2018 過労死等防止対策推進シンポジウム 福島
が、本日無事開催されました!!
会場には、企業関係の方々がずらり。
基調講演は東北希望の会顧問弁護士で
過労死弁護団常任幹事の土井浩之弁護士。
タイトルは
過労死が起きる働かせ方を知る
〜26件の精神疾患事例の分析から〜
・いわゆる「ブラック企業」(意図的な使い捨て)ではない・悪意を持って労働者を追い込んでいない・過剰叱責した上司が人格破綻者ではない
普通の企業を前提としてとのことでしたが、
まさにそこが、本日のお話の中で
もっとも衝撃的な部分でありました。
わたしは当事者だし、
会の代表としてもいろいろな例を
見聞きしているはずなのに、
それでも、
過労自死や、労働者を重篤な精神疾患まで追い詰めるって、どこかで特別に「悪い」職場だと、
思いたい部分があるみたい。
一般の方はなおさらでしょう。
自死の事例16例のうちの13人の方が
自死当日、または前日まで就労している。
というデータも
その中で亡くなる前に精神科を受診した例が
たった3人だったことも、
重い現実です。
普通の人が、死んでいる。
普通の人が、普通に働く中で。
だからこの問題は、深刻なんだよね。
先生のお話は、働く人を孤立化させず、
守るためにはどうしたらいいかという
具体的な方法と対策に及ぶ、
画期的なものでした。
最期の、部下を仲間として尊重するには
「自分」を尊重する環境を作る。
という結論も素晴らしかった。
福島は労働局の皆さんがとても熱心で、
福島コンピューターシステム株式会社の
実際の長時間労働削減の取り組み事例報告もよかったし
労働局の施策説明も充実でした。
そして今回は特にお願いして、東京家族の会から
元SEの木谷さんに当事者の事例を
発表していただきました。
冷静な状況説明に胸が痛み
労災認定事由が起きた場合の
救済制度を
もっと充実させてほしいとのリアルな声に
説得力がありました。
思いが伝わってきます。
人生はまだこれから。
お互いそれぞれの場所で、過労死のない社会を、
創って行こうね^_^
木谷さん、土井先生はじめご来場のみなさま。
本当に、ありがとうございました!!
シンポジウムの終わりに木谷さん、
希望の会の皆で
餃子を食べに行きましたヽ(´▽`)/
福島はラーメンと餃子が有名なのだそうです。
知らなかった〜
風格のある「川鳥」さんの入り口。
特に有名な円盤餃子、
おいしかった!
おすすめです^_^