仙台フォーラムではじめての
「コロンビア映画」を見てきました(๑'ᴗ'๑)

監督は、アメリカVARIETY誌にて、
2016年に注目すべき監督10人に選ばれるなど
近年世界的な注目を集めている
コロンビアの俊英 シーロ・ゲーラ。
本作も数々の映画祭で極めて高い評価を
受けています。

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モノクロなのに色彩豊か。
圧倒的な映像美に包まれる
2時間でした。
長さが、全く気にならないのです。


数十年の時をまたいだ過去と現在との、
交錯する二つの時間軸の中で

失われた記憶と
失われた文明の輝きが
侵略と略奪の残酷さの合間から
メビュウスの輪のように現前化される。

呪術と自然、アマゾンとの共存。
神話と夢の物語の世界に
丸ごと引き込まれる。

カルロス・カスタネダの
「ドンファンの教え」シリーズや
レヴィ・ストロースの
「悲しき熱帯」の世界です。


主人公のひとり、
先住民族の生き残りのカラマカテの圧倒的な存在感と、

かれが部族の誇りだった
特別な効能を持つヤクルナの
美しい大きな木に
自ら火を放って燃やしてしまうところが

まるで三島由紀夫の
<金閣寺>の炎上シーンを見るよう。

(薬物を摂取しないと
神様に逢えないっていうのは
何かと面倒だよね。
とは思ったものの、)

ラストの実在の人類学者が
そのマジックマッシュルーム的なものを摂取して

宇宙そのものである神に
会いに行くシーンは
まさに圧巻でした。


「君の名は」はアニメでしたが、
こうした映像の圧倒的な美しさで
失われた世界を紡ぎ
今によみがえらせるって
もしかして地球的な流れなのかも!
と、こじつけてみる・笑。

地味ですが、見て損はない映画です。
あっという間に終わってしまいそうなので
機会があればぜひ!

1.彷徨える河  2015年コロンビア 
124MIN シーロ・ゲーラ監督 
ヤン・ベイヴート、アントニオ・ボリバル・サルバドール
   
仙台フォーラム(上映は1月13日まで)

by terasumonnmoku | 2017-01-04 21:51 | 映画 | Comments(0)