カテゴリ:映画( 46 )

お金に目が眩んだ、

しがないタクシー運転手が、

図らずも国家の動乱に

巻き込まれて行く物語。




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隔離された街での、

軍による一般市民の虐殺。

嘘の報道の元で、起きている悪夢。


革命家などではない。

ちんけな一般市民が手を取り、

命をかけて歴史を変えて行く。


実際に起きた事件を題材にしており

主人公のドイツ人記者と、

タクシー運転手は、実在の人物である。




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めちゃくちゃおもしろかった。

83年にソウルを訪れた際、

その、わずか3年前、そこから

270キロしか離れていない光州で

起きていたことを、

わたしはまったく知らなかった。


これは韓国に限ったことじゃない。


世界中いつでもどこでも起きていること。

今、この日本でも。


だからこそ、ずるくてもしょぼくても、

大切な気持ちは失くさないでいたい。

笑いながら、泣きながら、

自分の道を歩いていく。


みんなで。


これは恐らく、奇跡のように、

いろんなピースがはまって

作られた映画だろう。


韓国では、つい最近まで

言論統制が厳しかったようなので

大統領が変わっていなければ

できなかったかもしれない。


出てくる俳優はみんな

(意地悪な家主の奥さんに至るまで)

最高だけど、

ソン・ガンホがめっちゃ好きに

なってしまった(^-^)

↓このひと♡


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ヒーローはいらない。

ふつうの人の時代が来たのだ。


ふつうの人のふつうの生活の中に、

守るべきものがあり、

輝ける魂がある。


歴史を作るのは、力ではなく、


人間だ。


#タクシー運転手約束は海を越えて #仙台フォーラム #ふつうのひと万歳


2018.NO.5

タクシー運転手〜約束は海を越えて

チャン・フン監督

ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル

2017.韓国 137min 仙台フォーラム


参考

本物のタクシー運転手は

違う感じの人だったらしい。






by terasumonnmoku | 2018-05-15 00:05 | 映画 | Comments(0)
<ペンタゴンペーパーズ 最高機密文書>


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スピルバーグ監督作品。

1971年。泥沼化したベトナム戦争の渦中、
ウォーターゲート事件直前の
アメリカの実話をもとにしたノンフィクション。

報道の自由と、政治の葛藤というメインストーリーの影で、社長だった夫の自殺で、主婦からワシントンポスト社の社主となり、
なみいる男性重役たちに軽んじられている、
メリル・ストリープ演じるキャサリン・グラハムの
「社会的自己の確立
が重要なテーマになっている。

女性の社会的地位の低さは言わずもがなだが、今の日本の、報道の状況、顔見知りの記者さんたちの苦境を思うと泣けてくる。それでもみんな、可能な限り誠実に、懸命に使命を果たしているのだ。

この映画は、スピルバーグが撮影中の映画を押しのけ、わずか5ヶ月あまりで完成させたそうだ。こういう映画を今の日本で、ぜひ作って欲しい。
そしてそこにぜひ、ここで描かれているような、フェミニズム的視点をいれて欲しい。

フォーラムでの上映は5月10日まで。早く終わってしまいそうなので、興味のある方は是非!

#ペンタゴンペーパーズ #泣く

ペンタゴンペーパーズ
2017.米。116min.
スティーブン・スピルバーグ監督作品
メリル・ストリープ、トム・ハンクス

*映画に出てくる内部告発者の
モデルとなった方の記事。
とにかくいい顔している!



by terasumonnmoku | 2018-05-08 00:20 | 映画 | Comments(0)
*Rigoletto

椿姫』『イル・トロヴァトーレ』と並ぶ
ヴェルディの中期三大傑作の一つ。
1851年3月ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場で初演。原作は、実在のフランス王 
フランソワ一世の放蕩を告発した、
文豪ヴィクトール・ユーゴーの戯曲『王は愉しむ』

タイトルのリゴレットは、
主役の好色なマントヴァ公爵に使える、
道化師の名前である。

リゴレットは妻を亡くし、残された1人娘を溺愛。
貴族たちの娘や妻に陵辱を繰り返す、
とんでもない公爵に媚びへつらいながらも、
自分の清らかな娘を密かに匿い、
大切に守り育てていた。

しかし、ある日公爵と仲間の貴族たちに
娘の存在がばれてしまう。

娘を守りたいリゴレットと、
彼女を誘惑する公爵。
娘は父に気兼ねしながらも、公爵に惹かれ
貞節を奪われて、
騙されていたことを知る。

ことの成り行きを知り
復讐を誓う父から
愛しい恋人の命を守るため
娘は身を投げ出す。

そして可哀想な彼女は
リゴレットの腕の中で死んでしまう。


悲劇だ。


しかもディヴィット・マクヴィカーによる演出は、強姦や暴力も示唆する大人向けのもので(あらかじめそう言う演出である旨クレジットされる)、めちやリアル。

怖いほど真に迫って感じられた。



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リゴレットの立場のひと
巷に多いのではないか。
ダメだと知って公文書偽造する公務員。
例えて言うと、今日証人喚問に呼び出された
佐川さん、みたいな人もそう。

自分の信義をまげ
立場を危うくしながら
嘘を高らかに叫ぶ、
引き裂かれた人。

やってることが最悪なマントヴァ公爵は
罪悪感ゼロなので
意外と自身は酷い目に合わないし
苦しむこともない。




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佐川さんがそうかどうかは別として
罪そのものではなく
その人の持つ罪悪感が、人を苦しめる。

苦しむ人は
純粋だから、心が美しいから
苦しむのだ。

全ての苦しんでいる人
心の美しい人たちにエールを送るように

ヴェルデイの美しい旋律が
全編を通して響いていた(^-^)

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*ロイヤルオペラハウスは、ロンドンのコヴエント・ガーデンにある名門歌劇場。
ロイヤルオペラと、ロイヤルバレエの本拠地。
ロイヤルオペラは音楽監督アントニオ・パッパーノ率いる世界を代表するオペラ・カンパニーの1つで、チャールズ皇太子がパトロンを務めている。


by terasumonnmoku | 2018-03-27 20:49 | 映画 | Comments(0)
1958.ベルギー生まれの世界的デザイナー 、
ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー・フイルム。

どこの大企業にも属さない、
インディペンデントなブランド。

広告に頼らず、ライセンスものも作らず、
ただ才能と作品だけで勝負し続け、

セレブや各国要人、マドンナや
ケイト・ブランシェットのような
ファッションアイコンに愛される
稀代のデザイナーに密着。
2015年から2016年の1年の活動を追った
フイルムである。



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冒頭、2014年の春夏ウィメンズコレクションの、
ランウェイに敷かれたカーペットに、
やられた。

黒を基調とした無機的なホールに、
もりもり感のある苔や草原を
イメージしたカーペット。
美しい色彩をまとったモデルたちは、
花のようでもあり、
マネの「草上の昼食」のようでもある。

晩餐会のテーブルがランウェイだった年もある。
おもしろすぎて目が離せない。

なにより衝撃的だったのが、
画家フランシス・ベーコンに影響を受けた年の
コレクション。

刺激的なのはわかるけど、
やっちゃうんだ。

酷評され、商業的にも失敗だったらしい。
誰が考えたってそうなるだろう。


でも、ためらわずそこに
踏み込んで行ってしまうところが
たまらなく、かっこいい。

アートって、そういうものだ。

きれいなだけでは
人の心を動かさない。
価値観を変えていくところに
存在理由がある。


それに、注意力を使い果たして
波動が劇落ちしてるときに
ひとが、この「ルシアン・フロイドの3つの習作」みたいに見えるときがあった気がする・笑
これに一億出すなんて、信じられない。
視覚情報、代わってあげたいわ。





このフランシス・ベーコンの作品群は
見ようによっては
禅の十牛図のように捉えられなくもない。

で、うがった見方をすると、
その時のコレクションで
ドリス・ヴァン・ノッテンがこだわったのは
「時間」だったかもしれないと思う。

持ち主と一緒に成長する服。
消費されるファッションではなく
カラダとともに、その人が生きる時間を包み、喜び悲しみ、感情をも刻印し、編み込んでいく衣装。


服が物語の中からできてくるという
おとぎ話のような世界観が
強迫神経症的な時間割からできあがる
っていうのが、リアルで切ない。


花との暮らしも
恋人のパトリックとの信頼関係も
うっとりするほど堅実で、あたたかく
背景はどこを切り取っても、
たまらなく美しい映画だった。

2.ドリス・ヴァン・ノッテン
ファブリックと花を愛する男
ライナー・ホルツェマー監督
2016年ドイツ/ベルギー/93min
チネラビータ



by terasumonnmoku | 2018-03-14 22:16 | 映画 | Comments(0)
ララランドを見逃してしまったので
そんなに優秀な製作チームの作った映画、
特に音楽は、どんなだろう?

と興味しんしん。

実際に見て見ると


お、おもしろい!

テンポがいい。
むしろ良すぎるほど。

あっという間に20年経ってる・笑

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サーカスを作った、P.T.バーナムという
ショーマンの実話である。


いささか展開が早すぎる気もしたが
ミュージカルって
ストーリーはそれほど重要ではないみたい。


ストーリーはシンプル。
でも、熱いメッセージは伝わって来る。

家族の恥としてひた隠しにされていた
障がいや違い、
肌の色、小さかったり大きかったり
性別ボーダーが曖昧だったりする人たちとともに

誇りを持って

それまで存在しなかった
ショービジネスという概念と
サーカスという
「人類の祝祭」創り出した。


いかにもアメリカらしい、
えげつない各種の差別や、階層社会が
ばっちり表現されているところも
好感が持てる。

音楽がいい。
盛り上がる。

胸が高鳴り、わけのわからない
感情のうねりにのみ込まれる。
どこまでが映画の力で
どこからが音楽の力なのかわからない。

そして絶妙なダンス♪

社会問題や偏見が、
まるで刺身のつまみたいに見える
驚愕の映画。

その辺もちゃんと描いてはいるのに!

どんな状況でも自分をめいっぱい
生きようとする。
本来それが人間かもしれない(^-^)

かなりの力技だろうに、
音楽でここまで持って来るって
すごいなって、素直に思いました。

おもしろかった\(^o^)/
1時間45分があっという間!
純粋にエンターテイメントを楽しみたい方に
おすすめです!

1.グレーテイスト・シャーマン
マイケル・グレイシー監督 ヒュー・ジャックマン、ミシェル・ウィリアムズ、ゼンデイヤ 音楽ジャスティン・ポール&ベンジ・パセック 2017.米 105min 仙台ふおーらむ


by terasumonnmoku | 2018-02-18 20:28 | 映画 | Comments(0)
全編6万点以上の
油絵風のアニメーションで作り上げた
ゴッホの死の謎をめぐるミステリー。

ゴッホの描いた絵がアニメになって
そこで絵や人が動く。



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恐ろしい。


俳優の動きを忠実にトレースした
全部で100人以上の

ゴッホではない
大勢の油絵画家たちによって
作られた作品なのだ



けれども、
全体に眠かったし

偽物のゴッホをいっぱい見ているのが
つらかった。

ゴッホは本物がいい。

いいものは情報量が多い。

時間や、ほとばしる思い。
太陽の光、空気の匂い。

一枚の絵に
いのちがいっぱい詰まっている。

画面の中の夜空の星も
濃厚な闇も
まるで生きているよう。

フェイクだとかたちは同じなのに
中身がまるで違うので

わたしはどうしていいか
わからなくなる。

自分を沢尻エリカと思い込んでいる
太めで地味な女の子と話しているみたいに
頭がくらくらしてくる。

その女の子にも、
その子だけの美しさがある。
しかし本人の、
間違ったセルフイメージが、
魅力をガッチリと封印する蓋になってしまう。


この作品は
好みが分かれるんじゃないかなぁ。。。

タンギー爺さんなど、
登場人物がとても絵の中の人に似ていたし、
ストーリー自体は良かったので、
素直に実写で見たかった。



15.ゴッホ 最期の手紙
ドロータ・コビエラ、
ヒュー・ウェルチマン監督、脚本
ダグラス・ブース、ジェローム・フリン
2017.イギリス・ポーランド 96min



by terasumonnmoku | 2017-12-19 21:01 | 映画 | Comments(0)

映画14.ラ・ボエーム

仙台フォーラムでは
世界中の映画館と連動して

英国ロイヤルオペラハウス シーズン

と題したオペラやバレエの映画を
特集している。




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これはプッチーニの名作オペラ
「ラ・ボエーム」

もともとオペラ好きで
ラ・ボエームの音源も持っている。


しかし、いつも内容を調べず
中身を想像して聞いているため、
実際舞台を観ると
頭の中で展開されていた話が
ずいぶんおかしなことになっていることに気づく。


今回も、情熱的な愛の歌と
信じてうっとり聞いていた歌が

単なる自己紹介で

わたしは刺繍が好き〜♪

と言っているだけだったことを知り
大変驚いた・笑
(しかしその直後、ちゃんと愛も芽生えたので、まあ、あながち間違いではない)


役者ごとにテーマになるフレーズがある。
各場面の登場シーンでそれが
いろんな形で使われるのがおもしろい!


プッチーニは天才だね\(^o^)/
当たり前たけど・笑

ラ・ボエームはパリに住む
才能ある貧乏な、
若きアーティストたちの話。

病に倒れ、夢を追い、
貧しさの中美しく生きる。

誰もが、
どこかは心当たりがありそう。
作られてから、
延々上演され続ける理由がよくわかる。


それにしてもおもしろい。
歌手の人たちも本当にいいし
舞台美術もいい。
この調子だと、オペラの回は
全部見てしまいそう。

HP

14..ラ・ボエーム
ジャコモ・プッチーニ作曲リチャード・ジョーンズ演出アントニオ・パッパーノ指揮ニコール・カー、マイケル・ファビアーノ、ジョイス・エル・コーリー183mini











by terasumonnmoku | 2017-12-15 21:33 | 映画 | Comments(0)
震災以降の坂本の音楽表現の変化を描くため
5年にわたって取材を続けた
ドキュメンタリー作品。

津波に飲み込まれたピアノを鳴らし、
原発再稼働反対のデモに参加し、
福島原発のそばで防護服で佇み、

陸前高田の避難所で
寒さを気遣いながら

かつて話題になりすぎて
人前で演奏するのを本気で嫌がっていた
「戦メリ」を
真剣な面持ちで弾く坂本を見て

涙が止まらない。



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坂本龍一は高校の頃からのわたしの先生で、
ドゥールズもガタリも柄谷行人も
南方熊楠も民俗学も
みんな坂本に教わった。

環境問題に興味を持ったきっかけも
そこから。

知的で、破滅的で、
情緒過多を嫌う感じが好きで、
熱心にメデイアをチェックしては
一生懸命後をついて歩いた。

この映画には、わたしの熱狂した
その後の彼のことが語られていて

あの「ラストエンペラー」の音楽が
一週間で作られたとか、
シェルタリングスカイのイントロを
30分で作り直したとかを聞くと

世界の第一線で活躍するって
なんて大変なんだろうと思う。


時が流れて2014年坂本は癌になり
仕事のペースも落ちた。
それでも地球や、生命を慈しむように
世界の各地で嬉しそうに
「音を採取する」姿を見ると

変わらぬ姿にドキドキする(^ ^)

南極で流れる水、
枯葉を踏みしめる音
そこに楽しそうに音楽をのせていく。

音楽は少しずつ変化して
自然を内包する。
津波ピアノの優しい音の狂い方とか
ちょっとした物音の
思いがけない響きとか。

タルコフスキーの
惑星ソラリスの映像が何度も出てきて
そこの雨の音が
すごくよかったり。

創造することの無邪気な喜びがそこにある。
世界を毎日、新しく発見していくように。


911があって、温暖化があって震災があって
福島があって、音楽がある。

この先の世界が
どうであろうと
わたしたちにできることは、
この生命の連なりを
ただ続けていくこと。

できればすこしずつ輝きを増し
感動しながら。



日常の先、今いる場所
毎日のさもない時間の堆積の中から
変化は起こっていく。


できればもうすこし、彼の音楽を聴いていたい。

関連記事はこちら



雨の音

13.Ryuichi Sakamoto:CODA
坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー
スティーブン・ノムラ・シブル監督 2017日本・アメリカ 102MIN 仙台フォーラム




by terasumonnmoku | 2017-12-08 22:27 | 映画 | Comments(0)
アイリーン・グレイの
椅子が好き。



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椅子は好きだけど、
一脚28億とは知らなかった!

買えない。

アイリーン・グレイのデザインが
ーレプリカらしいがー随所に出てくるのが
魅力の映画である。




コルビジェの、アイリーンに対する
粘着な執着が恐ろしい!
まるでホラー。

自分が作りたかった家を
さくっと作ってしまった才能に対する
嫉妬か、愛情か。

「美しい宝石箱」のような
アイリーンの初めての建築作品E1027の、

シンプルでミニマムなデザインを
冒涜するかのように

ところかまわす
エロティシズム満開の
壁画を描きまくるコルビジェ。

一枚ではない。
「どんどん」描く。

それだけでは飽き足らず
生涯、E1027の側を離れず
最後は、目の前の海で
海水浴中に死ぬ。
という念の入れよう。

死んだ時は国葬になったそうなので、
その頃には功なし遂げて
名誉も地位もあったろう。

にも関わらず
E1027の脇に建てた小さなログハウスで、
裸の短パン姿で
絵を描いたり、海水浴をしたり、
働いたりしていたコルビジェ。

小ぶとりな見た目も、やることも、
ピカソみたい。

こんなに執着しているのに
直接の関係は薄かったところが
また切ない。


この嫉妬が、コルビジェの創造の
原動力だったんだろうか。
アイリーン・グレイこそ
いい迷惑である。


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「住宅は、住むための機械である」
とコルビジェはいい、

家は「機械ではなく、人を包み込む殻だ」
と、アイリーン・グレイは言う。

しかし、メデイア・テークを設計した
建築家伊東豊雄は

どちらかというとコルビジェのほうが
中で人が生活をすることを
考えた建物を作っている。と言う。
グレイは逆に、人がいない時に
美しく存在する建物を
作りあげたのではないか。と。

壁画の件はさておき
ログハウスの裸で暮らす暮らしは
自由で楽しそうではある。

美しい機械に
野蛮な絵を描き
自分の作品にするのが
気に入っていたか。
そういう形で
あの家をあえて残そうとしたのか

コルビジェの真意は誰にもわからない。

多分、本人にもわからないだろう

結果的にE1027は
国によって保護され、
文化遺産として
今も大切にされている。

大事なのはそこだけだ。


不思議な三角関係の映画だった!

12.ル・コルビジェとアイリーン〜追憶のヴィラ
メアリー・マクガキアン監督オーラ・ブラディ、ヴァンサン・ペレール 2015.ベルギー・アイルランド
108miniせんだいフォーラム

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by terasumonnmoku | 2017-12-01 21:02 | 映画 | Comments(0)
オペラの名作を
気鋭の映画監督
ソフィア・コッポラが演出、
その映像化作品が本作である。

椿姫、ラ・トラヴィアータ

のヒロイン
ビオレッタの職業は、高級娼婦。

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パリの社交界に君臨する日陰の花であり、

月の半分は赤い椿を
残りの半分を白い椿を
象徴のように手にしている。

享楽的な人生を
楽しむ日々の中
体調悪化に気づいたころ

年下の子爵アルフレッドと恋に落ちる。
恋は男の父親によって妨害され
ヴィオレッタは結核で死ぬ。

元はデュマ・フィスの書いた小説だが、
オペラになり、映画化もされている。
どれもおもしろい。
特にこの
ゼッフェレリ監督のバージョンは絶品。




舞台で見るオペラの困った点は
言葉がわからないこと。
今回は全部の歌に訳が付いているので
その点がクリア。
本当におもしろかった。

ソフィア・コッポラの演出がいい。
無駄なく、映画的。

女性の演出、ということもあるのだろう。
アフルレッドのお父さんの

「どうか清らかなうちの娘のために、
息子を諦めてくれ」
という説得が
自分たちのことしか考えてない
誠に身勝手なもの感じられ、
こっけいですらある。


なにより、主演のトラヴィアータの歌声が
素晴らしかった。

最初は、例によって
結核で死ぬヒロインなのに

どう考えても
体格良すぎるんじゃない?

と見えていたものが
最後には、
そんなところは超越して

ともに悲恋に泣くところまで行く。

巻き込まれ感がすごい。





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いいなぁ。オペラ。
いつか本場の舞台を見てみたい。
きっとすごい迫力に違いない。




ソフィア・コッポラがあまりにも良かったので、あの有名なマリー・アントワネットも見てみようと思った(^ ^)


これはおすすめです♪
オペラ好きにはぜひ!


11.椿姫
ソフィア・コッポラ演出バレンティノ・カラバーニ衣装ネイサン・クローリー美術
フランチェスカ・ドット、アントニオ・ポーリ
2016.伊 141mini


by terasumonnmoku | 2017-11-26 21:56 | 映画 | Comments(0)

真理セラピスト・らくがきすと・即興ピアニスト+社会活動家(過労自死遺族/東北希望の会代表)幼少時より、生と様々な死から多くのことを学んできました。11年のセラピスト経験があり、仕事ではいのちのすばらしさについての、エナジーーワーク的なセッションやワークをしています。頭を現実的に使いながらメルヘンな世界を実現させていきたい。社会問題、スピリチュアルな仕事や宇宙のこと、日常について書いています。


by terasumonnmoku