SENDAI座の舞台
白墨の輪
を観に行って来ました!
ブレヒト原作の音楽劇
そして、友達のくみちゃんが
「あたし、嫌な女をやるんだよ」
というのに魅了され、
一体どのくらい
嫌な感じなんだろう!
と、街でポスターを見るたびに
ワクワク(^_^)
そして今日!
くみちゃんが
通路に立った気配だけでもう、
超弩級の「感じの悪さ」・笑
無邪気に感じ悪い。
おおらかに感じ悪い。
上品で感じ悪い。
感じの悪さが
こんなに豊かなものとは知らなかった♡
それは子供も連れて行くよ。
かわいそうだもん。
悪い人ではないのだ。
ただ情愛とか、そういうものが
理解できないだけ。
そういうふうに育てられなかったから、
目に見えるものの価値しか
測れないだけ。
最後の大岡裁きで
はじめてなにかを学んだのかもしれないね。
あまりの感動に、
みんなで感じ悪い総督夫人に
なってみた。
(できない。ひろみん健闘。誰も突っ込まないけど、
この徳ちゃん、相当きてる・笑)
プロローグの、おそらくは福島の立ち入り禁止区域に咲いていたであろう
桜の絵が美しく、その美しさが切なくて、導入部分から引き込まれる。
生演奏がすばらしい。
アコーディオンに哀愁があって、
女性ボーカルが、常に深刻な顔をしているところにぐっとくる。
音楽がBGMではなく、
劇の一部なのが新鮮。
群集劇に圧倒される。
いかさま裁判官のギュウさんを筆頭として
登場する人物が
みんな愚かでチャーミングで
めっちゃ魅力的。
ブレヒトって、1900年代始めの人なのに、民衆の扱い方(被害者のような顔をしながら案外ふてぶてしいとか、権力者の足元を結構みているというか)
女性の悲劇の描き方が、
強姦され、やけになって女郎屋に身を売っても逞しく生きて行くとか、村の収穫を保証するカタに山賊に差し出され、世を儚んで死ぬという、敗戦間もない1950年代制作の「七人の侍」や、「雨月物語」にも似ていて
ブレヒトの影響が大きかったのもあるだろうけど、戦争とは、そもそもそういうものなのかもしれないと思ったり。
泣いたり、笑い転げたり、考えさせられたりしました。
この劇は
多分誰が見てもおもしろいです(^_^)
未見の方はぜひ!
SENDAI座☆プロジェクト
結成10周年記念公演
音楽劇
「白墨の輪」
仙台公演
エルパーク仙台ギャラリーホール
25日(金) 13:30 / 18:30
26日(土) 13:30 / 18:30
27日(日) 13:30
一般 4,500円
シニア(60才〜) 3,500円
U24 2,000円
高校生以下 1,000円
いわき公演
いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場
9月10日 (日) 14:00
一般 3,000円
シニア(60才〜) 2,500円
U24 2,000円
高校生以下 1,000円
くみちゃんを知っている人は
直接くみちゃんへ。
詳しくは以下↓
そしてSENDAI座のみなさん!
素敵な舞台をありがとうございました!!!