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artandlove☆もんもく日記2

映画11.ソフィア・コッポラの椿姫

オペラの名作を
気鋭の映画監督
ソフィア・コッポラが演出、
その映像化作品が本作である。

椿姫、ラ・トラヴィアータ

のヒロイン
ビオレッタの職業は、高級娼婦。

映画11.ソフィア・コッポラの椿姫_c0195362_22134036.jpeg

パリの社交界に君臨する日陰の花であり、

月の半分は赤い椿を
残りの半分を白い椿を
象徴のように手にしている。

享楽的な人生を
楽しむ日々の中
体調悪化に気づいたころ

年下の子爵アルフレッドと恋に落ちる。
恋は男の父親によって妨害され
ヴィオレッタは結核で死ぬ。

元はデュマ・フィスの書いた小説だが、
オペラになり、映画化もされている。
どれもおもしろい。
特にこの
ゼッフェレリ監督のバージョンは絶品。




舞台で見るオペラの困った点は
言葉がわからないこと。
今回は全部の歌に訳が付いているので
その点がクリア。
本当におもしろかった。

ソフィア・コッポラの演出がいい。
無駄なく、映画的。

女性の演出、ということもあるのだろう。
アフルレッドのお父さんの

「どうか清らかなうちの娘のために、
息子を諦めてくれ」
という説得が
自分たちのことしか考えてない
誠に身勝手なもの感じられ、
こっけいですらある。


なにより、主演のトラヴィアータの歌声が
素晴らしかった。

最初は、例によって
結核で死ぬヒロインなのに

どう考えても
体格良すぎるんじゃない?

と見えていたものが
最後には、
そんなところは超越して

ともに悲恋に泣くところまで行く。

巻き込まれ感がすごい。





映画11.ソフィア・コッポラの椿姫_c0195362_20333776.jpeg



いいなぁ。オペラ。
いつか本場の舞台を見てみたい。
きっとすごい迫力に違いない。




ソフィア・コッポラがあまりにも良かったので、あの有名なマリー・アントワネットも見てみようと思った(^ ^)


これはおすすめです♪
オペラ好きにはぜひ!


11.椿姫
ソフィア・コッポラ演出バレンティノ・カラバーニ衣装ネイサン・クローリー美術
フランチェスカ・ドット、アントニオ・ポーリ
2016.伊 141mini


# by terasumonnmoku | 2017-11-26 21:56 | 映画 | Comments(0)

スピリチュアルアーティスト/セラピスト/時々社会活動 前過労死等防止対策推進委員。勝手に自死防止活動推進中。スピリチュアルとリアルをアートで融合し、人の繋がりの力で新しい世界の創造を目指しています。

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