見てきました(๑'ᴗ'๑)
<この世界の片隅に>
よかった(´;ω;`)
めちゃくちゃよかった(´;ω;`)
きれいだったし、
みんながあまりにもばかだったし、
それでいて、一人一人の人生が
ちゃんと立っていて
それぞれが存在として
かっこよかった(´;ω;`)
登場人物に戦争に対する
意見というものがない。
その辺の語られなさ具合が
すごい。
(もちろん、あえてなのだろうけど)
でも、憲兵からの疑念と叱責を
静かに耐え、危機が去ってから
大笑いするなど、
健全でアヴァンギャルドな市民感覚が
随所にちりばめられていて
表面的な従順さと
いい対比をなしている。
そのほかには、
人物も、背景もコトリンゴの音楽も
ノンちゃんの浮遊感のある声も
見事にはまっていた。
原作が相当いいんだと思う。
この映画を作ることのできる喜びが
画面からしみじみと伝わってきた。
(特に「悲しくてやりきれない」のふわふわした感じが
この映画にぴったりすぎる(´;ω;`))
この映画はクラウドファンディングで作られ、ラストに資金を提供した人の名前が
延々と出てきた。
そこにまた感動してしまった。
本当に作りたいものを
本当に作りたい人が創る。
まともにメディアに載らなくても
口コミで話題は広がり
興行的にちゃんと成功して
どんどん人が集まってくる。
大手メディアとか、配給会社とか
マスの力がもしかしたら
どんどんなくなってきているのかもしれない。
見終わった後の会場は
すすり泣きの声も聞こえたけど
決してよどんではいなくて
そこになぞの
「一体感」のようなものが漂っていた。
いろいろあるけど
こんなふうにして
僕ら、いきていくんだよね。
みたいな。
いい意味での「ふつう」を
大事にしていきたいな。
みたいな。
なにかとても
あたたかいもの。
それにしてもよかった。
特に義理の姉と主人公のすずが
和解するところ。
そして、ラストにとにかく感動した(´;ω;`)
死があるのが当たり前で
それを乗り越えるのも当たり前で、
家族ってなにがあっても
どんなふうにでも
きっと
再生していけるんだ。
と、思った。
2.この世界の片隅に
片渕須直 監督・脚本(アニメ作品)
のん/細谷佳正/稲葉菜月/~声
120MIN 東京テアトル2016