カテゴリ:読書( 38 )

臓器提供のために育てられた
クローンの子どもたちを美しく描いた


カズオ・イシグロさんの


「わたしを離さないで」という小説が
とても好きです。




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これはイギリスで映画になり

日本でもドラマ化されました。


タイトル「わたしを離さないで」

Never Let Me Goに



フランクルの「夜と霧」で、
捕らえられたユダヤ人が


死を予感しながら収容所の壁に刻んだ



「それでもわたしは人間だ」


と言う文言に共通するものを感じ

(うろ覚えですが)


このタイトルには、どんな状況下でも

最後の瞬間まで

わたしはわたしとして生きていく。

という非常な決意や祈りのようなものが

込められている。


それは

<個別者として自己の存在を自覚的に問いつつ

存在する人間の主体的なあり方>

=実存(大辞林)


といってもいいのではないか。

思っていました。思い入れたっぷりに!


なので、日本のドラマの主人公たちが、

自分の執着する相手と別れるたびに
このタイトル


「わたしを離さないで~」


といちいち叫ぶシーンを立て続けに見て、

大きな違和感を感じたのです。


違うだろう~!




もしかしたら、日本には
「実存」と言う概念が
ないのかもしれませんね。


人は誰かとの、あるいはどこかとの、
関係性によってしか、存在しない。



だから人間関係の失敗が
ものすごく大きくて、
関係性の失敗と同時に
自分自身の存在まで危うくなる、
ようなことが、起きるのかも。



と、いうようなことを考えました。


もちろん、わたしたちは

「自分が何によって立つのか」を

自分の意思で決めることができます。



臓器移植のために培養された

クローンの子どもでも、

ナチスにとらえられ

死を待つユダヤ人でも


尊厳を持って自分の人生を生き

誇り高く

死んで行くことはできる。


「ひととして」

素晴らしい存在として。

光輝く一つの高貴な生命として。


彼らにおいてすらそうなのですから

そこまでの極限状態におかれてはいない

わたしたちにそれができないはずなない。


自分を素晴らしく価値あるものと認め

輝きを感じ、あらわしていく。

そんなふうにして

わたしたちは未来を

変えていく(๑'ᴗ'๑)





以下のリンクは参考で

敬愛する熊沢誠先生の書かれた

映画版、ドラマ版のレビューです。




ちなみに、過労死問題に興味のあるかたは

熊沢先生の「働きすぎに斃れて」をぜひ読んでみてね。

過労死問題が

単に研究の対象というだけでなく

生きた人間の骨太で重厚な人間ドラマになっています。

まるでドストエフスキーの小説のよう。


あと、カズオ・イシグロさんの「日の名残り」

も純文学好きな方にはお勧め!


イギリスの貴族の家に働く執事の物語で

こちらは谷崎潤一郎の「細雪」のような

静謐な秩序と美の世界に浸ることができます。

映画も素晴らしいよ~ଘ(੭´ ꒫`)੭


by terasumonnmoku | 2017-01-13 22:14 | 読書 | Comments(0)

自分を変える読書。

大掃除気分が盛り上がらない?

ので、
せっせとマルクスを読んでます(^-^)


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例年、この時期はお正月の準備で
おおわらわだったことを思うと
夢のよう・笑。

本を読み、勉強してるだけで終わる1日。
これって理想的です。

来年も、こんなペースで暮らしたいな。

大好きな読書の面での2016年は、
まるごとマルクスの年でした。
資本論の1巻目を、4ヶ月かけて読み、
サルでもわかる系や、東大生が読む系のマルクス本も読み、

力尽きてまた元気を貯め、

年末には
出版された時から
ずっと読みたかった

「マルクス その可能性の中心」

をついに読了。
満足過ぎる。
ふるふるふる( ̄▽ ̄)

きっと誰も興味はないと思うけど!
全然気にせず中身について書いちゃうと、

柄谷行人さんは、ここで資本論を
ソシュールが記号論で言語を扱ったように扱い、
読み解いている。

商品に、あるように見える内面的な価値が
実は存在しないということ。
そこにあるのは「関係性」だけであり、
意味作用は空間に生まれるに過ぎないこと。

資本論の課題は、
貨幣形態によって隠蔽された根源的な差異を見出すことと、またいかにしてそれが隠蔽されるのかを解明することだ。
という、著者の玉ねぎの皮をむくような解説を読みながら、一年が終わっていくのは
ほんとうに楽しい♡

そして自分が今、なぜ、マルクスを読んでいるのかも、そこからまた、どこに向かおうとしているのかも

本人にはわかっていないのですが、
これがこの先必要な装備であって、
理解できようができまいが、
せっせと「学習」するしかない。

ということを、
わたしは知っているのです(^-^)

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そして
これは同じく年末のお供本の一冊。
ホーキング大先生(^-^)

最近スピの世界で大流行りな量子力学ですが、周り中研究者という環境から、
トンデモ系が恥ずかしい・笑。

自分が変なことを言うのはいいけど、
人の変な発言を引用するのは嫌なので、
できるところまでせっせと勉強します。

まだ途中だけど、
「ひも理論」とここで量子物理学とようやく繋がって
ほっとしてるところ(^-^)

何といっても量子物理学の中で一番ロマンチックなのは
「物体の位置や経路、さらには過去や未来が正確には決められない」
ところ。

粒子はスタートからゴール地点を飛んでいる
あるきまった時間に、決まった場所にいることがない。

これを物理学者のファインマンは、粒子は
スタートからゴールまでのあらゆる経路も取りうる。
と解釈しました。

粒子は、すべての経路を同時に取りえる。
互いに干渉しあいながら。

過去が決まっていないという事は
現在を観測することによって過去が変わる。
という事を意味するのだそうです。

めっちゃどきどきする。

量子物理学的には

宇宙では

時間は未来から過去へ流れる。

なんちゃんて。

(実際に記述してあったのは
「歴史がわたしたちを作るのではなく、私たちの観測によって
私たちが歴史を創っているのです」
ということでしたが!)

こってりしたマルクスと、
爽やかなホーキング博士って、とても素敵な取り合わせで
わたしのように妙ちきりんな趣味の人には
おすすめです☆
(そんな人がいたら会ってみたい☆)

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31.マルクス その可能性の中心
32.若者よ マルクスを読もう
33.ホーキング、宇宙と人間を語る

by terasumonnmoku | 2016-12-30 16:28 | 読書 | Comments(0)

31.感じる脳 ~情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ 
アントニオ・R・ダマシオ(ダイヤモンド社)2005年初版発行


最近、読んだ本(๑'ᴗ'๑)

著者のダマシオさんは
ポルトガル生まれの
神経学者&神経科医で
ハーバードで認知神経学の研究を行った人。

17世紀の異端の哲学者
スピノザの話で始まり

脳がいかに感覚をマッピングして
「心」を作るか。

の話題にうつり

ふたたびスピノザで終わる。

という独創的な構成で

それもそのはず、現代が
~LOOKING FOR SPINOZA~
というのだ!

スピノザは言う。

「人間の心は
人間の体の概念である」

・生来的に有機体は機能の
<より優れた健全性>成就しようと
努力していて
スピノザはそのより優れた健全性が
すなわち喜びであるとしている。

・人間の本性についてこうした
新しい概念を持ったスピノザは
、善と悪、自由と救済という概念を
アフェクトゥスや生命調節と関連付けた。

そして、社会的、個人的行為を律する規範は
人間についてのより深い知識ーわれわれの内なる「神」
または「自然」につながる知識ーによって
形成されるべきであるといった。

キリスト教が隆盛を迎えていた
ヨーロッパで
スピノザの思想は長らく弾圧された。

主著「エチカ」は死後極秘のうちに
フランスで出版され、

後世のゲーテやフロイト、
アインシュタインなどに
巨大な影響を与えたが
その影響はほとんど公に
語られることはなかった。


昨日の師匠大津先生のセミナーで
「皮膚感覚が感情に直結している」
と教えてもらったが

この本にも同じようなことが
かなりめんどくさく
書いてある。

「体性感知領域の活動の変化は
感情の状態と相関関係にある」

ある種の音楽が
皮膚反応をもたらすような情動状態を喚起する
という研究報告があり、

そこで反応する部分は体性感知領域の
島と前帯状回であり、
「苦や、快」を感じる生理学的仕組みとは
別物らしい。

ちなみに、この触感に反応する部分は
同様に

「振動」

にも反応する。


めっちゃ示唆的。

後この本で使われている
「情動」と「感情」の違いについて。

通常使われている
「情動」という言葉には、感情の概念も
ぐっちゃになっていることが多いが、

著者はこの本の中で

「情動は身体という劇場で演じられ、
感情は心という劇場で演じられる」

と書いている。

・情動と感情は、ある連続的な
プロセスに沿って緊密に関係しているが、
情動とその関連反応は
生命史において感情より先に誕生したと思われる。

わたしも、基本チキンなのに
やることが派手なので
突如として、過激な身体反応に見舞われることがある。

恐怖で大腸が別の生き物のように動いたり、
足ががくがく震えたり。
たぶんそれが「情動」だろう。
(そんなに激しいものばかりではなく
ふつうのいい気分、とかもあるんだろうけど)

「感情」はもっと連続的で
情動を種に発展し、
過去の記憶や、ものごとの意味づけと
緊密な関係を持っていくのだと思う。

おもしろいことに、
激しい「情動」そのものは
抑えつけず、
感じることを自分に赦し
それによって自分の行動を制限しさえしなければ

長くは続かず
かつ、一度クリアすれば、なくなる。
同じことでまた恐怖に見舞われることもない。

ただそこで抑えつけたり、
自分の行動を制限するようなことをすると
恐怖の情動は温存され
精神に芳しくない影響を
与えることになる。気がする。

でもこれはできるひととできない人がいる。

というか、できないひとのほうが多い。

(わたしにそれができるのは
別に勇気があるからではなく、
感覚が人と違っているからに過ぎない)

その場合は
別の方法で、情動のエネルギーを発散させる必要がある。

これは純粋に身体的な反応なので
ある程度積極的にからだを動かすことが
効果的に違いない。



「感情」ってなんだろう?
進化の過程で、感情が残ったという事は
「感情」はわたしたち人間にとって
有用なものであるに違いない。

先日話した大学生の男の子が

「僕らの世代は、感じる力が弱い。
だから問題に興味を持ってもらうためには
まず、彼らの感情にどう訴えていくかを
考えて行くことがすごく大切なんだと思う」

という事を言っていた。

感じる力が弱くなっているのは
大学生に限ったことではなく
忙しい日々のなかに自分を失っている
全ての人のテーマなんだと思う。

やっかいなことに
「感じる力」が弱かろうが
原始的な「情動」反応そのものが
なくなったわけではない。
それは知らない間に体に蓄積され、
わたしたちの感情に負荷をかけている。


感じる力が肉体感覚だとしたら
まず、健全な肉体を作ることが
一番先だ。ということを
この本を読んで
改めて考えました( *˘ᵌ˘)♪

どうでもいい結論・
来年は体にいいことをする年にしよう~


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by terasumonnmoku | 2016-12-21 18:43 | 読書 | Comments(0)

30.ディープ・デモクラシー  アーノルド・ミンデル(春秋社)

●葛藤の抑圧は、国家、コミュ二ティ、組織、人間関係、愛を破壊する。
多様性への気づきを深めるために葛藤を利用することを学ばなければ、
わたしたちは最終的に世界を破壊してしまうかもしれない。
ミンデル博士は、逆説的な自覚の道。
葛藤のタオに従う方法を鮮やかに示している。
(ダニエル・ポーリング法学博士デューク紛争マネージメントセンターCEO)

●ディープ・デモクラシー(深層民主主義)とは、
人々、役割、感情の多様性に気付くことであり、
気付いたことが何であれ、そのドアの前に立つすべてを「ゲストハウス」のような態度で
歓迎することを意味する
(ディープ・デモクラシー アーノルド・ミンデル)



著者はユング派の分析家でプロセスワークの創始者。
戦争を含むすべての社会問題は、
ごくパーソナルな葛藤の、複合的な絡み合いの衝突から起こる。

という考え方で、

オープンフォーラムという形式で、
例えば人種差別で有名なKKKと差別を受けている黒人運動家、
そして、リベラルだったり、無関心だったりする
その周りの様々な立場のひとなどが一同に会し、
対等な立場で直接対話することによって、

隠れた葛藤を露わにし、
葛藤そのものを昇華していく方法について書かれている。

すばらしいが、ファシリテーターにかなりの人間的な成熟が求められる。


根底にはタオイズムがあり、
実際東洋的な「道」「空」「無」の概念がなければ、
葛藤を生み出す「二元論」を超えて
本当の意味で「多様性」を受け入れていくことは難しいだろう。


ただ、不可能ではない。
その辺が、メルヘンの世界の住人としては、
おもしろく、わくわくしながら読み進んだ(^-^)

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by terasumonnmoku | 2016-10-12 17:26 | 読書 | Comments(0)

小説感想 29.君の名は

29.君の名は      新海誠(角川文庫)

先日見た、新海誠監督の同名の映画の小説版。
映画のノベライズって、通常はオリジナル映画とは関係のない人によって書かれる。
原作の世界観とかけはなれていることが多く、だからあんまり好きではない。
でも、これは著者が監督自身。
世界観が原作と同じことに感動しつつ読む。

総合芸術である映画と、個人的な小説というメディアの違いが楽しめて
ほんとうにおもしろい。
(本の売れ行きも、きっと爆発的に違いない)
映画を見ると小説が読みたくなり
小説を読むとまた映画が見たくなるという
エンドレス循環。

RADWIMPSの音楽を掛けながら読みと
さらにひたれます・笑。

なにがそんなにいいのか。
やっぱりそれは、世界観の美しさ。
につきるのじゃないのかな。

ジブリ映画とかの土台に常に影を落としていたような、
重い絶望~的な気配がない。
主人公たちは平凡と言えば平凡。
それぞれが超絶すごい才能を持つわけでもない。
その中で壮大なドラマが起るわけだから
当然葛藤が起り、主人公はもがく。

そのもがきかたが、美しい。
矛盾を内包したうつくしい世界の中で、平凡な人たちが、美しくもがく。
一番大切な記憶が失われていくことを
留めることもできず、
ただ、「大事だった」という事実だけが
人生を支えている。

これって、ほんとうの自分を忘れた
わたしたち自身の物語だ。

名前を失い、目的地も失い、記憶を亡くしても感情だけが残っていて
いつか、確かに存在したはずの、自分の望んでいた場所に
必死で近づこうとしている。
うつくしい風景の中のうつくしいひとたち。
生き生きした喜びの感覚。
それとはかけ離れたぼんやりした日常を
記憶のかけらがよぎる。

<かけら>を起点にして、わたしたちは還っていく。
きみのいた世界に。
その瞬間、世界は色彩をとりもどし
再び世界は輝き始める。

「君の名は」という小説は
そういう物語でした(๑'ᴗ'๑)

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by terasumonnmoku | 2016-09-05 21:20 | 読書 | Comments(0)

24.ぼくは明日、昨日のきみとデートする  七月隆文(宝島社文庫)

2015年の10代~20代女性が読んだ文庫本一位。100万部突破。映画化作品。
はやりものに弱い・笑。
違う時間を生きる二人がたまたま出会うという設定が斬新で、一度読んで今度は最後からもう一度読み始めた。
作中の空気に透明感があって
居心地がいい。先日「4月は君の嘘」という漫画を読んだけど
印象がそれにとてもよく似ている。


25.指名される技術 堀江貴文 齋藤由多加(ゴマブックス)

ホリエモンと、ゲームクリエーターの対談にひかれて読んだけど
これは失敗だった。立ち読みで十分。普通のことしか書いてない~

26.「資本論」を読む   伊藤誠  (講談社学術文庫)

わかり方が中途半端な分、読むのに異常に時間がかかった(二か月)

わからない文章をわからないままに読める。というのは一種の才能だけど、
せめてこれを読んだことで、貨幣論とかが読めるようになっていたらうれしい(´;ω;`)


27.ソウル・オブ・マネー   リン・ツイスト(ヒカルランド)

著者は、ハンガープロジェクト協会(世界の飢餓の撲滅を目的とした組織)設立当初のメンバーであり、
現在でも熱帯多雨林の保護活動などに携わる資金調達のプロ。

この本で衝撃的だったのは、飢餓が、分配がうまくいっていないことによっておこるのではなく
「欠乏」という意識の問題だと、書かれていたことだった。

この世界には、不平等や不公平がたくさんある。
一言で豊かさと言っても
何が本当に豊かなのか、突き詰めてみるとよくわからない。

食べ物があること。安全であること。夜露をしのぐ場所とプライバシーがあり
寒さをしのぐ服があること。最低限の医療が受けられること。

豊かさの定義って、そのくらいだと思うのだが
それを全部持っていても不幸にはなれる。

わたしたちの意識の中にある「ない」「もっと」という感覚を手放すと
豊かさが人生の中になだれ込む。
それはわたしも体験した事実で、個人レベルではそう思っていたけど、
国のレベルでもそうなのかということが、衝撃的だった。

「長年にわたる飢餓の原因は
単なる食糧不足にはない」
と、リン・ツイストは言う。

ビアフラでも、エチオピアでもソマリアでも
食糧援助がほとんど機能しないということがおこった。
食糧は戦争と腐敗を進行させ、ブローカーによって蓄積され、消費され。効果的に分配されない。

飢餓の原因はもっと根本的に原因がある。

セルフイメージが弱者を創るのだ。

と。

<地球の飢餓は、なくすことができる。>

>すべての仕事は。それが完全に解決できる。と確信した時
あなたのより深い部分から行動できるようになる。

未来を先取りして生きる。
未来の自分で生きていく。

それは、飢餓のような社会問題においても
たぶん過労死にも共通したことで

過労死は、労働環境が引き起こす問題だけれど
そこまでやらなければ、まわらない、
生きていけないとみんなが思い込んでいるところ
(特に経営側だが、働く側も。ほぼ洗脳に近い)に根本的な原因があるように思う。

地球上には、わたしたちが生きていけるだけの十分な資産がある。

>持続性の追求の本質とは、「自分の必要とするものをすでに持っている」と認識するところにある。

基本はみんな「真理」なんだなあ。
地球上の飢餓の問題まで真理を広げて考えたことがなかったので
これは衝撃的でした(๑'ᴗ'๑)


そしてこの本を読んで、お金の使い方を意識するようになりました。
コミットメントしたいところにお金を使う。
まだ始めたばかりだけど、自分の中で豊かさがより増している気がします٩(ˊᗜˋ*)و✧*。

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by terasumonnmoku | 2016-09-02 22:23 | 読書 | Comments(0)

28.ガイヤの法則 千賀一生

先日大盛況のうちに終わった「あぐり寺夏の収穫祭&カレーパティ」

ひとしきり催し物が終わった後で
徳ちゃんに読みかけの本を回そうと
ソファーでラスト数枚を読み進めていたら、

参加者のひとり、ガンジーさん(日本人)に話しかけられました(๑'ᴗ'๑)

「おもしろそうな本を読んでますね」

静かなたたずまいの似顔絵画家のガンジーさん。
実は初対面・笑。

集団からすこし離れてにこにこしている方だったので
畑でも無理やり話しかけて
草むしりに巻き込む(๑'ᴗ'๑)

「どんなことが書いてあるんですか?」
と重ねて聞かれたので、持っていた「ガイアの法則」という本を見せ、

スピンが空間から物質を創り、
地球上の文明が栄える場所もスピンによって規定され
いろいろ計算すると、今度は日本が栄える番だ!

という、トンデモ本。
でも次は日本の時代だということは
スピ系の世界ではよく言われている( ̄ー ̄)


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スピンによって空間が物質を創る。

その空間は意識でできている。

すべては一つに切れ目なくつながっていて
その一部分がたまたま、わたしであり、あなたであるだけ。
わたしたちは肉体という形をとった、宇宙の意識なんだ。

という、本に書いてあることの説明をひとしきりして

(ただ、個人的には今回の変化は地球だけに限定したことではなく、
太陽系、銀河系、さらに大きな宇宙を巻き込んで起っている
壮大なドラマの一部分なんじゃないかと、わたしは勝手に考えている)



「ものが<ある>って、ほんとに不思議なことですよねえ。」

というと、

「ほんとにそうですねえ」

とガンジーさんはいい、
二人(たぶん)で大変、いい気分になってしまった・笑。

あぐり寺の賑わいの中、別の時間がそこに流れていた。



ものが<ある>こと。

わたしたちが<存在>するということが

どうにも不思議でならない。

と、わたしは常日頃思っているのですが、あまり共感を得られたことがない。

みんな当然だと思っているみたい。
目を閉じたら、もしかしたら次の瞬間世界か自分はないかもしれないのに、
そういうふうには思わないみたい。

だからこの不思議感が通じたことが、とっても新鮮だったのです。

なんともいえない佇まいのガンジーさん。
今度いつどこで会うだろう。
もしかしたら二度と会わないかもしれない。
それはそれで、かなりすてきかもしれない~ଘ(੭´ ꒫`)੭
(一期一会好きなので)


もしかしたら
人は宇宙の見ている、夢のかけらなのかもしれないね。
蝶どころではなく。



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by terasumonnmoku | 2016-08-23 20:17 | 読書 | Comments(0)

23.君はどこにでも行ける    堀江貴文

「2015年の日本の経済成長率アジア24か国中23位。
一人当たりGDP
世界27位。アメリカの四分の一。中国の半分。

日本は安くなった。」

というショッキングな出だしで始まるこの本。
それは歴然とした事実だけど、
必ずしも悪いことではない。


斜陽の国には斜陽なりの発展の仕方がある。

いまはまだ、はるかな昔に終わったバブリーな時代の名残の
便利な社会をブラックな働き方で無理やり支えているけど、
それもそれほど長い時間は持たないだろう。

現実に運輸、教育、医療ではすでに崩壊が始まっていて
社会の在り方が目に見えて変わっていくのも時間の問題に思う。

格差は日本に限らず、世界中どこでもひろがっている。
ストレスのはけ口を求めてナショナリズムに傾いていく人が増えるのも、
どこにでも見られる現象だ。

一番読んでいて気持ちがよかったのは、
「国境というバーチャルなものは、情報によって駆逐される」
「グローバリズムの到来は、国ごとの不安や、民族の情緒的問題を解消していく」
という部分。
例としてタイのタクシン派と反タクシン派の対立の激化の例が挙げられていた。
(これも、格差の広がりに対する反発が原因)

確かに、2014年バンコクで戒厳令が敷かれていた時
かの地に滞在していた友人を心配してSNSをチェックしていたら、
混乱の真っただ中にいるはずなのに、
彼はいつも通りのんきに酒浸りの生活を続けていて、
全く影響がなさそうなようすに拍子抜けした。
街中の一部しか騒ぎになっておらず
ほとんどいつも通りの日常だったらしい。

混乱が激しくなると
経済に大きな影響が出る。
だからどうしても適度なところにとどめようとする力が働くのかも。

この時代にどう生きたらいいかということについて
堀江さんは「好きなことを好きなだけやる」ことで
突き抜けたところに仕事を創りだしていくこと。
自分だけの価値を自分に着けていくことが大事と語っていて
まさに時代は変わったなあ。と思う。

それにしても世界は広い。
日頃考えていることがだんだん、
<ちっちゃ~>という気がしてきた・笑。
もっともっと、自分の好きなことに傾注する時間を増やしていこう。


わくわくのあまり、あっという間に読了。

別に行こうと思えば、わたしたちはどこにでも行けるし
やろうと思いさえすれば、何でもできる。
それを押し留める障害なんて、
自分の、頭の中にしかないのだから。

ポケットに財布とパスポートだけ突っ込んで
すぐにでもどこかに飛んでいきたくなる本でした٩(ˊᗜˋ*)و✧*。


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by terasumonnmoku | 2016-05-29 21:43 | 読書 | Comments(0)

22.幸せになる勇気 ー自己啓発の源流アドラーの教えⅡ 岸見一夫 古賀史健

大ベストセラー「嫌われる勇気」の続編。
個人的には「嫌われる勇気」より好き。

自身が病気で死にかけたこと、弟さんの死をきっかけに医師を志したアドラーは
精神科の医師として第一次世界大戦に従軍。
人を救うために志した医師の仕事を、
傷ついた兵士を戦地に送り返すために治療するという矛盾の中で
フロイトは「タナトス」「死への欲求」を考え、
アドラーは「共同体感覚」を提唱し、人生を前進させ未来を変えることを目標にした
アドラー心理学を開いた。

「個性は相対的なものではなく、絶対的なもの」
「尊敬=信頼であり、尊敬とはその人そのものであることに価値を置くこと」

世界を平和にしたければ、まず自分、そして目の前の人を信頼すること。
という数々の名言に、深く頷く。

「人を救うことで、自分が救われようとするメサイヤコンプレックス」に陥っている人を
ほんとうによく見る。
実際は自分を救えない限り、人の役に立つことはできないのであって、
この辺をアドラーは「自立の問題」といっている。

身体的に未成熟な状態で生まれた赤ちゃんは
自分の弱さを武器に、生き残りを図らなければならない、
自己中心的な存在である。

単に成長するだけでなく
他者を愛することによってのみ
われわれは自己中心性から解放され、
自立をなしえ、共同体感覚にたどり着く。

共同体感覚とは、精神世界的に言えば「すべてはひとつ」という感覚であり
アドラーによると、人間集団のみならず、宇宙をも含む広大な概念だったらしい。

この本の結論は、人間として生きている以上別れは不可避であり
わたしたちは人と最良の別れをするために生きる。
そうで、そういえば自分もそうかもしれないと思う。

人を愛するといっても
それは愛されることを望むのではなく
もっと深く本質的な
その人の存在そのものを喜ぶ的なニュアンスがあり
それはなかなか言葉では伝えにくいけど
そういう愛が、すべてに波及していくということは
理解できる。

この本は、教員になった「嫌われる勇気」の若者が
教育論を哲人に問う。
という形式をとっているが
教員であるということは、あんまり関係ないかもしれない。
それはアドラーの職業観にも直結した考え方で
その辺に興味のあるかたは是非この本を読んでください(๑'ᴗ'๑)






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by terasumonnmoku | 2016-05-19 22:24 | 読書 | Comments(0)

最近、BOOKCAFEで新刊本を読むのがブーム。
軽い本ならコーヒー二杯分くらいで読めるし、
CAFEにいくのがうれしくなります(๑'ᴗ'๑)

そういえばどっかのアメリカの街の本屋さんで、
そこはBOOKCAFEでもなんでもなかったのですが、
床に座ってマクドナルドを食べながら本を読んでいる青年を見かけて
驚いたことがあります。
日本人は本も汚さないように気を付けていて、偉いと思います。

堀江さんの本、「君はどこへでも行ける」を読みたかったのに
まだ入っておらず、残念でしたー。

4月は、また、資本論に引っかかっていて
読了したのはこの一冊だけです(๑'ᴗ'๑)


21.本音で生きる      堀江貴文

最近読んだ本。

やりたいことをやるために、
自分を最適化する。
プライドはなくなった方がみんなに愛される。



言葉の一つ一つがもっともで、

ぐいぐい読む(^_^)


個人的には、いくら時間が貴重だからといって、

ここまで忙しいのはかなわないけど、

知的生命体のいる他の恒星に行きたいから、

もっとも効率のよい手段を考え、

実現に向けて努力している。っていうなはかっこいい♪


満足な生き方は、人によって全然違うということを知る意味でも、

おもしろい本でした。


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by terasumonnmoku | 2016-05-02 21:18 | 読書 | Comments(0)

生きる意味が見つからないなら、自分で創って育てちゃおう!というブログです。やっていることはさまざまですが、常に生きることに向かっています。

by terasumonnmoku