川人先生の講演会 in 宮城

宮城県働く人の健康と環境改善を進める会主催の
過労死110番記念

過労死弁護団全国連絡会議幹事長
厚労省の過労死等防止対策推進協議会でいつもお世話になっている、川人先生の講演会、でした!



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タイトルは
「過労死の現状と予防の取り組み」


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プロフェッショナルにも登場した川人先生。
2013年に参加した、
過労死防止法の制定を目指す活動の、
作戦指揮を取られていたのが、
先生を知った最初。


切れ味鋭い運動の進め方、論理展開が
とても好きです。

いつも協議会の前に、
当日の発言論旨をチエックされてる・笑

協議会では、一生懸命資料を読んで考え、
働くみんなのために、
政策に異議を唱えるたびに

「それはこの場で議論する問題ではない」

と経団連の人&議長さんに
あえなく却下されつづけているのですが、


今日の講演の内容にもあった
労災認定基準の改正の問題についても同じで、

今の時代に合わない基準について
先生が意見をいうと、

「ちゃんと配慮されており、
適切だと考えます」
と、間髪入れず経団連の人が口を挟む。

でも先生(や過労死弁護団のみなさん)は
めげずに、記者会見をしたり
いろんな作戦をとって粘り強く頑張り続けている。

インターバル規制に関して
(11時間の間を仕事と仕事のあいだにあける)は、
ようやく議論が盛り上がるようになり、
最近会議がちょっとおもしろくなってきた。

それは恐らく、
先生たちの活動の賜物なんだと思う(^-^)


ここに来るまで、
会議はなんとなく、集まった
労働組合も含めた、
国の中枢を動かすみんなが
仕方なく、遺族の苦情を聞く会、

みたいになっていた。
ガス抜き、みたいな。

その証拠に、協議会では、最近まで
過労死防止法の大綱という、法律の運用の仕方を
定義する約束事の3年ごとの見直しを
行なっていたのだけど、

最初に厚労省から出てきた見直し案は
ほとんどが安倍内閣の
「働き方改革」のなかの文章の、コピペ
だった。

それで川人先生が怒り、
過労死防止学会の森岡先生、
弁護団の岩城先生、遺族の先輩方が
たくさんの意見を出して

ようやくなんとなく血が通ったものに
変わり始めた。
それでも不十分だけど、でも最初から見ると
隔絶の感がある。

わたしは今年度末で希望の会をやめてしまうので
協議会のほうもどうなるかわからないけど、
すごい勉強を
させてもらったなあ!としみじみと思う。


それはともかく本当にためになる講演で、
特にいつも襟を正すのは
この数字



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宮城県の精神障害での自死の
労災認定数は3名だけど、

警視庁発表の
宮城県で「勤務問題」が原因の自死は
H28年で62人。

宮城では5日に1人が、全国では毎日6人が
勤務問題が原因で自死している。
山の手線の人身事故に慣れている場合ではない。

それをなくしていくための
インターバル規制、
労災認定基準の変更、
事件の起こった企業を速やかに公表すること、
などの具体的な対策を考え、
パワハラ対策として、

パワハラをなくそう、より
良いリーダーシップを育てよう。
と、先生は意見する。


先生の好きなラグビーの平尾誠二氏の語る
人を叱るときの4つの心得

➊ミスを指摘し、人格を責めない。
❷後でフォローする
❸他人と比較しない
❹長時間叱らない

も良かった。

働いていて自分がやられたわけではないけど
みるだけでもすごく嫌だったのが
❹上司が部下を何時間も責める、ってやつ。
これは壊れるよ。なんのメリットもない。


こういうのをみんなが学習すると
ずいぶんいろんなことが
変わって来るはず。


カリスマ的な先生の講演会とあって
今日は希望の会のみんなが勢ぞろいしていて
本当にびっくりしました(^-^)

素晴らしい会をありがとうございました!





by terasumonnmoku | 2018-06-26 20:27 | 過労死 | Comments(0)
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