カテゴリ:過労死( 35 )

大学の問題について、
中日新聞に取材して
いただいていたものが記事になりました。

大学の状況を憂い
わたしを厚労省の、過労死等防止
対策推進委員に押してくださった
故森岡孝二先生も
きっと、喜んでくださるのではないだろうか。







わかりやすく
素晴らしい内容だったこともあり
さっそく大学教員のご家族の方から
ご主人の働きぶりを心配される相談が・涙

いのちあるうちにつながって
当事者の方に亡くなられたことはまだないので
とりあえずはよかったけれど、

どうかみなさま。
限りあるいのちを大切に。

命があれば、何度でもやり直せる。

みんなが自分の身体、
自分の時間、自分の仕事、
自分の家族、自分自身を
本当の意味で大切にした先に、

わたしたち日本の、
次に続く子どもたちの

未来
あるんだと、思っています。




それにしても、接するメデイアの方に
わたしは恵まれているかもしれない。

メデイアを通して伝わる情報は
記者や作り手の方との共同作業の結果。

こちらの思いが大きくても、どこまでいけるかは
表現してくださる方の
懐の大きさや世界の広さによって違ってくる。

でも、この記事は個人的な不幸を超えて
大学全体を見通す内容になっていて、
危機感が素直に響いてくる。

ありがたく、感謝の気持ちでいっぱい。

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大人は子供の未来。
よかったらこっちも読んでみてね。

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息子とうもろこしの帰還と、家族の再生☆



by terasumonnmoku | 2018-09-03 21:34 | 過労死 | Comments(0)
今日は霞ヶ関。

厚生大臣政務官と、過労死等防止対策推進委員の
意見交換会です。



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このところ
協議会で協議していた、
過労死等防止対策推進法の
運用の仕方を規定する「大綱」の
3年ごとの見直しが終わり、
正式に閣議決定された。
ということで、
開かれたもの。




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厚労省の入り口で身分証明書を見せて
電話番号を言って通行証をもらい

中に入ると、張り紙が。

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会議室はこんな感じ。
イレギュラーな打ち合わせなので、
いつもより狭い。

珍しく1番についてしまった。


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いつものようにその間に、
ふと疑問になった
政務官についてググる。

*政務官とは、副大臣の下について
特定の政策について大臣を助ける
(wiki先生泥縄なわたしにありがとう・涙)
とありました。

新しい大綱の内容について、
委員から一言ずつ発言。
政務官からお話があって終わり。

という段取りです。
その間、わずかに30分。
濃い。

わたしはこの協議会に
当事者委員として参加しており、
その資格は遺族会の代表というもの。
来年3月に会の代表を降りる都合上、
近日中に交代になるに違いない。

いつが最後になってもいいように、
今日も自分の担当の教職員の過労の問題について
頑張って発言しました(^-^)



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この協議会の
当事者委員は全国で4人しかいません。
その数少ない委員を務めさせていただき
大変な勉強になりました。
毎回心臓ばくばくで
緊張の中大勢の方々の意思を背負い
発言させていただいた経験は、
何ものにも変えがたい。

関係者すべてに、感謝の気持ちでいっぱい。



帰り際にみんなで和やかにごはんを食べ、

協議会委員のお一人であり
先だって亡くなられた
関西大名誉教授の森岡先生を
しみじみ悼みました。



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森岡先生が
過労死防止活動に退官後の人生のすべてを捧げ、
著書の印税や、巨額なポケットマネーを
活動にポンっと、寄付されていたという事
を新たにお聞きし、更に涙。

ご家族の支えも含め、
素敵すぎる(T ^ T)


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今年7月の札幌の過労死防止学会で
森岡先生に最後にお会いできて、
本当に良かった・涙


いろんなことが
どんどん終わって行くような気がします。
名残惜しいけど、
感謝して、こなして行こう。

と、今日はお墓で、
夫にも報告してきました☆


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本人はまだ、息子に張り付いて
アメリカですが、
お骨にはお骨の意識が
やっぱりあるんだよね。






by terasumonnmoku | 2018-08-24 21:12 | 過労死 | Comments(0)
宮城県働く人の健康と環境改善を進める会主催の
過労死110番記念

過労死弁護団全国連絡会議幹事長
厚労省の過労死等防止対策推進協議会でいつもお世話になっている、川人先生の講演会、でした!



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タイトルは
「過労死の現状と予防の取り組み」


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プロフェッショナルにも登場した川人先生。
2013年に参加した、
過労死防止法の制定を目指す活動の、
作戦指揮を取られていたのが、
先生を知った最初。


切れ味鋭い運動の進め方、論理展開が
とても好きです。

いつも協議会の前に、
当日の発言論旨をチエックされてる・笑

協議会では、一生懸命資料を読んで考え、
働くみんなのために、
政策に異議を唱えるたびに

「それはこの場で議論する問題ではない」

と経団連の人&議長さんに
あえなく却下されつづけているのですが、


今日の講演の内容にもあった
労災認定基準の改正の問題についても同じで、

今の時代に合わない基準について
先生が意見をいうと、

「ちゃんと配慮されており、
適切だと考えます」
と、間髪入れず経団連の人が口を挟む。

でも先生(や過労死弁護団のみなさん)は
めげずに、記者会見をしたり
いろんな作戦をとって粘り強く頑張り続けている。

インターバル規制に関して
(11時間の間を仕事と仕事のあいだにあける)は、
ようやく議論が盛り上がるようになり、
最近会議がちょっとおもしろくなってきた。

それは恐らく、
先生たちの活動の賜物なんだと思う(^-^)


ここに来るまで、
会議はなんとなく、集まった
労働組合も含めた、
国の中枢を動かすみんなが
仕方なく、遺族の苦情を聞く会、

みたいになっていた。
ガス抜き、みたいな。

その証拠に、協議会では、最近まで
過労死防止法の大綱という、法律の運用の仕方を
定義する約束事の3年ごとの見直しを
行なっていたのだけど、

最初に厚労省から出てきた見直し案は
ほとんどが安倍内閣の
「働き方改革」のなかの文章の、コピペ
だった。

それで川人先生が怒り、
過労死防止学会の森岡先生、
弁護団の岩城先生、遺族の先輩方が
たくさんの意見を出して

ようやくなんとなく血が通ったものに
変わり始めた。
それでも不十分だけど、でも最初から見ると
隔絶の感がある。

わたしは今年度末で希望の会をやめてしまうので
協議会のほうもどうなるかわからないけど、
すごい勉強を
させてもらったなあ!としみじみと思う。


それはともかく本当にためになる講演で、
特にいつも襟を正すのは
この数字



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宮城県の精神障害での自死の
労災認定数は3名だけど、

警視庁発表の
宮城県で「勤務問題」が原因の自死は
H28年で62人。

宮城では5日に1人が、全国では毎日6人が
勤務問題が原因で自死している。
山の手線の人身事故に慣れている場合ではない。

それをなくしていくための
インターバル規制、
労災認定基準の変更、
事件の起こった企業を速やかに公表すること、
などの具体的な対策を考え、
パワハラ対策として、

パワハラをなくそう、より
良いリーダーシップを育てよう。
と、先生は意見する。


先生の好きなラグビーの平尾誠二氏の語る
人を叱るときの4つの心得

➊ミスを指摘し、人格を責めない。
❷後でフォローする
❸他人と比較しない
❹長時間叱らない

も良かった。

働いていて自分がやられたわけではないけど
みるだけでもすごく嫌だったのが
❹上司が部下を何時間も責める、ってやつ。
これは壊れるよ。なんのメリットもない。


こういうのをみんなが学習すると
ずいぶんいろんなことが
変わって来るはず。


カリスマ的な先生の講演会とあって
今日は希望の会のみんなが勢ぞろいしていて
本当にびっくりしました(^-^)

素晴らしい会をありがとうございました!





by terasumonnmoku | 2018-06-26 20:27 | 過労死 | Comments(0)

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福島市 桜の聖母短期大学に伺い

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過労死防止啓発授業
をさせていただきました!


昨年に引き続き、2度目です。


昨年は、1時間半の授業時間中、
前半30分でわたしのネタが尽き、
残りを質問の時間にあててしまったので、

その反省を踏まえ、
今回はちゃんとレジメを作って行くことに。

〜あ、でも前回は質問が盛り上がったので
それはそれで良かったのですが、質問でない、
ってこともあるから!〜



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レジメは、全部で18枚に渡る力作です。


これが、なかなか好評で、
一安心^_^

今回は厚労省の委託事業として行ったため
印刷の完成度が高い。
もともと、印刷屋さんだった
代理店さんが厚労省との間に入っているので
印刷物に愛がある。
そこにも、ちょっと感動です。


ひとかけらでもいい。
誰かののピンチの、
役に立ってくれたらいいな。


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皆さんに真剣に聞いていただき
講師冥利に尽きました。

授業の後のアンケートにも、
自分は過労死しそうなタイプにあてはまるので、気をつけます、とか、「働くこと」「自分はなにがしたいか」をちゃんと考えたい、若い世代が特に、考えていかなければならないことと思いました。

など、真摯な意見が書かれていて
とても嬉しかった。

学食でおいしいアジフライを食べながら
昨年の生徒さんたちの様子を
先生に伺うと、


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昨年この授業を聞いた学生さんたちは
就職活動にも意欲的に取り組み、
みなさん、ちゃんと考えて

ほぼ全員が、きちんとした会社に
就職が決まったそうです♪



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働くということは
本来とても素晴らしいことだから
それが怖くなることは避けたい。

でも、異常なこともまかり通る時代であることは
事実です。
気をつけるべきことはきちんと気をつけ、
おかしいことはおかしいと気づけるようで
あってほしい。

過労死してしまう若者たちが
一人でも減ってくれることを
心から祈っています。

みんな元気に、
しあわせな毎日を過ごしてね♡

もとい先生。
桜の聖母短大のみなさま、
本日は本当に
ありがとうございました!!!!




これは、帰り際、
福島駅前で配られていた、新聞の号外。


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ここにまた、別のシビアな現実が
あります。
まだ廃炉されていなかったことに、
衝撃を受けてしまった。




by terasumonnmoku | 2018-06-15 00:41 | 過労死 | Comments(0)
札幌にいます。


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北海学園大学で開催中の
過労死防止学会。

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日中韓の、労働関係の研究者の皆さんと
弁護士の松丸先生の
報告を聞いているところ。

過労死は韓国ではもちろん、
中国でも起きているのだそう。
中国の過労死者は、
まだ正確な統計はないものの
一説には年間60万!
という報道も流れ
問題になっているらしい。

(過労死ではなく、脳心臓血管系の死者が
年間60万という統計はあるそうです)

この三つの国には
儒教と仏教の影響の他に

急激な近代化の過程で
自らのアイデンティティのありかを
仕事に求めてしまった
という共通点があるのではないか。

との、韓国の先生の言葉が
印象的でした。


そう言えば、つい先日も
明治維新の時の勝敗の名残が
今の日本の現実の格差の背景にある
という話を聞いたばかり。

歴史は侮れない。
無視するわけにはいきません。

原因追求にはさして興味がないのですが、
アメリカが日本と戦争する前に
日本文化の研究を徹底してやったように
(その成果は文化人類学者
ルース・ベネディクトの「菊と刀」という、
名著に結実)

現状にどう働きかけていくのが
効果があるか、という分析と
勉強は大事。




こと過労死と、
少子高齢化に関しては
日本は先進国ですが

これは名誉なことでも
嬉しいことでもないなぁ。

なんてことを考えながら
みなさんと
(なぜか札幌なのに)
アサヒビール園に行ってまいりました!


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おかげさまで、
北海道感満載でございます(^-^)

そうそう!
今話題沸騰。
「びえいのコーンパン」
のおすそ分けをいただきました!


どうやら、
千歳空港で買えるらしい♡
大勢行列してるらしい!



ご馳走さまでした〜\(^o^)/!!!!


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コーンざくざくで
めっちゃ、おいしかったー!!!

by terasumonnmoku | 2018-06-04 06:11 | 過労死 | Comments(0)
一転して本日は

過労死等防止対策協議会。


朝から厚労省へ!

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一つのタームが大詰めなので
結構な数の報道陣が
取材に来ていました。



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お昼のニュースに流れたらしい。


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遺族と、右側が労働者代表。

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あとは使用者側(経団連とか)、各省庁の官僚の方々、
労働関係の学者さんがずらり。


その後、家族の会のみなさんと
働き方関連法案衆院の採決を傍聴。


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通るのはわかっているのに
身体に力が入り
どっと疲れました。

どんな人が賛成しているのか
一人一人、じっくり顔を見る。

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更に衆議院会館で、記者会見。
奥の人は記者さん、とテレビカメラ。


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それにしても高プロはひどく、
こんなものを考える
産業界は本当にしょぼい。

人にはもっと
すごい可能性があるものなのに

私たち稼げないからね。
もうあなたたちから
搾り取るしかないのよね。
とでも、言ってるみたい。

人を使い倒すことによって
既存の利益だけを
汲々と守ろうとしているみたい。

後ろ向きすぎる。



リーダーって
ビジョンを見せる人のことを
言うんじゃないのか。

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アナログ感半端なく、
議会では、昭和の時間が流れている。






とっくに
黒船は来てる。








by terasumonnmoku | 2018-06-01 00:32 | 過労死 | Comments(0)
過労死等防止防止対策推進協議会でした。

傍聴の方を入れると、
80人くらいの大きな会議です。
働き方改革とも連動しています。



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3月の終わりに
人間関係でおおきな学びがあって
わたしはやる気を失ない

この活動に取り組んではじめて
真剣に辞めることを考えたのですが
(冷静に考えると、ま、しょうがないよねって話なんですが、その時は、しんどかった)

今朝起きてみるとなぜか
チャンネルが切り替わっていました(๑'ᴗ'๑)

なぜ変わったのか、
設定していたと言えばそれまでですが
きっかけは、

ひとに心を開いて
問題を打ち明けてみた
っていうのが大きいかもしれない。

それは同じ遺族の大先輩だったり
一緒にこの次のプロジェクトをする
仲間だったりするんだけど

それで問題が解決したわけではないのです。
ただ話しただけ。

けれども、信じてシェアしたことで、
問題の持つ大きさや、
意味が変わった。


自分の中で論点が整理され
取り組む姿勢が再設定され

どんな姿勢でそこに向き合うかを
わたしは決めなおすことができました。


ー現状は関係ない。希望をもって向かう事。
全体の未来を形作るための
方法としての
過労死防止対策と再度捉えなおす事。^



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そんなこんなで自分の意見をまとめ
大先輩にくっついて
会議に出ると

そこで議論されていることに
(委員選出1年ちょっとにして)
なんとはじめて!
ややついていけるようになり、

そこでどう自分の意見を作っていけば
全体にとって実り多く、より効果のある
議論につながるかについて
考えられるようになっていました。


終わった後、
公務災害についての取材も受けたし!

現時点でのわたしの限られた能力を鑑みると
なかなかいい仕事ができたんじゃないだろうか。
もしかして。。。。


今日は全体の議論も盛り上がり
大変に勉強になりました!(^-^)!




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それにしても
学びって無駄がない。
成長ポイントにすかさず現れ
わたしたちを導いてくれる。

ありがたすぎます。
その時は大変だけどね・笑


会議の後、母がかかっている病院へ!
頑張った記念で
パフェを奢ってもらいました♡

むはは!



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関連ニュース



by terasumonnmoku | 2018-04-25 02:47 | 過労死 | Comments(0)

<過労自死の社会学>


2014年に受けた、

3回に渡るロングインタビューが

論文の一部にまとめられ、出版されました。



我が家の問題が、

過労自死のケースのうちの1つとして

取り上げられています。

そのご縁で、小森田先生から著者謹呈を

お送りいただきました。


ありがとうございました!


社会的に意義のある、

素晴らしいお仕事に、深く感謝するとともに、


この問題に真正面から向き合い、

解決に向けて動き出そうとする方々に、

読んでもらえたらとてもうれしいです。


ぜひ!



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なお、本文中にある私家版はすでに

「自死遺族として生きる」
という小冊子にまとめられています。


こちらに出版予定はありません。

内輪向け、いつか必要があれば、息子に渡せるよう、事後の詳細を残したものです。



その日が来るかどうかはわからないけど、

親として、準備はしておかないと。




*関連記事 

自死遺族として生きる、発行から一年









そんなこんなの昨日、4月6日午前

働き方改革関連法案が
閣議決定されました。

ここから国会審議に入ります。
労働と、時間を切り離す。という
大変なことがはじまる法律です。
成立は目前。




これはつまるところ、



自分の権利、
自分のいのちは自分が守る、
という責任と意識を持ちなさい。


という、メッセージかもしれない。

目を開いて、進む道を自分の頭で考えて

いかなければならない時代の到来です。


それは恐ろしいことばかりではない。




現状がどれほど過酷に見えようと、

決して悲惨さに、とらわれては

いけないのだということを、

わたしは体験から学びました。




傷ついた夫を見ているのが

あまりにもつらく、
どこかでなにかを諦めてしまったことで、
わたしは大切な家族を失なった。




だからもう2度と、同じことはしない。




どんな状態のひとにも、

すばらしい力と可能性がある。


どんな状態の自分にも
素晴らしい力と可能性がある。

わたしたちは最初からひかり。
わざわざ、輝こうとする必要はない。
もうすでに光っているのだから。


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ひかりであるわたしたちは、

希望をもち、

力を合わせることで

未来を変えていくことができる。




本気でそう思っているし、

そんな仲間を

増やしていきたい。


分野は違っても!




きっとそこに、しあわせな今と未来が

創られていくことを、

わたしは信じています。


by terasumonnmoku | 2018-04-07 19:31 | 過労死 | Comments(0)
さてさて。

懸案の「働き方改革」関連法案。


先行きが不透明になっています。
裁量労働制の拡大は削除されましたが
これよりひどい

「高度プロフェッショナル制度」は温存されそうになっていて、先日

東京過労死を考える家族の会の中原代表が
予算委員会の公述人として
高度プロフェッショナル制度の危険性を訴える
陳述を行いました。


これに与党は、過労死事件で有名なワタミフーズの創業者の渡辺美樹議員を
質問者としてぶつけてきて、炎上。



渡辺氏の発言はびっくりですが
ほぼ想定内。
渡辺氏だったら、そういうことが起るだろう。

問題は、彼を質問に充ててきた
自民党の真意です。

わたしは過労死防止法を創るロビー活動で
自民党のワーキングチーム(労働問題を検討するグループ)の会議に
参加させていただいたことがあるのですが
自民党の中にもちゃんとした考えの人はいるのに、
渡辺氏。

働き方改革を本当の意味ですすめていく。
という気持ちは、最初からなく、
むしろ炎上して、例えば森掛け問題などが
うやむやになればいいな的なメッセージを感じます。

電通の高橋まつりさんの件が出たのは
特定秘密保護法が通るか通らないかの頃だった。

渡辺氏も遺族も、目くらましのための
駒でしかないというのが、虚しい。


来週早々にも企業に労働時間管理を義務化して
高プロを含む働き方改革法案が提出される
という噂を聞いたので
ここまでの経過を一度まとめておきました。


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わたしの近況としては今年の一月の

労働大学月刊「まなぶ」に、
書いた働き方改革関連の記事が載りました。

どこで読めるの?と聞かれたので
最期のほうに、一応内容を貼り付けておきます。

原稿料も出ました。
びっくり!
6000円。

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月刊まなぶは、共産党系の雑誌ですが、
わたし自身は共産主義は信奉していません。

2年くらいマルクスを勉強して疑問を感じ、少しかじったハイエクが好きになりました。

右翼と左翼って
なんかほとんど変わらないような気が
するんですよね。

一般労働者が弱い立場だという現実があり、
そこを見ると必要ではあるんですけど!


ハイエクについては、まだ勉強できてないのでなにも語れませんが、割と穏健だったり、中央銀行の存在を否定していたりするとこが気に入ってます。これ、今かもしれない。
リベラルになるのかな。このへん、かたまってきたらまたアップします(๑'ᴗ'๑)

いや、興味ある人がいるかどうかはわかりませんが
ユートピアのビジョン創るのに必要だから・笑





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以下本文













経済政策としての「働き方改革」東北希望の会(過労死遺族・本人・家族とサポーターの会)代表  前川珠子

わたしは過労死遺族である。2012年1月、東日本大震災復興途上の過労自死で、当時東北大学准教授だった夫を亡くした。同年10月、過重労働の恣意的強制で、労災認定を獲得。翌年4月、東北希望の会という、過労死遺族の会を設立した。ちょうど過労死防止法の制定運動を「過労死を考える家族の会」の皆さんが行っていた頃である。夫を過労死させた社会に憤りを持っていたわたしは、怒りの全てをぶつけるように、運動に加わった。昨年末、過労死等防止対策推進協議会のメンバーに選ばれ、歴史的な活動家の皆さんの末席に小さくなって加わらせていただいている。


夫が亡くなるまで、わたしはパートで働く、平凡な主婦だった。過労死について考えたこともなかった。働く人を守るはずの労働法にたくさんの抜け穴があり、企業がひとを死ぬまで使い倒しても、なかなか罪に問われないことを、夫の死で初めて知った。


そして働き方改革である。働き方改革の文書を読むと不思議なことがたくさんあった。労働時間規制もそうだ。

曲がりなりにも「労働時間規制」がなぜ、月80時間とされる脳心臓系の過労死ラインより上なのか。「意欲と能力ある労働者の自己実現の支援」の項目に、「高度プロフェッショナル制」「企画業務型裁量労働制」の見直しとあるのはなぜか?どうやら裁量労働制の対象を、拡大するらしい。


冗談だろうか。わたしの夫は裁量労働制で働いていた。

10年任期6年目で、一人で運営する研究室の存続が危ぶまれていた。研究を愛していた夫は、成果を上げるため業務量を大幅に増大させた所で、東日本大震災に被災した。労災申請の理由は、パワハラである。

度重なる嫌がらせを受けながら、夫は復興に立ち向かっていた。ようやく研究再開の目途が立った時に告げられた、研究室の閉鎖の告知に耐えきれず、爆発するように命を絶った。


裁量労働制は危険である。雇用の安定も、成果に対する公正な基準もない中、どうしてもその職を守りたいと願った時、働く側に、限界を超えて頑張る以外の選択肢があるだろうか。


しかも「企画業務型裁量労働制」の対象は、法人営業職まで拡大することが見込まれている。いわば会社相手の営業マンである。全国で何万人もいるだろう。勤務時間や業務量を自分で調整することもできない上に、成果を判断するのは使用者側である。


若い世代に負担が行くだろう。今でも20代男性のご両親や、小さな子供を抱えたお母さんたちの遺族ばかりが増えているのに、何人死んで行くかわからないようなことが、起ころうとしている。


困ったことに「働き方改革」は必要なのだ。少子高齢化が進む中、持続可能な社会を作るために、働き方は変えなければいけない。


>「働き方」は「暮らし方」そのものであり、働き方改革は日本の企業文化、日本人のライフスタイル、日本の働くという事に対する考え方そのものに手を付けていく改革である。>


「働き方改革実行計画」に書かれているが、それ自体は間違っていない。問題はこの改革が、「働き方」を変えて、皆が幸せに生きていくことを目指すのではなく、

企業が豊かになるための、経済政策だということだ。

そう考えると、長時間労働の法規制が過労死容認と言えるほど緩い理由や、なぜ「高プロ」と「裁量労働制の拡大」が、働き方に柔軟性を持たせる項目で出てくるのかが、理解できる。


この言葉の主語は、労働者ではない。

経済界なのだ。しかし、なぜ彼らはわからないのだろう。労働者は単体で生きているのではなく、面倒を見たり見られたりする家族がともにあることを。裁量労働制によって、際限なく働くロボットを増やせば、その人たちは結婚、出産、子育てや介護、地域活動への参加ができなくなる。


若い世代は子供を作らないだろう。病む人が増え、働く人は減り、社会保障は更に増すだろう。介護を担う人も、介護環境が充実していなければ、労働市場へは出てこない。国は、中の人が生きていくための仕組みだということを、体制側は忘れているのではないか。欺瞞に満ちた「働き方改革」の中で、気持ち悪いことはほかにもある。生産性が上がらないのは、働き手のせいではない。過労死白書のアンケート結果によると、人員が少なく、業務量が多いからだ。それはマネジメントの失敗であり、経営の問題であるのに、なぜ労働者の責任となり負担となるのか。


素人にはわからないことだらけである。

けれどわたしは考える。悠久の歴史を思う時、いつの時代も人間は愚かだった。その愚かさの中で、みんなのために動いてくれた先人たちのおかげで、わたしたちは生かされている。人権も、労働法も、もともとあったものではなかった。奴隷のような暮らしの中で、わたしたちの先祖が勝ち取ってきたのだ。たくさんの屍が道を開き、尊い命の犠牲を大切にすることで、わたしたちは前進してきた。


新しい年のはじめに、法律はパッケージになって通ってしまうかもしれない。それでも、わたしたちは希望を失ってはいけない。仕事を愛し、仕事に絶望して死んで行った夫は、その死の数年前わたしにこう言った。


「体制はいろんな方法でおれたちに<従え>と迫ってくるけど、決して、言うとおりになっちゃいけないんだよ」


彼の肉体は滅んでも、その魂は生きている。だからなにがあっても、わたしはあきらめない。必ず道は開けると信じている。よりよい未来のために。今できることを。
















by terasumonnmoku | 2018-03-23 19:24 | 過労死 | Comments(0)
そうそう。

今国会で、三本立てで審議されている

「働き方改革」

とりあえず、

<裁量労働制の拡大>の部分だけは、
削除になりました。

ほっ。シェアしてくれたみんなも
ありがとう😊




でも、過労死ライン越えの
残業の上限規制と、

高度プロフェショナル制
は残っている。


↑これは、裁量労働制の更にひどいやつ。

現在の収入要件1千万は徐々に引き下げられ
どんどん使い勝手が良くなる見込み。

高プロ、詳しい解説


こちらは過労死等防止対策協議会で
お世話になっている、村山課長。
いつも真摯に対応していただいているんだけど、
今回は、大変そうだ。。。。







さて。
もめている国会の行方はわからないけど
例え今回なんとかできたとしても、
労働時間規制緩和の問題は
働く側の意識が変わらない限り、
なんどでも出てくるはず。



その中でさもない一個人である
わたしたちに必要なのは
こういう視点ではないか。








これは、厚労省が出している
2035年の働き方ビジョン。
厚労省のHPでダウンロードできるものなんだけど、



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ここで書かれている働き方も、
ほとんど橘川さんの言っていることと同じ。

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というより、
今後劇的に労働人口が減る中で
社会的インフラをある程度維持し、
みんなが比較的文化的な
市民生活を送るためには

今のところ、
これしか方法しかない。
ということかも。


このビジョンが現実化されるためには
個人の力も相当期待されるが

企業とか国とか社会の文化レベルというか
ベースとなる民度が
かなり高度に進化してないと

〜というのは、ブラック企業がなくなり
フェアな商取引が
自立した個人と企業の間でなされ

社会全体が平和で公正に機能する

ことが前提でないと、

成り立たない。
どころか、
大変恐ろしいことになってしまう。

今はまだ変な人や企業があっても
とりあえずわたしたちは法によって
守られているけど

そのハシゴが
今後ありとあらゆる手段で
外されていくことになるからだ。

ハードランディングではなく
ソフトに新しい未来に着地するためには、


自立した個人と、
それを支える有機的な組織が

教育、医療、福祉という
経済活動に属さない部分を
どう支えていくか。

肝になってくるのではないか
と、
わたしは思っている。

しかし、いかに日本人が優秀であろうと、

高度プロフェショナル制度の
導入や、教員や介護職の
低賃金長時間労働の拡大なんかでは、
この変化の大きさを、社会のニーズを
支えきれないことも、確か。
人、死ぬよ。まじで。
仕事減らさないと。


繰り返しになるが、これは他人事ではなく
組織で働く
わたしたち一人一人の問題だ。

わたしは自営なので
むしろ「あなた」の問題といってもいい。


歴史の流れは止められない。
変えられるのは、
そこに到達する過程と手段だけ。


日々の活動の全てにおいて
未来に
いかに繋げていくか。
という視点を大事にしつつ

これからを考えて行きたい(^-^)

以上2018年3月7日中間報告でした!

追伸:ちなみに読む人もいないと思うけど
これは前回の過労死等防止対策推進協議会の議事録。私の発言の直後の経団連の方の発言と労働組合の皆さんの感じ。そして議長の先生の爽やかな采配に注目してね!相当シュールです。






by terasumonnmoku | 2018-03-07 21:16 | 過労死 | Comments(0)

真理セラピスト・らくがきすと・即興ピアニスト+社会活動家(過労自死遺族/東北希望の会代表)幼少時より、生と様々な死から多くのことを学んできました。11年のセラピスト経験があり、仕事ではいのちのすばらしさについての、エナジーーワーク的なセッションやワークをしています。頭を現実的に使いながらメルヘンな世界を実現させていきたい。社会問題、スピリチュアルな仕事や宇宙のこと、日常について書いています。


by terasumonnmoku