2018年 03月 27日 ( 1 )

*Rigoletto

椿姫』『イル・トロヴァトーレ』と並ぶ
ヴェルディの中期三大傑作の一つ。
1851年3月ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場で初演。原作は、実在のフランス王 
フランソワ一世の放蕩を告発した、
文豪ヴィクトール・ユーゴーの戯曲『王は愉しむ』

タイトルのリゴレットは、
主役の好色なマントヴァ公爵に使える、
道化師の名前である。

リゴレットは妻を亡くし、残された1人娘を溺愛。
貴族たちの娘や妻に陵辱を繰り返す、
とんでもない公爵に媚びへつらいながらも、
自分の清らかな娘を密かに匿い、
大切に守り育てていた。

しかし、ある日公爵と仲間の貴族たちに
娘の存在がばれてしまう。

娘を守りたいリゴレットと、
彼女を誘惑する公爵。
娘は父に気兼ねしながらも、公爵に惹かれ
貞節を奪われて、
騙されていたことを知る。

ことの成り行きを知り
復讐を誓う父から
愛しい恋人の命を守るため
娘は身を投げ出す。

そして可哀想な彼女は
リゴレットの腕の中で死んでしまう。


悲劇だ。


しかもディヴィット・マクヴィカーによる演出は、強姦や暴力も示唆する大人向けのもので(あらかじめそう言う演出である旨クレジットされる)、めちやリアル。

怖いほど真に迫って感じられた。



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リゴレットの立場のひと
巷に多いのではないか。
ダメだと知って公文書偽造する公務員。
例えて言うと、今日証人喚問に呼び出された
佐川さん、みたいな人もそう。

自分の信義をまげ
立場を危うくしながら
嘘を高らかに叫ぶ、
引き裂かれた人。

やってることが最悪なマントヴァ公爵は
罪悪感ゼロなので
意外と自身は酷い目に合わないし
苦しむこともない。




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佐川さんがそうかどうかは別として
罪そのものではなく
その人の持つ罪悪感が、人を苦しめる。

苦しむ人は
純粋だから、心が美しいから
苦しむのだ。

全ての苦しんでいる人
心の美しい人たちにエールを送るように

ヴェルデイの美しい旋律が
全編を通して響いていた(^-^)

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*ロイヤルオペラハウスは、ロンドンのコヴエント・ガーデンにある名門歌劇場。
ロイヤルオペラと、ロイヤルバレエの本拠地。
ロイヤルオペラは音楽監督アントニオ・パッパーノ率いる世界を代表するオペラ・カンパニーの1つで、チャールズ皇太子がパトロンを務めている。


by terasumonnmoku | 2018-03-27 20:49 | 映画 | Comments(0)

真理セラピスト・らくがきすと・即興ピアニスト+社会活動家(過労自死遺族/東北希望の会代表)幼少時より、生と様々な死から多くのことを学んできました。11年のセラピスト経験があり、仕事ではいのちのすばらしさについての、エナジーーワーク的なセッションやワークをしています。頭を現実的に使いながらメルヘンな世界を実現させていきたい。社会問題、スピリチュアルな仕事や宇宙のこと、日常について書いています。


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