しました。




4歳の息子大地君の死をきっかけに、

いがみあっていたある家族が

自然に感謝し、

すべてのいのちを愛する

「ありがとう農業」

を始めるに至る、


感動のドキュメンタリー。




出てくる人すべてが

美しく、


ただ涙。


この美しい世界が

大切な我が子のいのちを代償に

はじめて開かれた。

ところがほんとうに悲しい。


でも、大地君の死がなければ、



持続可能を超えて

永続可能な社会を目指す。

どんな困難があっても

その先頭を開いていく。


ところまでは、

行けなかったに違いない。




この映画はやばいな。

くるな。と思い


参加してみて、

実際大号泣しました( ̄▽ ̄)


でも、

とってもいい涙

でした。



なぜって、形はなくても、

大地君が生きていたから。


早すぎる死は、家族に宿題を残す。

大地君はお父さん、お母さんに、


互いに思い合うこと。

求めなくても、全てははじめから、

与えられていること。

ありがとうで受け取り、

それを素直に循環させていくことでいのちが続いて行くこと。


など、たくさんの財産を残して

去っていったけど、


それはうちも、

そして痛ましい死を体験した人

すべてに言えること。


残された人がちゃんと生きて行けば、


そこからまた、

あたらしいいのちの循環が

はじまるのだ!


なんてことを考えました^_^




6月25日に古川で再度


上映会が開かれるそうです。




気になる方は是非


「大地の花咲き」


上映会のサイトをチェックしてね♡


今回主催の寺嶋理奈ちゃんと

ツーショット!ありがとう!


本当にお疲れ様でした*\(^o^)/*




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#ハートオブミラクル #大地の花咲き #大地の花咲き上映会 #永続可能農業#ありがとう農業


8.大地の花咲き

岩崎靖子 監督 2015ハートオブミラクル

95min出演 佐々木ファームのなかまたち


by terasumonnmoku | 2017-06-18 13:47 | 映画 | Comments(0)
余命いくばくもない、
末期ガンの10代の恋人たちの話。

身もふたもない。

しかしこの映画の新しいところは
不治の病が主役ではないところ。
あくまでもこれは2人が
困難な人生の中で

アルチュール・ランボーのように

「永遠」

を見つける話なのだ!

そこに深い深い感銘を受ける。


死にゆく娘を見守る両親の愛と
残してゆく親を思う娘の愛が
交錯する。

登場人物の中に
ものすごく性格の悪い小説家がいて
この人の存在が
みんなの恐怖の
かっこうのメタファーになっており

物語全体に深みを増している。

感じの悪い人は
こう使う。

という見本のようで
見ていてとても勉強になった。

結局死は訪れるが
良い涙が流れる。

もしあなたが悲惨で理不尽な死を経験した人なら
この映画はぜひ見て欲しい。
あなたにこそ、この映画の良さがわかる。

そうでなかったとしても、ぜひ。


7.きっと、星のせいじゃない 
ジョシュ・ブーン 監督 
シャイリーン・ウッドリー、アンセル・エルゴード
2014、米 126MIN

公式サイト



by terasumonnmoku | 2017-06-09 21:56 | 映画 | Comments(0)

映画 6.新宿スワン

6.新宿スワン

2015.日本 園子温 監督 

綾野剛 山田直之 沢尻エリカ 

139min


「愛のむき出し」があまりにもおもしろく
それから園子温監督に注目している。

今回は舞台が、わたしの大好きな歌舞伎町。
見逃せません・笑。

新宿スワンは、同名のコミックが原作。
歌舞伎町のスカウトが主人公の漫画です。
原作者がスカウト上がりなので
ほんと、リアリティがある。

スカウトが店に属するのではなく
会社集団だって初めて知りました。
世の中知らないことが多い。


愛のむき出し、
では満島ひかりがブレイクしたように
園子温監督は、
女性を撮るのがすごくうまい。
今回は山田優と沢尻エリカが
めちゃくちゃ魅力的に撮られていた。

特に沢尻エリカがいい。


純粋で、はかなげ。
そして愚かな
風俗嬢アゲハを
美しくリアルに演じている。

このひとは強い女を演じようとすると
とたんに変になってしまうけど


驚くほどの純粋さとか
おしんのように耐える、とか、
一転してそれが崩れ、
どうしようもなくだめになってしまう
ところとかを

とっても魅力的に
見せることができる。

あんまり個が立った役より
男が願う女性像みたいな
没個性的な感じが似合う。

稀有な才能だけど、
たぶん、本人はそれ
あんまりいいと
思ってないんだろういなあ。

それにしても夜の世界が
あまりにも男尊女卑で
びっくりした。
男尊女卑であっても
使いでがないと
男も簡単に殺されてしまう。

だから見ようによっては
商品価値がある女のほうがいいとも言えて

結局どっちもどっちなのかもしれない。

そういう欲望に満ちた
無邪気な世界を
大変面白く見せてくれる映画でした。
2も見たい!





新宿スワン公式サイト



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なぜか新宿にいるよん。

by terasumonnmoku | 2017-05-19 21:00 | 映画 | Comments(0)

5.人生フルーツ

素敵な映画を見ました。

風と雑木林と、
ある日本人の建築家夫婦の物語です。
2人はちょうど合わせて177歳。

ゆっくりと、ゆっくりと
時を紡いでいく暮らし。


もと東海テレビ制作のドキュメンタリー作品。文化庁芸術祭平成28年ドキュメンタリー大賞を受賞しています。



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日本住宅公団のエースとして都市計画に携わって来た主人公の修一さんは、

1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画しました。


けれど、時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。


修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、
自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめました

望んだことを
あきらめない暮らし。

誰にでも出来ることでは
ないかもしれない。

けれど

その暮らしの
なんと美しいことでしょう。

ターシャ・テューダーをたどらなくても
日本中どこにでもある


無機質で味気ない「ニュータウン」の陰に
こういう人がいたのだと思うだけで
勇気が湧いて来る。

コツコツコツコツ
できることは自分でやる。

老夫妻がたんたんと
二人で行う家事のひとつひとつが
なんと楽しそうなことでしょう。

>むかし、ある建築家が言いました。
家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない。

冒頭で引用される、コルビジェの言葉です。
あの、都会的なコルビジェがこんなことを言ったこと自体驚きですが、

畑に植えられた作物や
水盤につけられた

「小鳥用水盤 ご自由にどうぞ!」
とか

作物につけられた
「春をお楽しみに」とか、

竹に掛けられた
「はるこさん、夏の流しそうめん用」
とかいう

手作りの黄色い立札に
刻まれた言葉に

暖かく優しい愛を感じる。

孫のため、次の世代のために
枯葉で豊かな土壌を作り
つないでいこうという姿勢が美しくて


涙があふれる。

フォーラムで5月12日あたりまでは、
見られるようです。
1日1度の上映で、時間も日によって違うようなので要確認ですが、

豊かな、本当の暮らしを
みんなで共有できたらうれしいな。

絶賛おすすめ中です




上映情報はこちら

5.人生フルーツ

主演
津端修一
津端英子


監督 伏原健之
ナレーション 樹木希林
2016.日本・90min



by terasumonnmoku | 2017-05-04 19:10 | 映画

真理セラピスト・らくがきすと・即興ピアニスト+社会活動家(過労自死遺族/東北希望の会代表)幼少時より、生と様々な死から多くのことを学んできました。11年のセラピスト経験があり、仕事ではいのちのすばらしさについての、エナジーーワーク的なセッションやワークをしています。頭を現実的に使いながらメルヘンな世界を実現させていきたい。社会問題、スピリチュアルな仕事や宇宙のこと、日常について書いています。


by terasumonnmoku