2015年 04月 17日
読み始めたばかりの本の感想ー雪片曲線論
この本買ったの、20年以上前。
読み始めては挫折し、読み始めては挫折し
でも処分することなく持ちつづけた。
そんな本を、最近一冊読み終えたので
調子に乗って、超ロング積んどく本、読破に再々挑戦!
買ったのはそんなに昔なのに
情けないことにタイミングは「今」みたい。
例えば始めの頃に引用されている
スピノザ「エティカ」からの、この文章。
「心の強い人は、あらゆるものが神の本性の必然性から
導き出されることに特に注意する。
そのために彼が不快で、しかも邪悪であると認識するもの、
またこのために彼にとって汚れた戦慄すべきものであり、
不正で、卑しいと見えるものは全て、
そのものの理解が無秩序で、断片的で、しかも混乱しているから
生ずるということに気づいている。」
これなんて、昔は読んでも全然わからなかった。
いまはわかる。
↓
「あらゆるものに神の本性の必然性がある。
そのため、心の強い人は、不快さが、
不快さに対する、秩序だった理解の欠如、
混乱によって、起こることを知っている。」
ほとんどのひとは、怒りが外からやってくると思っている。
でも、データーがあるからスクリーンに映像が映るのであって
逆ではない。
わたしたちの中に<怒り>があるのであって
外部に「私たちを怒らせるものや人」がいるわけではない。
それを自分でちゃんと理解しているのが、心の強いひとだ。と
スピノザは言い、
かつ、すべてのできごとには神の理が備わっており
それが理解できないのは、その出来事のせいではなく
自らの不明によるのだ。ということが書いてある。
そりゃそうだ。
でもこれ理解している人は、少ない。
真理の学びも、アドラー心理学も
実はここから始まる。
避けて通れない。
無秩序と混乱に、新たな秩序を見出していくことを、
俗に「学び」と言う。。
とかね。
むむん~。
なんてことは置いておくとして、
今度は最後まで読めるだろうか。
この本を進めてくれた友達は
「密教の本だ」
と思って読んだと言っていた。
知らないことが多すぎる。。。。
読み終わってもいない本の感想を(ないけど)
試しに書いてみました(笑)
ちなみに雪片曲線論の前に読んでいたのは、
朝日新聞出版から出ている
吉田猫次郎さんというひとの
「借金なんかで死ぬな!」という本。
振り幅大きいけど、借金の世界もある意味フラクタル。
諦めないで交渉することで、劇的に状況を改善できます。
見た目とは違うことが世の中にはたくさんある。