2018年 04月 15日
人生の切り替えポイントは、どのようにあらわれるか。〜今年初めての蓮笑庵探訪
<滝壺と人魚の話>
福島県田村市
画家 渡辺俊明さんの
アトリエから生まれた
美しい「蓮笑庵」の女主人
じんこさんは
この場所のファンたちが集うあらたな場所を作るため、数年がかりて人を集め、お金を工面し、離れにある古民家の改築に取り組んでいた。
ある日、蓮の沼を挟んで建つ、
別棟の実家二階の水道管が破裂。玄関フロアに大量の水が、流れ出した。
まるで滝壺である。
その、怒涛のごとく流れる、
水のカーテンの奥には、
俊明さんの描いた3人の人魚の屏風が飾られていた。
人魚が泳いでるわ!
その風景を見た時、
じんこさんは思った。
あっ!
皆さんに来ていただく場所は
古民家じゃない。
今滝壺になっている、
ここなのよ!
と。
「ちょっと想像してみて!」
と、目をキラキラさせながら
じんこさんは言う。
「三人の人魚がね、
本当に泳いでいたの!」
かくして、水道管破裂は
天からの啓示になった。
更にそのことによって、滞っていたさまざまな支障が解け、あるべきものがあるべき場所に収まっていったのだ。
(しかも、絵は無傷だった!)
天啓とは、輝かしい姿ではなく
えてして事故や不都合な出来事として表出する。
お告げをお告げとして活用するには、才覚が必要だ。
幸運の天使は、わたしたちが何かに挑戦した時、次のステージに上がった時、それとわからない姿でやってくる。
ということを、
わたしは今年初めての
蓮笑庵で学習した・笑
誰にでもある、
人生の切り替えポイント。
天使のラッパは
思いもかけない形で鳴らされることがある。という話。
蓮笑庵にくる人は
みんなじんこさんが、
蓮笑庵が、俊明さんの世界が、そして福島が、
大好きになる。
それはこの世界にとって、
とても意味のあることのように思う。
ここを訪れる際は
ぜひたむらやのみそおでんを
食べてみてね♡
天ぷらそばも、絶品です。
三春町の滝桜の
老いた花魁のような
風格あるたたずまい。
まだ桜の残る蓮笑庵。
行き過ぎる春を惜しむ4月 たまを