1938年に福岡で生まれた、
写真家 鋤田正義 のドキュメンタリー。
映画館でフライヤーを見るまで
わたしは彼のことを全く知らなかった。
映画を見たくなったのは
そのフライヤーの中の
彼の作品をいくつも知っていて
しかも、鮮烈な印象があったから。
特にデビット・ボウイのこれ!
とか
YMOのこれ!
とか。
こんなソリッドな写真を撮るのは
どんなひとなんだろう。
と心を惹かれた。
しかもこの写真、
全然古くならないのだ!
なんとなくとんがったひとを予想して
いたんだけど、見てびっくり‼️
こう言うひとでした^_^
こんなすごいひとを前にしてなんだが、
可愛い♡
目がきらめいていて
見てるだけで、
うれしくなってしまう。
とんがっていたのは鋤田さんではなく
アーティストだった!
そんな当たり前のことに
気づかないなんて・笑
このドキュメンタリー映画は、
まるで鋤田さんのフアンクラブのようだったけど、
そのメンバーがすごい。
デビット・ボウイ。イギー・ポップ、マーク・ボラン、映画監督ジム・ジャームッシュ。デザイナーのポール・スミス。坂本龍一、細野晴臣、糸井重里etc
みんなが鋤田さんが好きというのが
しんしんと伝わってくる(^-^)
ドキュメンタリーの中で、
ギタリストの雅を撮った時
「年をとるとすごくいいのは
若い頃と比べて
どんどん自分を壊していけること。
若いうちはまず技術を
身につけないといけないから、
なかなか壊すところまで行かないんだよ。
だから次々と新しいことに
チャレンジするあなたを撮るのに
今のぼくは、ちょうどいいと思う。
刺激受けてますよ」
と、鋤田さんは彼に言ったのだけど、
それがほんとに
ほんとに
ほんとに
かっこよくて
泣いた!
鋤田正義78歳が
30代の雅にそれを言うのだ!
しかもデビット・ボウイを撮った人が。
なんとなくいつもかっこつけたような
印象のある雅が、
心の底からのリスペクトを持って
撮影に臨んでいるところも
実に素敵だった(T ^ T)
才能同士のぶつかり合いというか
創造の現場を見てるようで。
常に新しく、
どんどん変化しながら
年を取っていきたいな!
そして鋤田さんのように
どこまでも目を輝かせながら
高みを目指していたい(^-^)
ステキな映画でした!
珍しく観客の年齢層も低かった・笑
10.SUKITA
相原裕美監督、鋤田正義、布袋寅泰、ジム・ジャームッシュ、山本寛斎、是枝裕和、リリー・フランキーほか。
2018.日本 115min 恵比寿ガーデンシネマ
*苺以外の写真はすべて、
今回の映画のフライヤーからお借りしました!ありがとうございました。