南方熊楠100年早かった智の人〜

国立科学博物館で開催中の

生誕150年企画展
南方熊楠100年早かった智の人〜

に行ってきた!


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日本の自然保護運動の元祖であり
博物学者、生物学者としても知られ
以前から、気になって気になって
仕方なかった熊楠。

しかし、あまりにも規模が大きすぎ
難しそうすぎて

どう捉えていいのやら
意味不明だった熊楠。
(ちなみに読み方は
みなかた くまぐす です )

思ったよりわかりよく
おもしろかった!

と、いうより、
(企画展でも言及されているように)
時代がようやく彼に追いついた。のかもしれない。

情報を手当たり次第に蓄積。
データベースを構築し、
リンクを貼り、コピーペーストして、
縦横無尽に議論や思想を展開する

というやり方は、

印刷技術のない時代、
想像することもできなかったはず。
それをこの人は、筆写によって、
たった1人で、世界に向かって
やりまくっていたのだ!

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熊楠は1867〜1941に生きた和歌山のひとで
8歳から漢文の書物を筆写し
博物学の知識を集めはじめた。

問題を起こして東大をドロップアウトし、
20代でアメリカにわたり
農学校でアメリカ人とけんかしてロンドンに流れ


大英博物館の図書館に学び、
26歳から33歳までありとあらゆる書籍を
筆写しまくり、

科学誌ネイチャーに日本人としては最多の
50報を掲載。
(今だったら大変なことだが、当時の投稿論文は
査読を行わない読者投稿欄のようなものだったらしく、正規の研究論文とは認められていない)


自分は非常な癇癪もちであり
発狂しないために
好きな博物学の研究に勤しんだ。
と本人も語っているように、

残っている医学的検査データで
「側頭葉てんかん」の疑いが報告されている。

ところで、熊楠は、特に菌類や地衣類などの研究で
知られ、変形菌目録を出版し
のちの昭和天皇に献上したり、
菌類図譜といわれる膨大な数の
標本を残しているが

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集めた情報は、菌類だけにとどまらず、
隠花植物の標本づくりをはじめ、
人文系のデータ、
世界中の説話地誌旅行記、宗教学、考古学
セクソロジーの書籍から
抜き書きした、ノートの数約136冊分。

そこで使用されている言語9種類。
熊楠は語学に堪能で
14カ国語を話したと言われている。


ちゃんとした論文にまとめ残していれば、
ものすごい評価を受けた人だろうに
それがないだけに学問の世界では
評価がなされておらず

現在では、研究者というより、情報収集者
という立ち位置になっている。

その膨大な知識に裏打ちされた
言葉には力があり、
学問的成果や実績、というよりまっすぐに

宇宙

を指し示しているよう。

特に印象的なのは、これ。



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「南方曼荼羅」と言われるものの一つ。

この世における事象の関係を書いた図で

熊楠が書いた図について
「実は長、幅のほかに
厚さもある立体のものと見よ」
と書き残していたことから
今回の展示では「ホログラム」で再現されている。

これがすごくって
先日見た瞑想(エナジーワーク)
の感覚にそっくり。

ぞわぞわした。

いのちだから。
当然そうなるんだろうけど

ほぼ独学だからこそ、
ここに行けたのかもしれない。

研究が進み、これから熊楠のすごさが
わかってくるのかも!

いろいろな意味で
とってもおもしろい企画展でありました。




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青い髪の人は外国の方で
フィフスエレメントという映画の
ヒロインにそっくり。
さすがはくまぐす。観客もシュールです。


生誕150年企画展
南方熊楠100年早かった智の人〜

は、国立科学博物館で3月4日まで!




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by terasumonnmoku | 2018-02-14 23:53 | Comments(0)

真理セラピスト・らくがきすと・即興ピアニスト+社会活動家(過労自死遺族/東北希望の会代表)幼少時より、生と様々な死から多くのことを学んできました。11年のセラピスト経験があり、仕事ではいのちのすばらしさについての、エナジーーワーク的なセッションやワークをしています。頭を現実的に使いながらメルヘンな世界を実現させていきたい。社会問題、スピリチュアルな仕事や宇宙のこと、日常について書いています。


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