2011年 07月 04日
シナプシス
なんでもアニメのコスプレの人たちが
モデルになったカメラの撮影会だったらしい。
せっかくそんなに素敵なところで遊べるのに、アニメのキャラで撮影会っていうのはあんまりだ。(まあ、好みの問題もあるけど)ということになり、話していた人と、それぞれそこでなにかをやるとしたら、何が登場したら面白いか。お互い考えてみよう。
というゲームをすることになった。
サクッと思いついたので、とりあえずメモ。
シーン1)緑水庵入口
入り口から這うようにカメラが入ってゆく。テクノな三人編成のバンド。全身白塗り。音楽は軽めだが大変うまく、体の前面に「がん」「ばろう」「東北」のロゴ。ゆっくりカメラがパンして、背面に回ると、「お前」「が」「がんばれ」のロゴ。
カメラが戻ってくると、小太りで人のよさそうな全身刺青の男がにこやかにカメラを茶室 へと導く。
ずっと音楽が演奏されている。
シーン2)茶室
お茶中である。茶をたてているのは、チャーリーとチョコレート工場に出てきたルンバ人のような中年の小人。お茶を待っているのは、激しい盛りメイクの女子高生(制服着用)と、ヌードモデルのマイちゃん。マイちゃんはかなり半裸な感じだが、まったく関係なく二人は楽しくガールズトークの真っ最中。
女子高生「まいちゃんさんはー、どんな人が好きなんですか?」
まい「そうねえ。あたし、鼻の平らな人。」
女子高生「平ら?」
まい「そう。チャン・グンソクみたいに鼻の、ここ」(鼻梁を指さす)「ここんとこが ね。真っ平らな人が好き」
女子高生「それってどーなんですか」
シーン3)茶室前面の庭
お茶をしている人の背後から縁側へカメラが望む。全身黒タイツのくみちゃんが、ダンスのひとたちと一列になって、どじょう掬いのような踊りをしながら通り過ぎてゆく。みんなすこぶる真剣な顔つき。音楽がフォークロア調に変わっている。どこまでもどこまでも無限に続くダンスの行列。カメラが追った列の脇に、真面目な顔をしたタカシさんが、一心不乱にカフォンをたたいている。スーツ姿の女性がきて、タカシさんの脇に置いてある事務机に座る。鞄を開け、700万くらいの札束を出して、一通り手で数えて、うなずき、またバックにしまう。そして携帯でどこかに連絡する。「はい。間違いありません。お金は確かに、受け取りました。これから送金します。」話しながら退場する。
彼女と、いれかわりでぼけっとしたお爺さんが入り口から入る。タカシさんと踊るダンスの 人たちの列をしげしげながめる。
気が付くとどこからともなくおじいさんのわきにおばあさんがたっていて
「おもしろいですね」とおじいさんにいい、頷きあう。
シーン3)老カップル
カメラはおじいさんとおばあさんのカップルについて入り口に戻る。
おばあさん「さっきね。カラスが琵琶を食べているところを見ました」
おじいさん「びわね」
おじいさんの視線を追うカメラ。テクノバンドがまた演奏を始めている。カメラは背中からバンドに迫ってゆく。そこには「ありが」「とう」「東北」のロゴ。ひとしきり移した後で、舐めるようにカメラが前面に回ると、そこには「きっと」「だい」「じょうぶ」のロゴ。
音楽が急に大きくなる。
「だいじょうぶだいじょうぶ。きっとだいじょうぶ。だいじょうぶだいじょうぶ。きっとだ いじょうぶ」
「だめでもいい。なんでもいい。生きていればきっとだいじょうぶ」
琵琶を食べるカラスのクローズアップ。
「だいじょうぶだいじょうぶ。きっとだいじょうぶ。だいじょうぶだいじょうぶ。きっと だいじょうぶ」
「だめでもいい。むしろだめなほうがいい。なんだっていい。どうだっていい。だめでいい。だめなほうがいい。なんでかしらない。でもそれでいい。でもそれがいい。でもでもでもそれがいい」
門からカメラが出てゆく。門の外には小太りの刺青の男がにこやかに手を振ってお見送りする。奥を覗くと登場人物が全員身をせり出して、激しく手を振りながら満面の笑みで見送っている。
*ルンバ人以外は実在の人物がモデルです。
気に障ったら連絡ください。速攻で削除します。要はタカシくんとくみちゃん一家が見たいだけ。のような気も・・・
ヌードモデルのマイちゃんと女子高生のガールズトークは、紙袋をかぶった、半裸な男性三人の世間話でも可。内容は上司の愚痴など。