大掃除気分が盛り上がらない?
例年、この時期はお正月の準備で
おおわらわだったことを思うと
夢のよう・笑。
本を読み、勉強してるだけで終わる1日。
これって理想的です。
来年も、こんなペースで暮らしたいな。
大好きな読書の面での2016年は、
まるごとマルクスの年でした。
資本論の1巻目を、4ヶ月かけて読み、
サルでもわかる系や、東大生が読む系のマルクス本も読み、
力尽きてまた元気を貯め、
年末には
出版された時から
ずっと読みたかった
「マルクス その可能性の中心」
をついに読了。
満足過ぎる。
ふるふるふる( ̄▽ ̄)
きっと誰も興味はないと思うけど!
全然気にせず中身について書いちゃうと、
柄谷行人さんは、ここで資本論を
ソシュールが記号論で言語を扱ったように扱い、
読み解いている。
商品に、あるように見える内面的な価値が
実は存在しないということ。
そこにあるのは「関係性」だけであり、
意味作用は空間に生まれるに過ぎないこと。
資本論の課題は、
貨幣形態によって隠蔽された根源的な差異を見出すことと、またいかにしてそれが隠蔽されるのかを解明することだ。
という、著者の玉ねぎの皮をむくような解説を読みながら、一年が終わっていくのは
ほんとうに楽しい♡
そして自分が今、なぜ、マルクスを読んでいるのかも、そこからまた、どこに向かおうとしているのかも
本人にはわかっていないのですが、
これがこの先必要な装備であって、
理解できようができまいが、
せっせと「学習」するしかない。
ということを、
わたしは知っているのです(^-^)
そして
これは同じく年末のお供本の一冊。
ホーキング大先生(^-^)
最近スピの世界で大流行りな量子力学ですが、周り中研究者という環境から、
トンデモ系が恥ずかしい・笑。
自分が変なことを言うのはいいけど、
人の変な発言を引用するのは嫌なので、
できるところまでせっせと勉強します。
まだ途中だけど、
「ひも理論」とここで量子物理学とようやく繋がって
ほっとしてるところ(^-^)
何といっても量子物理学の中で一番ロマンチックなのは
「物体の位置や経路、さらには過去や未来が正確には決められない」
ところ。
粒子はスタートからゴール地点を飛んでいる
あるきまった時間に、決まった場所にいることがない。
これを物理学者のファインマンは、粒子は
スタートからゴールまでのあらゆる経路も取りうる。
と解釈しました。
粒子は、すべての経路を同時に取りえる。
互いに干渉しあいながら。
過去が決まっていないという事は
現在を観測することによって過去が変わる。
という事を意味するのだそうです。
めっちゃどきどきする。
量子物理学的には
宇宙では
時間は未来から過去へ流れる。
なんちゃんて。
(実際に記述してあったのは
「歴史がわたしたちを作るのではなく、私たちの観測によって
私たちが歴史を創っているのです」
ということでしたが!)
こってりしたマルクスと、
爽やかなホーキング博士って、とても素敵な取り合わせで
わたしのように妙ちきりんな趣味の人には
おすすめです☆
(そんな人がいたら会ってみたい☆)
31.マルクス その可能性の中心
32.若者よ マルクスを読もう
33.ホーキング、宇宙と人間を語る