カテゴリ:映画( 58 )

映画 26. セッション

こんな映画をみた。

「セッション」


とんでもなくおもしろい。
LALALANDや、グレイティストショーマン
を作った監督による、
音楽の、超パワハラ映画。


個人的には
Lalalandよりも、
グレイティストシャーマンよりも
ダントツで好き。

主人公19歳の少年は音楽の指導者から
パワハラの限りを受け
ラスト十数分で突き抜け
天才性が開花して
別の世界に行ってしまうのだが、


圧倒的な物量や、
ストレスの限りをこなした果てに
別世界が広がるって

音楽に限らず、割とよくある話。

もちろん危険だ。

映画にも出てくるが途中でやめると、
鬱になったり、死んでしまったりする。

このストーリーは
映画を作る前 
ジャズドラマーを目指していた
監督自身の体験だそう。


彼は自分の体験を
映画として昇華することで、
自身も山を越え、世界を制覇した。


アルトサックスの天才
チャーリー・パーカーが
大変な屈辱の中から、後の彼の異名となる、
「バード」になっていった話が
何度も出てくる。

汚辱にまみれでも
チャーリー・パーカーは
死なない。


それはそうだろう。
生き残った人間だけが
天才なのだ。
でそれが、先生のパワハラの根拠でもある。


音楽には、なんというか
永遠に到達してしまう瞬間がある。

そこをどうしても見たいという感覚は
したくないが、理解できる。

そして、確かに、チャーリー・パーカーは
何があっても死なない。

たぶん、本当に好きって、
そういうことなんだろう。

それにしてもあのラストはすごかった。
調べると、フリージャズの大御所らしい。

ラストと前半の音が違いすぎて
いくらなんでも
同じ人物が叩いている気がししない。


明らかに、上手なシーンと
下手なシーンとで
人が違うと思うんだけど
どうなんだろう。


その辺はもっと耳の良い人に
チェックしてもらえたら、うれしいな。


あと、鬼教官フレッチャーの弾くピアノが
たまらなくいい。

あの音は、キモだろう。

あんなピアノが弾ける人が
ただのサディストのはずはない。

演じるJKシモンズさん自身も
プロミュージシャンらしいので
ご本人の演奏かもしれない。


すごくいい音、
出しそうな俳優さんだったから^_^

それに指揮してる姿も本物の指揮者みたいに
微妙にタイミングが早いところがすごい。
あれはやろうと思って
できるもんじゃない、

というか、芝居でそれを、
やろうとしている人を
初めて見た。

映画と、
音楽が「ほんとに」好きな人に
見てほしい映画です♪



26.セッション
デミアン・チャゼル監督・脚本、
主演マイルズ・テラー、J.K.シモンズ(助演男優賞)
2014.米、106min


by terasumonnmoku | 2018-10-30 18:47 | 映画 | Comments(0)

映画19.大人の事情

幼馴染の男友達4人が、
パートナーとともに開いた気のおけない食事会。

登場するのは、マンネリ夫婦、新婚さん、思春期の娘に手を焼く夫婦、最近新しい恋人と付き合いはじめた仲間。

どこにでもいる、ありふれた人達が、
スマホをスピーカーフォンにして、
掛かってきた電話やメールを
公開し合うことから、どんどんおかしくなっていく。

コメディ映画と書いてあったけど、ホラー映画みたい!次々に、後ろ暗い秘密が明らかになる。

イタリアのアカデミー作品賞をはじめ、
数々の賞に輝いた、話題作というだけあって、
息もできないような、スリリングなおもしろさ。

舞台は一軒の家の居間。
登場人物は7名のみ。
ほぼセリフの応酬だけの映画なのに、
全編にわたって素晴らしい緊張感が持続する。

96分があっと言う間。

自分の仕事柄、出てくる話出てくる話が「あるある」で、そりゃこうなるよな、の連続。
ほんと、人のスマホなんて、見るもんじゃない。
大事な人なら、なおのこと!

ただ、映画としては、最高(^ ^)

星5個☆

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映画19.大人の事情  
パオロ・ジェノヴェーゼ監督 ジュゼッペ・バッティストン、アンナ,フオリエツタ 2016.イタリア96min




by terasumonnmoku | 2018-09-19 06:51 | 映画 | Comments(0)
年長のパートナーを亡くした
トランスジェンダーの女性をヒロインに
彼と彼女を取り巻く人々の

「共感の限界」

を描いた、話題作。

チリ映画にして初めて、2017年第90回アカデミー賞外国語映画賞史上初受賞。


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映画は監督で決まる。
と常々思っているのだが、
この作品には、惚れ惚れするほどの
映画的映像的センスと才能を感じる。
素晴らしいリズムと緊張感の中で
進んで行くドラマである。




とにかく



一瞬も、
目が離せない!


いかにもありそうな
壮絶な差別。


自分の夫や、父親の不倫相手が
マリーナのようなトランスジェンダーの
女性だとしたら、

それはそれは複雑だろう。

相手が女性だって、
修羅場なのだ。
そこにジェンダーが絡むことで
奥底に秘めた恐怖や
差別意識が、むき出しになる。

さまざまな立場の、
さまざまな受容と、否定の形。

パートナーの突然の死によって
対峙することになった、
周囲の人々の、
非常に残酷な行為や言葉や葛藤。


そこでヒロイン、マリーナ演じる
自身もトランスジェンダー女優の
ダニエラ・ヴェガが


最高すぎる・涙




傷つき泣きながらも
誇りを失わず、
自分の道を歩いていくその姿が、
壮絶に、美しい。

全編を通して、
マリーナが問われているのは
 

「自分とはなにか」
という物語だ。

マリーナは自分のジェンダーに誇りをもち、
何があってもそれを手放さない。


彼女が自分を失わない限り
誰も彼女を傷つけることはできない。


ヒロイン、シナリオ、編集、音楽、
カツトのすべてが美しい。


輝かしい才能を持つこの
監督・脚本・編集のセバスチャン・レリオ氏は、
1974年アルゼンチン生まれ。
2歳でチリに移り住み、
チリ国内の都市を転々として育つ。

映画を撮り始めて10年目の2005年に、
最初の長編映画を製作。
チリ内の映画賞を総なめにする。
「ナチュラルウーマン」は5本目の長編。

 

ラストがまたいい。

愛は求めるものじゃない。
ただ、与えるもの。

という陳腐なセリフが
柔らかく胸にしみるような
忘れられない光を、放っている。

言葉に力を与えるのは
あくまで使い手の発する思いなのだ。
ということを実感。



映画17.ナチュラルウーマン
セバスチャン・レリオ監督ダニエラ・ヴェガ
2017.チリ、104min


by terasumonnmoku | 2018-08-29 19:19 | 映画 | Comments(0)

映画18.若い女

映画18.若い女



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21歳からの10年。


生まれた国を遠く離れ

夢のような暮らしをさせてくれた

年上の男に、


31歳で突然捨てられた女。


家も金も、頼りになる身内も

友達もいない。




お先真っ暗。




なのに、映画館を出た時には晴れ晴れし、

足取りも軽かった。





何よりヒロインのポーラ、

レティシア・ドッシユがいい。


ヒステリックに喚き、

泣き、暴力も振るうイカレタ女なのに

どんどん惹きつけられる。




じゅぶんやばい。

でも、脆くはなく

原始の太陽のような魅力がある。




オチも救いもないのだ。

でもこの、すっきり感は何だろう。




わたしたちの目指していた予定調和って、何だったの?みたいな、いい感じの投げ出され感が、たまらない(^-^)


この映画を見て、共感しない女性がいるだろうか?

いるとしたら、その人は誰かに

がっつり依存した人生を送っているに違いない。




シーンを追うごとに、

どんどん美しくなるポーラが眩しい。

楽園を追われた彼女は、

荒野で、自分自身を手に入れたのだ。








女性に、おすすめ。

特に今、前が見えなくなっている人に、


見てほしい。

きっと元気になる(^-^)



映画18.若い女


レオノール・セライユ監督・脚本


レティシア・ドツシユ、グレゴワール・モンサンジョン、2017..97min ユーロスペース


















by terasumonnmoku | 2018-08-26 21:10 | 映画 | Comments(0)

映画15.カメラを止めるな

映画「カメラを止めるな」




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大ヒット上映中。


前回池袋で見ようと思ってフラれ、

(1枚目の写真はその時のもの)

昨日もチケットが取れなかった伝説の映画を、ついに!見てきました(T ^ T)




映画好きにはたまらない、

おもしろさです(T ^ T)

ゾンビ映画なのに腹を抱えて笑い、

人間模様にじんとくる。


二度も三度もおもしろい。


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ひとは一つの視点からしか

現実を見られないけど、

引いて見るとこれだけおもしろくありうるというのが、すごい。


ゾンビ映画なのに(こればっかり・笑)

愛を感じる。

一人一人の描き方が丁寧で、

気持ちが伝わってくる。


いるいる!こういうひと!

みたいな。


その一人一人のしょうもなさがいいんだけど、特に、アル中さんの描き方がいい。

はた迷惑なのに、哀愁に満ち、憎めない。


この、暖かさはなんだろう。

やっぱり愛だよな。


ゾンビ映画なのに(しつこい・笑)

大好きな寅さん映画を見ているよう。

それも、最初の3本。

おっちゃんがしょうもないやつ。

1時間半があっという間です。

これが監督スクールのワークショップで作られた映画というのが、信じられない。

映画のおもしろさは脚本と監督で決まる。

それは時代に連動している。


ようやく今の映画がでてきたのだと思った!こんなに映画館に人がいる。

しかも、チネラビータに!


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それが本当に本当に嬉しかった!!!

1枚目の写真は池袋で見られなかった時のものです。#カメラを止めるな #仙台 #ゾンビ映画 #大ヒット上映中


映画15カメラを止めるな

監督・脚本・編集 上田慎一郎

濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰

2018.日本、96min.ENBUゼミナール


by terasumonnmoku | 2018-08-13 21:32 | 映画 | Comments(0)

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集合意識で生きる
みつばちの繊細な世界をわたしは
18年前。あの「青い鳥」を書いた、
メーテルリンクから教わった、

その社会があまりに美しくて、
ずっとミツバチの社会の事が
忘れられない。



その後環境問題に興味を持ち、
アインシュタインの

みつばちが滅べば人類は四年後に絶滅する。
という言葉を知った。
その頃である、
蜜蜂が群れごと死んだり、
突然いなくなったりしているという話を耳にしたのは。


だからあぐり寺の畑を始めた時、
蜜蜂の巣がそこにあることを知って
とても安心したのだ。
うれしくて、遊びの畑仕事の会に
「みつばちクラブ」という名前をつけたほど。


だけどあぐり寺の無農薬の畑に
二つあった巣は
翌年には一つになった。

次の年には、もう一つも消え
完全になくなった。

死んだのではない。
消えてしまったのだ。

衝撃だった。

でも、それっきり。

悩んでも、
動けない。いや。動かなかった。
知っていたのに、ないことにしたのだ。


そんな中で
この映画に会った。
この夏、出来立ての映画。

そして主役の養蜂家ハニーさんこと、
船橋康貴さんの熱い情熱。


のためでもない。
地球のため、次の世代のために。

全編、感動のあまり
みんなで
ほぼ泣きながら見る。



船橋さんはもともと
環境問題の専門家だった。
訴えても訴えても変わらない政府や
社会に途方にくれていた時
象徴としての蜜蜂に出会い
これで地球環境のことを
わかってもらえる!
と、職を辞して、養蜂家になった。



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それからの船橋さんはすごかった。
フランスで協力者を募り
ぷーさんにメッセージを
伝えてもらうために、デズニーに働きかけ、
自分の地域全体を
変えようとする。
企業も、地域も巻き込んで!

あたりまえだが、わたしたちは
いのちの循環なくしては
生きられない。

アマゾンで作られた空気が、
二、三日後に日本に届くし
中国のpm2.5は
熊本の上空に蓋をし、東北までやってくる。
そのpm2.5を作り出す元の工業製品は、
この日本へも、安い金額で輸出されている。
たぶん私たちの使うクリアファイルとか部品とか、
なにかそんなようなものになっているのだ。

あんなに小さなミツバチが
地上の7割の食糧の受粉を行い、
わたしたちの生命を支えてくれている不思議。
その繊細な仕組みの
はかないほどの美しさを考える。


ものすごく、反省した。
今まで、わたしは何をやっていたのだろう。

できることはあったはずなのに。

船橋さんによると
わたしたちにできることは3つ

1.化学物質が多く含まれている
製品を買わない
2、農薬を使わない。
農薬を使った食物を、買わない。
3.蜜蜂の栄養になるような
安全な植物を植える。

反省して、早速今日からはじめました。

1人でも多くの人にみてほしい。
もしよかったら下にダイジェスト版のURLを張り付けたので
そちらからもぜひ!

そこにあるのは恐怖ではなく
生命への畏敬の念。
より大きなものの一部である自分、
その全てを包み込む大きな大きな愛。

タベストリーのように続く
いのちのつながりの美しさが、きっと
心に迫ってくる!





最期に盛り上がりながら
新たに結成された蜜蜂応援隊のみんなと
記念撮影しました(^-^)

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ミツロウでコーンを作る
光のイヤーコーニングのえりちゃんと
シュタイナー学校を運営の福島先生。
福島先生の学校では、生徒たちが
ミツバチにチームワークを学ぶ授業があるんだって!!!
すばらしいね・涙

ダイジェスト3分

ダイジェスト15分

映画14. みつばちと地球とわたし
監督 岩崎靖子、出演 船橋康貴ほか
2018.6 日本 ハートオブミラクル 90min



by terasumonnmoku | 2018-08-08 23:46 | 映画 | Comments(0)

映画 13. マクベス

ロイヤル・オペラシリーズ2018ラストは
シェイクスピア原作の

マクベス。

ヴェルディの音楽で
オペラ化されている。


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マクベスは、野心に燃える夫婦が
3人の魔女に囁かれて
王になるために暗殺を繰り返し
不安から暴政を敷いて民衆を苦しめ、

反乱にあい、最終的には
精神を病んで死んでしまう。
という、ストーリー。

1606年頃に成立した物語で、
将軍からのちにスコットランド王となった
実際の王マクベスをモデルにしている。


特筆すべきなのは
マクベス自身より、
マクベス夫人の方が積極的だということ。
女性が物語の進め手として全面に出てくる
(犯罪者としても)のは、さすがに新しい。

重要な役回りを担う3人の魔女が
このオペラシリーズの演出では
30人の魔女になった演出が
おもしろい。

しかも魔女たち。
全員同じ真っ赤な衣装を着て、
フリーダ・カーロか、イモトか、
というような、
真っ直ぐにつながった眉毛をしているのだ!

歌舞伎の崩しぶりもすごいと思うけど
30人(ことによるともっとかも!)
の魔女たちもすさまじい迫力!

この自由さが魅力の演出でありました^_^


by terasumonnmoku | 2018-07-03 23:31 | 映画 | Comments(0)


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[映画 フジコ・ヘミングの時間]


あまりいいイメージを持っていなかった、フジコ・ヘミングの映画を見ようと思ったのは、予告を見たから。


そこで彼女はこう言ったのだ。 


「悲しいのも、いいじゃない?センチメンタルは好きよ。楽しいだけの人生なんて、つまらない」


その言い方が、かっこよかったのだ。

いかにも、あたしがそれを選びました。

みたいな感じで(^-^)


そして映画をみたら、

もっと好きになった。

あのギリギリのファッションも、

猫たちとの生活も、

無償に美しく見える。


「恋をしてるけど、

自分が年取っていることが恥ずかしい」

「いいじゃない?2.3年でも。

恋をするってすてきなことだもの」とか、

自分が80過ぎた時に、

さくっと、まっすぐ、

人に負担を与えずに、

そんなことが言えるだろうか。


そう言えるようでありたいな。


前はぶっきらぼうに聞こえた飾り気のない音に込められた、繊細なロマンが感じられるようになった。


リストのラ・カンパネラはもちろん、


ドビュッシーの月の光も最高。

音源が猛烈に欲しくなる。いやそれよりも、生で聴きたいな!

出来るだけ早いうちに(^-^)


#フジコヘミング #月の光 #ピアニストの


映画12

フジコ・ヘミングの時間

小松莊一良監督・企画・構成

出演 フジコ・ヘミング、大月ウルフ

2018.日本.115min 仙台フォーラム



by terasumonnmoku | 2018-06-20 21:00 | 映画 | Comments(0)

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一度見出すと、止まらなくなる映画。

映画は映画館で見るのが最高。


それにしても最近は当たりが多い。


あの有名な「踊るマハラジャ」はじめ、見たことのあるインド映画は、太めの男女が楽しく踊る系がほとんどだったが、


学校も途中でやめさせられ10代で

会ったこともない相手とけつさせられる

以外に未来がない女の子たちが、



たまたま、レスリング狂の父親にしごかれ、

オリンピックをめざす話(実話である)。


こういう映画もあつたのか、

近年になって作られるようになったのか、

どっちだろう?


巷で言われるように、

この父親、最初から男女平等など

考えていたわけではないだろう。


女は結婚、という常識より、

単純に自分のレスリング愛の方が

強かっただけに違いない。


でも、娘の才能に対する確信と、

それを阻む女子が格闘技をすることへの、

世間の目の冷たさに、

徐々に社会正義に目覚めたのだ。


好きとオタクは世界を変えるという、

典型例。

こうじゃなければ、きっと突破できない。


#女子レスリング #世界を変える #世界を変えるオタク#女性差別 #ダンガルきっとつよくなる


11.ダンガル きっとつよくなる

監督・脚本ニテーシュ・ティワーリー、アミール・カーン、サークシー・タンワル2016.インド、140min、チネラヴイータ


*参考

こちらは、子供の頃から、DVや性的虐待を受けて育ち、17歳で結婚させられたアフガニスタンの少女が、警察官になる物語。仙台在住の漫画家井上きみどりさんの漫画である。インドもそうだが、同じような例は、ネパールでもよく聞く。誰もが、穏やかで幸せに暮らせる世界をみんなで!作っていきたい。




by terasumonnmoku | 2018-06-07 00:59 | 映画 | Comments(0)

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今、世界的に北斎がブーム(^-^)

90歳まで現役で
高みを目指し続けた北斎は

これから軒並み
少子高齢化を迎えてゆく世界の

ホープ

です(^-^)

あの、有名な、
富嶽百景を世に出したのは、
なんと、75歳。
80代では肉筆画を極め、
110歳?で、ようやく画業が成る、
予定だったらしい。


この映画の元になった大英博物館の回顧展
(beyond the great wave)は、

特に版が新しいもの
版の状態が良いものにこだわって、
集められていることが特色です。



中には、よく知られている色調と
まったく印象が異なるもの!


特にこれ!



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これの北斎監修初版バージョン、


山の色が、淡く、
軽やかなペールピンクなのです。

木々を包みこむ雲は
ペパーミントグリーン。
雲のが冴え冴えと空間に広がる感じに
驚かされます。


色調ひとつで
富士の存在の仕方も
絵の持つメッセージも、
まるで変わってしまう。


雲海に溶けていく
美しい、柔らかな山。

わたしたちの存在の、
内側にあるような、富士。

江戸時代にそのミニマムな感覚が
理解されるのは
難しかったかもしれない。




映画 9.大英博物館プレゼンツ 北斎
パトリシア・ウィートリー監督 
デビット・ホックニー、ティム・クラーク
2017.87min 英 仙台チネラヴィータ


なお!
北斎について知りたい方はこれ、おすすめです♪
北斎入門の決定版。
図版も綺麗で、読みやすいよ・笑


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・北斎 大久保純一著
角川ソフィア文庫!

by terasumonnmoku | 2018-06-03 00:26 | 映画 | Comments(0)

真理セラピスト・らくがきすと・即興ピアニスト+社会活動家(過労自死遺族/東北希望の会代表)幼少時より、生と様々な死から多くのことを学んできました。11年のセラピスト経験があり、仕事ではいのちのすばらしさについての、エナジーーワーク的なセッションやワークをしています。頭を現実的に使いながらメルヘンな世界を実現させていきたい。社会問題、スピリチュアルな仕事や宇宙のこと、日常について書いています。


by terasumonnmoku
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